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足の成長にも影響大!? 安全で快適な子ども用サンダルの選び方

夏に海やプールで履くサンダルといえば、まず思い浮かぶのがビーチサンダル。でも、子どもはかかとのない靴はすぐに脱げてしまって上手に歩けません。そこで、成長過程にある子どもの足の特徴と、安全で快適なサンダル選びのポイントについて、子ども靴メーカー・IFME(イフミー)に聞きました。

4歳以下はビーチサンダルより、かかとがある靴選びを

そもそも、どうして子どもは、かかとのない靴が苦手なのでしょうか。

「子どもの足は大人に比べてまだまだ未発達です。特に未就学児くらいの年齢だと、かかと自体がまだ安定していないので、かかとのない靴だと上手に歩けないのです。」

こう答えてくれたのは、子供靴ブランドIFMEの広報担当、浮島寿彦さん。

「赤ちゃんの足は、軟骨という柔らかい骨でできています。それが成長とともに少しずつ硬くなっていき、ある程度硬い骨が揃うのは4歳頃。さらに、土ふまずなどが形成され、大人と同じ足の構造になるのは11歳頃と言われています。」

骨自体が柔らかく、かかとが安定していないと、かかとからつま先への重心移動がまだ上手にできないそう。そのため、特に4歳頃までは、かかとを保護する形状の靴でないと歩きにくいのです。


安全で快適に履ける靴選びのポイントは?

大人とは違い、まだまだ発達段階にある子どもの足。では、子どもが安全で快適に履ける靴とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

「サンダルに限らず、子どもの靴を選ぶ上で大切なポイントは、大きく以下の3つです。」

  • かかとを保護する形であること
  • 履いた時、つま先部分に “あそび”があること
  • 屈曲性のある柔らかいソールであること・着脱が簡単にできること

つま先に“あそび”のある靴が基本

靴のサイズは「足の長さ」+5mm〜8mmがベスト!IFMEの公式サイトでは、子どもの足のサイズを計れるオリジナルスケールの無料ダウンロードもできます。

中でも、つま先部分に“あそび”がある靴を選ぶことが重要だと浮島さん。

「つま先が靴の先端にギリギリだと、歩くことで爪が圧迫され、つま先を傷めてしまう可能性があります。とはいえ、あまり大きすぎても歩きにくいので、5mm〜8mmを目安に、先端にあそびのある靴を選んであげてください。」

しかし、新しい靴を選ぶとき、靴を履いた状態では、どれくらいつま先に余裕があるのか、外から判断するのは難しいもの…。簡単に見極められる方法はないのでしょうか。

「ほとんどの靴は中敷きが外せるようになっています。ですから、店頭で中敷を外し、その上に子どもの足を重ねれば、簡単にあそびの幅を確認できますよ。」

それならママの目で、ちゃんとつま先部分の余裕を確認できそう!

子どもの足は半年で約5mm成長します。気付かないうちに靴がきつくなっていないか、定期的に確認してあげることも大切ですよ。」

“裸足に近い感覚”で歩けること

また、子どもの足の成長のためには、ソールの堅さも重要なのだとか。

「子どもの足の成長のためには、足の裏にアーチができるようサポートしてあげることが大切です。なぜならアーチは、着地時の緩衝材の役割を持っているからです。」

大人と同じように歩いたり、ジャンプして無事に着地できるのは、足の裏のアーチがクッションのような役割をしてくれるおかげ。そしてアーチは、足の指を動かすことで形ができてくるそうです。

「足の指を使いながら歩くことで、足裏の筋肉が刺激され、土ふまずのアーチの形成が促されます。ですから本来は、裸足で歩いているのに近い感覚で履ける靴がベスト。足の動きに合わせて靴底の前部分がよく曲がるようなソールを選んであげてください。」


シチュエーション別サンダルの選び方

「かかとを保護する形」「つま先にあそびがあるもの」「柔らかいソールであること」が子どもの靴を選ぶときのポイント。それを踏まえた上で、水遊び用や普段のお出かけ用など、シチュエーション別のサンダルの選び方を浮島さんに教えてもらいました。

水遊び用サンダル

オープンタイプのベビー用サンダル、「水抜きソール」と速乾素材で水に濡れても足もとは快適です。夏の水遊びに最適!
  • 靴の中に入った水がすぐ排出する構造になっているもの
  • 速乾性のあるもの

中敷きや靴底に、水を排出するための穴がたくさん空いているものなら、靴の中に水が溜まりにくいので歩きやすさを損ねません。さらに、メッシュ素材などで速乾性に優れたものなら、長時間水遊びをしていても、靴の中が蒸れにくくて快適です。

海など、磯遊び用サンダル(マリンシューズ)

  • 靴底にある程度厚みがあるもの
  • ソールの溝が深いもの

ゴツゴツした岩場などの上を歩く場合、靴底があまり薄いと靴が破れてしまう恐れがあるので注意が必要です。また、ソールの溝が深い靴なら、不安定な足場でも靴が地面を噛みこむように歩けるので安定感が増します。

街歩き用サンダル

  • 通気性がよく、丈夫な素材のもの

丈夫でしっかりとした素材を使ったものがおすすめです。厚底であったり、かかとが高いヒール靴などは、地面の感覚を足が捉えにくいので、歩行がまだ未熟な子どもには不適切。ファッション性よりも歩きやすさを重視して選びましょう。


子どもの足の成長にも大きな影響を与える靴選び。夏本番に向けて、購入を検討中の方はぜひこうしたポイントに注意して、子どもの足に合うサンダル探しを心がけましょう。

お話を聞いたのは…

  • 浮島寿彦さん

    株式会社丸紅フットウエア プロダクト事業部 マーケティングマネージャー。子どもの足の健やかな成長をサポートすることをブランドコンセプトに、子育てに奔走するママ達を少しでも支援できよう、着脱のしやすさ、収納の簡単さ、ソール前部の屈曲性の良さに注力した機能商品を、買い求めやすい価格で提供できるよう注力している。

  • IFME(イフミー)公式サイト
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ライター紹介

近藤 浩己

1974年生まれ。ライターズオフィス「おふぃす・ともとも」のライター。トラック運転手からネイルアーティストまでさまざまな職を経験。しかし幼い頃から夢だった「書くことを仕事にしたい!」という思いが捨てきれずライターに。美容・ファッション系ライティングが得意だが、野球と柔道も好き。一児の母。

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