子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は親子の成長、夢の育みを応援します!

【親子で見たい映画・第4回】年末年始に三世代で見たい映画

2015年12月28日工藤雅子

年末年始は家族が一緒に過ごす時間が増える季節。家族全員でのんびりDVDを見るのも楽しい時間の過ごし方ですね。親子はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんまで、世代を超えて楽しめる映画5本をご紹介します。

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作)幼児から

STAND BY ME ドラえもん

<ストーリー>

原作の人気エピソードをつないで物語を再構築し、ドラえもんとのび太の出会いから別れまでを描いたシリーズ初の3DCG映画。何をやってもさえないのび太少年の前に22世紀の未来から、のび太の孫の孫にあたるセワシが現われます。未来ののび太は起業して失敗。莫大な借金を残したため、子孫たちは困りはてていました。そんなのび太の未来を変えるため、セワシが無理矢理、お世話係として連れてきたのがネコ型ロボットのドラえもんでした。のび太の世話を渋々始めたドラえもんでしたが、一緒に様々な冒険を体験するうちに、二人はかたい絆で結ばれていきます。

<おすすめポイント>

1973年にTVアニメ化されて以来、世代を越えて愛され続ける国民的アニメ「ドラえもん」シリーズ。
子どもたちにとって身近な存在のドラえもんですが、大人も子どもに戻ってぜひ一緒に楽しんでください。CGで描かれたドラえもんは立体感があってかわいらしく、タケコプターの飛行シーンは、実際に飛んでいるかのような浮遊感が味わえます。世代ごとに自分のお気に入りのTVエピソードや映画を教え合って盛り上がれるのも、ご長寿シリーズならではの楽しみ方ですね。

シンデレラ(2015年製作):幼児から

シンデレラ

<ストーリー>

両親の愛を一身に受け美しく育ったシンデレラは、ある日、最愛の母を病で亡くしてしまいます。娘のためにと父が再婚した継母は意地悪で、シンデレラを召し使い同然にこき使います。「辛いことがあっても、勇気と優しさを忘れないで。それが魔法の力になる」という母の言葉を心の支えに、明るく振る舞うシンデレラですが、ついに耐えきれずに家を飛び出します。そんなシンデレラに、森で声をかけたのは、キットと名乗る青年。城で働いているという彼と話すうちに、お互いに惹かれ合うようになるのですが…。誰もが知る「シンデレラ」の物語を豪華な衣装とセットで実写化した作品。

<おすすめポイント>

今回のシンデレラはユーモアと機転で、困難を乗り切る勇気ある女性として描かれます。「今さら、おとぎ話なんて」という大人でも、そのフレッシュなヒロイン像には共感を覚えます。これから大人になる女の子たちにとっては、理想の女性に感じられるかもしれません。12時の鐘とともに、馬車がかぼちゃに戻る場面は、最新のCG技術によってスピード感あふれるアクションシーンになっているので、男の子も楽しめますよ。


スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望(1977年製作):小学校低学年から

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望

<ストーリー>

先日、『新たなる三部作』の第1弾として、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開されたばかりの人気シリーズの、1977年に公開された1作目。遙か遠くの銀河系では、恐怖政治を敷く帝国軍に対し、反乱軍が自由と平和のための戦いを続けていました。帝国軍の宇宙要塞であるデス・スターの極秘設計図を盗み出した反乱軍でしたが、リーダーの一人レイア姫が、帝国軍に捕らえられてしまいます。しかし、設計図を託されたR2-D2とC-3POは、なんとか船から逃げ出し、ジェダイの騎士であるオビ=ワン・ケノービに助けを求めます。

<おすすめポイント>

衣装や武器などのデザインといい、物語といい、全く古びたところがなく、今見てもわくわくするSF映画の名作です。シリーズ全体を通して見ると父と息子、家族の絆が物語の軸となっているので、三世代で見るのにぴったり。一方、戦いやメカが大好きな男の子にとっては、ジェダイの騎士の戦闘シーンで登場するライトセーバー、宇宙船、ドロイドと呼ばれる高い知能を持ったロボットなど、グッとくるポイントが目白押しでしょう。

お早よう(1959年製作): 小学校低学年から

お早よう

<ストーリー>

日本を代表する名監督・小津安二郎の、昭和34年に公開されたホーム・コメディ。東京郊外、長屋のように立ち並ぶ建売住宅に父母と暮らす小学生の実と勇。同級生の間では、額を押されると「ぷっ」とおならをするギャグが流行中です。もうひとつ、ふたりが夢中なのが、どこの家でもまだ珍しかったテレビ。親に買って欲しいとねだるのですが、聞き入れてもらえず、二人は誰とも口をきかないという「だんまり作戦」に出るのですが…。

<おすすめポイント>

古くて難しいと思われがちですが、実は生き生きとした子どもが登場するユーモアあふれる作品をいくつも作っている小津監督。テレビを買って欲しいとねだる子どもや、そんな子どもに手を焼く親たちの姿は今も変わらず身近に感じられます。おじいちゃん、おばあちゃんには懐かしい昭和の風景も、子どもたち、そして親世代にとっても目新しく、当時の生活をおじいちゃん、おばあちゃんに聞いてみるなど、親子三世代で会話がはずむことでしょう。


ひまわりと子犬の7日間(2013年製作):小学校低学年から

ひまわりと子犬の7日間

<ストーリー>

妻を亡くし、子ども二人を男手ひとつで育てる神崎は、保健所で野犬管理の仕事をしています。ある日、母犬と生まれたばかりの3匹の子犬が連れて来られるのですが、母犬は人間を警戒してなつきません。引き取ってくれる里親が見つからなければ、犬たちは処分されてしまうという厳しい現実と向き合いながらも神崎は、母犬がかつては人間に飼われ、愛された記憶があると信じて世話を続けます。7日という期限が迫る中、神崎は母犬の心を開かせ、子犬たちの命を守ることができるのでしょうか?

<おすすめポイント>

娘の里美に「里親が見つからない犬はどうなるの?」と聞かれて、神崎はうまく答えることができません。しかし、娘とまっすぐ向き合い、一緒に命の意味を考えようとする彼の姿に深く胸を打たれます。そんな親子を見守る祖母の存在も物語に奥行きを与えます。題名の「ひまわり」は、里美がもう一度太陽の下で生きていけるようにと、母犬につける名前です。家族で命の大切さについて考えることのできる感動作です。

様々な時代に作られた作品を、異なる世代で一緒に楽しむことができるのが映画のいいところのひとつ。お互いの感想を伝え合うことで、家族の知らなかった一面を発見することができるかもしれませんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • RSS
  • follow us in feedly
  • チェック

ライター紹介

工藤雅子

23年間にわたり東京テアトル株式会社にて映画買付、宣伝等にかかわる。退職後、株式会社チャイルド・フィルムを設立し、親子のための映画HP「こども映画プラス」(http://www.kodomoeiga-plus.jp)をスタート。共著に「『こどもと映画』を考える」(キネマ旬報社)、「こども映画教室のすすめ」(春秋社)がある。

ライターの最新記事