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凧名人の「よく飛ぶ凧」のつくり方ガイド!子どもと手作り!

掲載日: 2015年1月17日更新日: 2023年12月22日大下孝枝

ストロー、発泡トレイ、不織布など、家のどこかにありそうな材料で、子どもと一緒に簡単に凧を作りたい! ということで、各地で開催される子ども凧あげ大会で凧名人に聞いてみました!

自宅にあるもので、よく飛ぶ凧のつくり方とは?

ストロー、発泡トレイ、不織布など、家のどこかにありそうな材料で、子どもと一緒に簡単に凧を作りたい! そんなことを思って凧作りをしましたが…思ったほど飛びませんでした。という声を、ときどき聞くことがあります。実は我が家も同じパターンでした。

家の中で子どもと凧をつくる材料を探してみたら?

子どもが家中を探して出してきた凧の材料がこちらです。

お得・格安イベントガイド!パパ&ママは絶対チェック!

【これでできるかな? 家の中で探した凧の材料】

凧本体の材料・・・ビニール袋・紙皿・不織布・発泡スチロール
凧の骨の材料・・・・・・ストロー
凧の糸の材料・・・・・麻紐・毛糸

【作ってみた凧がこちら】

全く飛ばないわけではありませんが、どれも今ひとつ。

どうしたらいいかしら…?と悩んでいたところ、各地で子ども向けに凧作り教室や凧あげ大会が開催されていること、そこには、凧名人たちや凧ファンが集まっていることを知り、よく飛ぶ凧の作り方を求めて出かけました。結果は……?


凧あげ大会で凧名人たちに相談に出かけてみました!

出かけたのは、武蔵野中央公園で開催されていた、子ども凧あげ大会。凧名人や、凧ファンの皆さんが集まる大会です。

凧名人たちの答えは、、、ポイントに注意して作ろう!

持参した手作り凧を見て凧名人たちは、この方法でなければいけないということはないけれど、改良の1つの方法として、子どもにもわかりやすい、作るときの注意点を教えてくれました。

【凧のつくり方ポイント(1)】軽い材料を使おう!

「凧をつくるときは、なるべく軽い材料を選ぶと作りやすく、不織布やビニール袋を選んでいるのはいいと思うよ。」

【凧のつくり方ポイント(2)】ストローを使う時の注意点があるよ!

「凧の骨はまっすぐなほうがいいね。この凧のように、L字に曲がるストローを骨として使う時には、曲がる部分を避けて、まっすぐな部分を使うようにしたほうがいいかもしれないね。軽くてまっすぐなので竹ひごを使うのもおすすめだよ。」

【凧のつくり方ポイント(3)】バランスは重要!

「凧は、バランスがとれていることが重要だよ。この凧は、左右のバランスがとれていないので、凧の骨の位置を修正して、バランスがとれるようにしてみよう。」

【凧のつくり方ポイント(4)】紐を結ぶポイントに注意!

「凧を紐でひっぱる位置は、凧の高さの2/5〜1/3程度の場所の上がおすすめ。子どもが作るなら、1/3程度が作りやすいかもしれないね。」

【凧のつくり方ポイント(5)】紐の長さにも気をつけて!

「2本の紐の長さが少し短いかもしれないね。紐の長さは、凧の縦の長さの2倍程度をひとつの目安にしてもいいね。」


ポイントを抑えた簡単なよく飛ぶ!「ぐにゃぐにゃ凧(レジ袋凧)」の作り方!

凧名人に教えてもらったポイントをおさえた、失敗のないぐにゃぐにゃ凧(レジ袋凧)のつくり方をご紹介します。

【材料】
型紙にする長方形の紙/ストロー/スーパーのビニール袋/糸(タコ糸、毛糸などの軽い糸)
【道具】
はさみ/セロハンテープ/マジック

【凧の作り方(1)作りたい凧の大きさの型紙を作ります】

まず、凧の型紙をつくります。作りたいサイズの長方形の紙を縦に3等分に折ります。こうすることで、凧をひもでひっぱる位置を凧の高さの1/3の場所にすることができます。

【凧の作り方(2)型紙を折って印をつけます】

(1)の紙をさらに、横に4等分に折ります。左右のバランスがきちんととれるように(1)と(2)はきちんと折ります。

【凧の作り方(3)型紙完成します】

(1)(2)で12等分された紙に上の写真のように線を引き、型紙が完成です。

【凧の作り方(4)型紙を切ります】

型紙をはさみで切り出します。

【凧の作り方(5)型紙でレジ袋で作ったビニールシートに印をつけます】

型紙をビニール袋にセロハンテープではりつけて動かないようにして、マジックで型紙通りの印をつけ、レジ袋を切ります。

【凧の作り方(6)骨と紐をつけます】

左右天地均等に、まっすぐに骨をつけ、縦の長さ(この凧の場合は骨の長さにあたります)のおよそ2倍の紐を結びます。

【完成! 飛ばしてみよう!】

風がない家の廊下のごく短い距離でも高く飛ぶ凧が完成しました!

手作り凧キット一覧ぐにゃぐにゃ凧から、和凧まで!(外部リンク)

【コラム 凧に絵柄をつける時のワザ!】ビニールの下に子どもの好きな絵を置いてなぞろう!

凧に柄をつけるとき、子どもが凧に思ったように絵が描けずに、シールを貼りたいと言ったので、最初はシールで凧を飾りました。しかし、これだとどうしても、凧に重さがでてしまいます。凧イベントでは、そんな子どもたちでもスムーズに絵がかけるように、ビニールの下にしいてなぞる、こんな絵柄が用意されていました。

柄をなぞるのは、子どもたちが大好きな作業のひとつ。こんな方法もお家でも取り入れてみるといいですね。


凧が出来たら、公園や川原で思いっきり凧を飛ばそう!

凧ができたら電線にかかる心配のない広い公園や川原へ出かけて、思いっきり走り回るといいですね。

いこーよで総合公園を探すいこーよで凧あげ・凧作りイベントを探す

【幼稚園や保育園の子どもにおすすめ!】画用紙凧の作り方!

ビニールやはさみの扱いがまだまだ難しい、幼稚園の年少さんや保育園の子どもたちには、こんな画用紙凧もすすめです。

凧の上部1/3程度のところに、ストローを使って糸をつけるとよく飛ぶ凧がつくれます。

【コラム 凧と糸を結びつけるワザ!】しっかり結びついた凧と糸巻を簡単に分けられる結び方

いろいろな凧を作るとき、凧と糸巻がしっかり結びついているけれど、簡単に外せる結び方があれば、糸巻1つでいろいろな凧を試すことができます。そんな結び方をご紹介します。

凧の糸と糸巻の糸のそれぞれに輪をつくります

凧には1つ、糸巻には大小2つの輪をつくります。糸巻の大きい輪に手を入れます。

糸巻の大きい輪に指を入れます

糸巻の大きい方の輪に親指と人差し指をいれて広げ、指を返します。

糸巻の大きい輪で更に2つの輪をつくります

糸巻の大きい輪で作った輪を重ね、その輪に凧の輪を入れ、ゆっくり糸巻の輪を小さくしていきます。

出来上がり!

しっかりひっぱると、凧と糸巻はしっかり結びついているけれど、凧の輪と糸巻の輪をひっぱると、結び目が簡単にほどける結び方の出来上がりです!

【取材協力】

武蔵野中央公園

住所 :武蔵野市八幡町2-24-22
TEL :0422−54−1884

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ライター紹介

大下孝枝

「いこーよ」編集部。いこーよサイト編集とタイアップを中心に担当。 モンテッソーリ教育教師 小学生の女の子二人のママです。 子どもと一緒にお出かけすることが好き!お料理するのが好き! 子どもと一緒に成長していきたい、一緒に幸せな体験沢山していきたいと願っています。

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