バレンタインには親子でチョコレートを手作りしたいと考えている人も多いのでは? 小さな子どもでも安全に手作りできる簡単なレシピがあればうれしいですよね。
そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する調理師の加野有美(かの・ゆみ)さんに、火を使わず簡単にできる「手作りチョコレシピ」を教えてもらいました。
※電子レンジでチョコレートを溶かす作業は、必ず小まめに確認しながら行うようにしてください(一気に過熱すると、焦げたり分離するなどして、チョコレートが使用できなくなってしまう恐れがあります)
※調理時の電子レンジはすべて600Wです
※電子レンジの加熱時間は目安です。電子レンジの製品によって加熱時間が異なるので、様子をみながら調整してください
カラフルチョコカップコーン

チョコを「アイスクリーム」に見立てたカップコーン。カラフルなかわいい見た目で、お友だちやパパへのプレゼントにピッタリです!
【材料(4個分)】
・ミルクチョコレート 2枚
・ポップライス 25g
・アイス用コーンカップ 4個
・アーモンド(粉砕したもの) 30g
・トッピング用のお菓子(チョコスプレーなどお好みで)
【作り方】所要時間:15分
1. チョコレートをビニール袋に入れて、手で細かく砕く。
(※購入時の銀紙に包まれている状態でも砕けますが、銀紙がチョコと一緒に入ってしまうことがあるので気を付けましょう)

2. 1のチョコレートを耐熱容器に入れて、電子レンジで40秒加熱したあと混ぜて溶かす。再び30秒温め、塊がなくなり滑らかになるまでゴムベラでよく混ぜる。塊が残っていれば20秒ずつ温めて完全に溶かす。

3. 2のチョコレートにポップライスとアーモンドを入れてよく混ぜる。

4. チョコレートが温かいうちにアイス用コーンカップに3を入れる。お好みでかわいくトッピングして、冷蔵庫内で30分程度冷やし固めたら完成!
チョコレートはすぐに固まってきてしまうので、温かいうちに飾り付けするのがポイントです。もし固まってきた場合は、ボウルに残っているチョコレートを少し温めて、接着剤代わりに使用してください。
ミルクチョコレートだけでなく、ホワイトチョコで作ってもかわいく仕上がりますよ!
チョコクランチバー

ザクザクとした食感が楽しめる「チョコクランチ」は、食べやすくフィンガータイプのバーにするのがオススメ。チョコと材料を混ぜて固めるだけなので、簡単に作れますよ。お好みのラッピングシートで包むと、一気に華やかなギフトに仕上がります。
【材料(22本分 作りやすい量)】
・ミルクチョコレート 3枚
・コーンフレーク 50g
・マシュマロ 40g
・スライスアーモンド 40g
【作り方】所要時間:15分
1. ビニール袋に入れたチョコレートを手で細かく砕く。マシュマロは小さく手でちぎる。コーンフレークは細かく砕いておく。
2. 耐熱容器に1のチョコレートを入れて、電子レンジで40秒温めたあと混ぜて溶かす。再び30秒温め、塊がなくなり滑らかになるまでゴムベラでよく混ぜる。
3. 2のチョコレートに、1のマシュマロとコーンフレーク、スライスアーモンドを入れて、材料が均等になるようによく混ぜる。

4. 3のチョコをスプーン大さじ一杯程度とり、広げたラップの上にのせる。棒状に形を整えてラップの両端をねじる。全て出来たらバットに並べて、冷蔵庫に入れて30分程度冷やし固める。

5. ラッピング用のクッキングシートを用意したら、固めたバーをラップから外してラッピングする。
チョコレートを砕いたり、マシュマロをちぎったりする作業は、小さな子どもでも簡単にできます。バーの大きさはお好みでOK。ラッピングが面倒なときは、ラップのまま両端にリボンを付けるだけでも華やかに仕上がりますよ。
カステラポップチョコ

スポンジケーキを砕いてから丸めて作ることが多い「ポップチョコ」を鈴カステラで作るレシピです。形成する手間を省くことで簡単にできます。かわいいデコレーションをして、オリジナルのポップチョコを作りましょう。
【材料(20個分)】
・鈴カステラ 20個
・ミルクチョコレート 2枚
・ホワイトチョコレート 2枚
・牛乳 大さじ4(各大さじ2)
《飾り用》
・チョコペン 適宜
・アラザン、チョコスプレー、麦チョコなど 適宜
・ピック 20本
【作り方】所要時間:15分
1. ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートをそれぞれビニール袋に入れて、手で細かく砕く。
2. 耐熱容器を2つ用意して、1のチョコレートを別々に入れる。それぞれ電子レンジで40秒温めてから混ぜて溶かす。さらに電子レンジで30秒温めて、塊がなくなり滑らかになるまでゴムベラで混ぜる。溶けるまで繰り返す。
3. 2のチョコレートをピックに刺したカステラにスプーンでかけてコーティングする。ウサギを作りたいときは、柿の種で耳をつける。
4. 冷めないうちに飾り付けをする。

5. バットに置いて冷蔵庫で30分程度冷やし固める。ウサギの顔などチョコペンを使用するときは、チョコレートが固まってから描く。
「アラザン」など粒上のデコレーションは、チョコレートが温かいうちに行う必要がありますが、チョコペンは土台のチョコレートを冷やしたあとの方が上手に描けますよ。
どのレシピも、バレンタインチョコを初めて手作りする子どもでも気軽に挑戦できそうですね。ぜひ記事を参考に、親子で作ってみてくださいね。