一緒に遊びに行ったり、育児の悩みを共有したり。日々子どもと向き合う仲間である「ママ友」。しかし、場合によっては価値観や距離感のギャップにモヤモヤしてしまうことも…。今回は、「いこーよ」ユーザーのみなさんに、ママ友と付き合う上で困った経験や実践している工夫について聞いてみました。
3割以上の人がママ友との関係に悩んだ経験アリ

アンケートを実施したところ、ママ友とのお付き合いにおいて、困ったり悩んだりした経験がある人は33%という結果に。3人に1人が、何らかのストレスを感じたことがあるのが分かります。実際にどんな部分にストレスを感じているのかを聞いてみました。
「距離感が難しい。年代も違うし、どこまで関わっていいか分からない」(まるさん/10歳と8歳の女の子のママ)
「金銭感覚の違いや家庭環境の違いから、結局は疎遠になる」(M.Yさん/12歳の男の子と女の子のママ)
「今までは自分の気が合う人だけと付き合えば良かったけど、保育園のママ友付き合いは子どものことも考えなくてはならず大変」(mayaさん/4歳の男の子と1歳の女の子のママ)
「ママたちが一斉にお迎えに行く幼稚園だったので、待ち時間が大変でした。集団でお喋りするのも苦手なのでしんどかったです」(mokoさん/5歳と2歳の男の子のママ)
年齢や価値観など、あらゆる面において違う人たちが集まるのにも関わらず、大勢で交流・行動する機会も多いところが、ママ友関係の難しい点なのかもしれません。
ランチ、送迎、LINE…ママ友トラブルのリアル

続いて、みなさんの実体験や対処法について、具体的なエピソードをご紹介します。
「早朝など、こちらが忙しく身支度も整っていない時間に突然家に来られたり、外出に誘われたりしたのには困りました。あからさまにならないよう、それとなく距離を置いてみたところ、先方も少しずつ距離を置いてくれました」(アイコさん/9歳の男の子と7歳と1歳の女の子のママ)
「好意からなのですが、雨の日などに車に乗せて送ってあげると言われる。うちの子どもたちの分のチャイルドシートはなく、もし事故にあったらと思うと怖い。毎回、『子どもたちが雨の中を歩くのが好きだから歩いて行く』と断っています」(A.Aさん/6歳の男の子と4歳の女の子のママ)
「みんなで食事に行くことになった時に、それぞれ金銭感覚が違うのでお店選びにとても時間がかかります。結局安くも高くもないお店をいくつか見つけて、その中からみんなで選んで決めました」(ナプンツェルさん/5歳の男の子と3歳の女の子のママ)
「悪口を聞いたり、ドタキャンされたりしたこと。悪口にはあまり同調せず、話を変えた。ドタキャンする方とは付き合うこと自体をやめた」(M.Mさん/3歳の女の子のママ)
「LINEのやりとりでいざこざが起こり、めんどくさくなったため、直接話し合うようにした」(N.Yさん/6歳と3歳の女の子のママ)
「メールのやりとりでニュアンスの違いからくる誤解や、少し踏み込んだ質問に対して、相手を嫌な気持ちにさせずに上手くかわす文章の打ち方に苦慮しました。解決方法としては、できるだけ誤解のないような言葉選びをすることや、まぎらわしい絵文字を使用しないことを実践するようにしました」(りりぽんさん/1歳の女の子のママ)
やはり、それぞれの育児方針や生活スタイルへの理解不足から、すれ違いが生じるケースが目立ちます。また、ネガティブな発言ばかりするような相手との接し方や、LINEやSNSといったコミュニケーションツールでのやりとりに悩んでいる人も。いろいろな対処法が挙げられた一方で、「まだ解決策が見つからない」という声も複数見受けられました。
気が進まない時の上手な断り方とは?

それでは、みなさんはママ友から気乗りしないお誘いやお願いがあった場合、どんな風に断っているのでしょうか。
「普通に、『今日は予定あるからごめんね』と言います」(みゆちるみちるさん/8歳の女の子のママ)
「仕事が急に入ることがあるので〜とごまかす」(紫さん/2歳の男の子のママ)
「次女がまだ小さいので、ほとんどの理由が次女の体調不良です。『先週熱を出していたので、まだ外出させるのが怖くて…』など」(アイコさん/9歳の男の子と7歳と1歳の女の子のママ)
「『主人がダメだと言っている』と、主人のせいにする」(mariさん/2歳の女の子のママ)
「実家を理由にします。親と約束してるからとか。お願いに対しては、自分が頼んだら相手も同じことをするかで判断」(きのこさん/5歳の男の子のママ)
「ランチなどのお誘いは、都合が悪い、今月は金銭的にちょっと厳しいかも、と言って断ります」(I.Rさん/10歳と7歳の女の子のママ)
先約などがあるなど、無難な理由をつけて断る人がほとんどでした。いずれの回答からも、相手を不快にさせないための大人の気遣いが感じられます。また、断った経験のない人からは、「誘ってもらえるのはありがたい」「行ってみると意外と楽しい」といったポジティブな回答も寄せられました。
母親になって初めて経験する、「ママ友」との出会い。大人になってから人間関係を広げられるという意味では、チャンスと言えるかもしれません。お互いにとって心地よい距離感を見つけて、上手なお付き合いを続けられるといいですよね。