小さい子どもや赤ちゃんをキャンプに連れて行って、楽しめるのかな……? そんな心配をしているアウトドア派のパパやママも少なくないかもしれません。でも、大丈夫。いつもと違う環境やきれいな風景に、子どもたちは興味いっぱい。手ぶらで初心者でも楽しめるキャンプイベントを企画し、赤ちゃんと一緒のママキャンプも主催しているcammocの三沢真実さんに、乳幼児と一緒のキャンプの楽しみ方を教えてもらいました。
楽しみ方1-ゲームや音が出るおもちゃは 持っていかない!

「音が出るおもちゃやゲームは持っていかないようにしましょう。『子供が飽きてしまったらどうしよう……』と心配になるかもしれませんが、絶対に飽きません!」(三沢さん)
せっかくキャンプに来たのに、こうしたおもちゃに集中して周囲が見えなくなってしまうのがむしろ、もったいないこと。大人も携帯をなるべくオフにして、とことん子どもと一緒にキャンプを満喫しましょう。
キャンプに持っていくのにおすすめのおもちゃは?
- シャボン玉
- ボール
- なわとび
- フリスビー
- 折り紙
キャンプに遊び道具を持っていくなら、シャボン玉やボールが○。全身を使って大きいシャボン玉をつくったり、ボールを投げ合って遊ぶのも子どもたちは大好き。赤ちゃんなら、大きめのソフトな素材のボールをころころ転がすだけでも楽しめます。
楽しみ方2-みんな大好き!ハンモックでゆらゆら〜
子どもたちがみんな大好きなのが、ハンモック。cammocのキャンプイベントでも必ず持っていきます。ハンモックというと、木にひもを結びつけて利用するイメージですが 、最近では自立式ものもあり、さまざまなシーンで使えるようになっています。ただし、揺らし過ぎると倒れる場合もあるので、必ず大人が見守って。
続いては、楽しみ方3 子どもが大喜びするグッズを使った楽しみ方
楽しみ方3-墨や絵の具でダイナミックにお絵かきも!

大きな紙に墨や絵の具でお絵かきしたり、自分の顔に猫のヒゲを描いたり……など、ダイナミックの楽しみ方ができるのもアウトドアならでは。墨であれば近くに川があればその場で洗い流すこともできます。
お絵かきをする場合は、事前に近くの日帰り温泉施設を探しておくといいでしょう。温泉やシャワールーム付きのキャンプ場もあります。
※アクリル絵の具を使用した場合は、川等で洗い流すことは自然のためにもやめましょう。
楽しみ方4-手でつまめる水、「Ooho」は キャンプでも人気
最近、自由研究の題材などとしても注目されている、手で持てる水「Ooho」。水の表面を固形化して持てるようにしたもので、ロンドンの大学院生らによって発明されたそう。原料は塩化カルシウムと海藻成分とのことで無害。その不思議な感触は、キャンプ中の子どもたちにも大人気。透明なボウルを何個か用意して、コップに移したり、食紅を入れてカラフルにして楽しめます。室内に比べて後片付けもラクです!
手で持てる水「Ooho!」の作り方!楽しみ方5-ランタンの明かりで 絵本を読み聞かせ

夜、星空の下やテントの中で絵本の読み聞かせをするのは、キャンプならではの経験。キャンプの夜、子どもはキャンプに興奮して眠れないか、遊び疲れてパタッと眠ってしまうかのどちらか。眠れないときには、ランタンの明かりでお気に入りの絵本を読んであげると、たかぶった気持ちが落ち着いて眠りやすくなります。
最後に、パパとママに心がけてほしい、一番大切なことを三沢さんが紹介!
楽しみ方6-「子どものために」と考えすぎず、 まずパパやママが楽しもう!

大事なのは「子どものために」と考えすぎず、とにかく自分たちが楽しむこと! 赤ちゃんや小さい子どもは、楽しい雰囲気が大好き。パパやママがその場を楽しみ、おおらかな気持ちでいると、赤ちゃんや子どもにもうれしい気持ちが伝わり、親子の笑顔が自然に増えます。
自然の中での時間が、ママの気持ちも安らかに!
cammocが主催するキャンプイベントに参加したお母さん方からは「普段は子どものちょっとしたことで怒ったり、イライラしていたのに、キャンプに来たら全然気にならなくなった」という声がよく聞かれるそう。気持ちにゆとりが生まれ、赤ちゃんが泣いてもイライラせず、我が子が伝えたいことを受け止められるようになると、親子の情緒が安定して信頼関係が深まるはずです。
パパもママも子どもと一緒に走り回ろう!
子どもと一緒に大人も裸足になって走ったり、川に入ったり……と、思いっきり遊ぶことも、もちろん大切。雨が降ってきたらテントの中に入って雨音を一緒に聞くだけでも楽しいもの。わざわざ遊ぶための道具を用意していかなくても、その場にあるものを楽しむのがキャンプの醍醐味です!