
親がつれて行ってあげたい場所へ、行きましょう
小学生1〜2年生にもなると未就学児の頃と違い、落ち着いて話を聞くことができるようになり、理解する力も備わってきます。ただし「子どもだから」とか「こんなことを勉強させたいから」と考えることはせずに、まずは親御さんが興味のあるところに積極的に連れ出しましょう。例えば野球やサッカー観戦、キャンプ、登山、美術館巡りや映画鑑賞など。体つきもしっかりしてくるので野外活動は特におすすめです。さらに親御さん自身がその魅力を伝えてあげるとお子さんもより興味を持って取り組むことができますし、何より一緒に楽しめるのが最大のポイントです。またお出掛け先を決めるときは、「どういう子どもになってもらいたいか」という考えをベースに決めると良いでしょう。遊んでいる子どもを常に観察し、何に興味があるのかを判断(理解)することが大切です。何に興味があるのかを考えてあげることで次のお出かけ先のアイデアも膨らんでくるのではないでしょうか。また小さなことでも気がついて声掛けしてあげると、信頼関係も生まれ、子どものやる気にもつながります。
7歳児に適した自然遊びとは?
想像力だけでなく、創造性が見えてくる時期で、ワークショップなどに楽しく参加できます。ただ、それまでに育ってきた環境、体験が表れてくるので、子どもによって「できること」「したいこと」が大きく違うよう。それまで自然に親しまなかった子がいきなりキャンプに行っても、ゲーム機を手放さない…という場合も。そんなときは、夜にライトを持って一緒に探検するなど、少しドキドキするような体験をすることで、目線を変えてみては。(栗田先生)7歳のお出かけ行事「七五三」
7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝って、神社にお参りする行事。11月15日ですが、家族の都合に合わせて10月中旬から11月中旬くらいまの土日に行うことが多いようです。最近では満年齢に合わせて行われることが多く、7歳の女の子だけがお祝いする場合が多いようです。着物を着るのが一般的です。最近では写真館で衣装までレンタルしてくれる場合もあり、着付けから写真撮影まで一度に済ませることもできます。親や祖父母の服装は、カジュアルは避けて、母親は和装なら、訪問着、附け下げ、色無地など、洋装ならスーツやワンピースを。父親はダークスーツなどが無難です。神社でお祓いを受ける場合、事前予約が必要な場合もあるので確認を。
パパ・ママの気になるお悩みに専門家がアドバイス!
7歳のお出掛け先としておすすめの場所はありますか?
「この頃になると親と出かける場所、友達同士で出かける場所、といったように遊ぶ相手によってフィールドが変わってきます。そのため、親として連れて行きたい場所にはどんどん連れていきましょう。」(石﨑先生)
「子どもとの時間は思っている以上に短いものです。あれこれ考えず、親御さんが楽しんでいる姿をお子さんにも見せてあげましょう。」(佐藤先生)
外出先でじっとしていられない場合の対応は?
「お出かけ先で落ち着きがなくて困る、という声はよく聞きます。ですが、成長したからといって小さい頃にしていなかったことが急にできるようになるわけではありません。そこは根気よく、周りとの関わり合いの中で教えてあげましょう。また集中してないという状態は『今の状態に満足してしない』とも言えます。『なぜじっとしていられないか』ではなく、親御さん自身もお子さんが十分に体を動かして遊びを楽しみ満足しているかどうかを考えてみましょう。」(佐藤先生)「今いる場所がどういう場所なのかを説明し、じっとできなかったら帰る。親としてそういう決断も時には必要ですね。」(石﨑先生)
7歳のお出かけは、親が楽しんでいる姿を通じて好奇心や関心事の幅を広げてあげたり、子どもの興味関心を見極めて適切な場所に連れ出してあげることが大切なんですね。年を重ねるごとに、頻度が減ってくる大切な家族のお出かけ。より楽しむためには、普段から子供の様子をじっくり観察して、コミュニケーションも蜜にとっておくことが大事ということですね。
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