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ママパパの声「万博」関西の子育て世帯[行く]過半数超え 関東は16.5%…楽しみ方は?

掲載日: 2025年4月9日更新日: 2025年4月11日いこーよファミリーラボ 大下孝枝

2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで、いよいよ「EXPO 2025 大阪・関西万博」が開催されます。ニュースなどでもパビリオンやイベントの話題が増加中! 
184日間の開催期間にゴールデンウィークや夏休みを含むため、おでかけを計画中のファミリーも多いはず! 

アンケート調査や取材からリアルな親子の行動を浮き彫りにする「いこーよファミリーラボ」では、子育て世帯のお出かけ意欲はどうなっているのか? 万博のおでかけ動向を調査・分析した結果をご紹介します。

【この記事の内容ダイジェスト】
全国の子育て世帯を調査したところ、開催前でありながらも大阪・関西万博に「行く・行くつもりで検討中」と答えた子育て世帯は約26%いました。エリア別に集計すると「行く・行くつもりで検討中」と回答したのは、関西在住者では53.7% 関東在住者では16.5%となり地域による温度差が大きくでています。

「大阪・関西万博」子育て世帯の「楽しみ方」動向

  • 全国の子育て世帯の約26%が「行く・行く予定」
  • 関西の子育て世帯、万博に「行く」派が50%超え 関東は16.5%と低調
  • 59.94%が「夏休み前までに行く」
  • 万博に親はワクワク 子供には情報届かず? 家庭内に温度差
  • 万博はサクッと「日帰り予定」が7割! 
  • 関西以外の子育て世帯は二の足 費用と移動がネック
  • 物価やホテル代の高騰に負けない! お得情報と子供が喜ぶイベント情報の収集がポイント!

【調査概要】
調査方法: インターネットアンケート
調査地域: 全国
対象者: 「いこーよ」会員
調査期間:2025年3月27日(木)〜4月2日(水)
サンプル数:435
※グラフの構成比は小数点以下第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならないものがあります

【万博・子育て世帯の関心度】開催前から高まり! 全国の子育て世帯の約26%が「行く・行く予定」「決めていない」は約15%

まず全国の子育て世帯に「『EXPO 2025 大阪・関西万博』に家族で行く予定がありますか?」という質問を行いました。

最も多かったのは「行く予定はない」の59.1%でした。一方で、家族で「行く予定がある」と答えた家庭は13.3%、「行くつもりで検討中」が12.2%で、合わせて約26%のファミリーが大阪・関西万博に行くことを決定もしくは前向きに検討しています。一方で「決めていない」子育て世帯も15.4%おり、この世帯の動向が注目されます。

【万博・関心度地域差大】関西の子育て世帯、万博に「行く」派が50%超え 関東は16.5%と低調

エリア別の集計もしてみると、「行く」派は日帰り圏内の関西地方で53.73%、関東地方で16.52%となり、関西在住者では圧倒的に「行く」派が多くなっています。

一方で開催地に近い関西在住者でも約3割(29.85%)が行く予定がないと回答しており、費用感や距離だけでなくイベント内容なども万博訪問の判断材料になっていると考えられます。

【万博・いつ行く?】夏前が勝負!? 子育て世帯6割が「早めのおでかけ」を検討中

大阪・関西万博へのおでかけ時期を聞いた質問では、「GW後(5月半ば〜7月半ば)」が22.34%でトップとなっています。これに「開始直後(12.77%)」「GW中(13.83%)」を合計すると約6割(59.94%)が「夏休み前までに行く」ことを検討しています。

GW(4月末〜5月前半)と夏休み(7月半ばごろ)の長期休暇期間を合算すると32.98%となり、子供の学校が休みで保護者も休暇をとりやすいGWや夏休みに行く予定のファミリーは約3割です。

\万博「いつ行く?」ママパパの口コミ/

\「夏休み前派」の意見/
●「せっかく住んでいる大阪での開催なので真っ先に行きたいからです。とっても楽しみです」
●「子連れなので人ごみをさけていきたい!」
●「梅雨に入る前に」
●「季節か良く学校が連続した休日だから」
●「開幕式に行きたいから」
\「夏休み派」の意見/
●「遠いので夏休みに泊まりがけて行きたい」
●「私の夏休みと子供の夏休みに合わせて行こう思っている」
●「帰省を兼ねて」
●「家族揃った休みがそこしかないから」
\「夏休み後派」の意見/
●「暑い時期は、疲れるから」
●「真夏と梅雨は、避けたいから」
●「初めは人が集まり過ぎて混んでそうだし色々な情報が入っている方が回りやすいと思うので」
●「少し落ち着いたかな?と言う時期、かつ熱中症が心配だから夏は避けたい」
●「最初は混むので少しおさまってから行きたい。バスツアーに申し込むつもりしています」

【万博・おでかけ目的】万博に親はワクワク 子供には情報届かず? 家庭内の温度差が浮き彫りに

家族で大阪・関西万博に行く目的として最も多かったのは「子供に貴重な体験をさせたいから」。次いで「家族の思い出作りのため」、「世界各国の展示や最新技術を家族で見たいから」と続きました。子育て世帯にとって大阪・関西万博は「ここでしかできない体験」ができたり、「家族の絆を深める機会」として捉えられていることがわかります。

一方で、「子供自身が行きたがっているから」の順位が低いことから、参加の決定は親の意向が強く影響していることが伺えます。
背景には教育的価値の高いイベントやパビリオンの内容が親には届いているものの、子供が自ら「行きたい」と思うような情報が子供に届いていないことも考えられます。

以下で「行く・行く予定」と決めているファミリーの楽しみにしている内容についてのフリーコメントを紹介しています。こちらでは行くことは決めているものの「子供と何が楽しめるか情報がなくてわからないが期待して行く」という内容のコメントが見られます。親サイドではより深い万博のコンテンツ情報を求めていることがうかがえます。

\万博「行く」派のママパパの声&口コミ/

  • 「ロボットやAIや近代的なものをとても楽しみにしているが、具体的なものはよく分からない」
  • 「息子は機械系の分解とか中の仕組みが知りたい子なのでテクノロジーの展示や最新のロボットなど見たい」
  • 「詳しいことは分からないけれど万博 というものに初めて行ってみたいという気持ちなんだと思います」
  • 「まだ全然どんなパビリオンがあるか内容を調べられていないのでこれからガイドブックなど購入して計画立てたいと思っています」
  • 「近未来を感じられるものを体験したい!空飛ぶ車などのモビリティやAI関連などもどんなものがあるかとても楽しみです」
  • 「特に シグネチャーパビリオンは子供に体験させたいと思っています」
  • 「(親の)私は愛知万博に行って楽しかったので娘も体験してもらえたらうれしい」
  • 「子供が喜びそうなパビリオンを回りたい」
  • 「おばけワンダーランド、ノモの国、住友館など、こどもが自分で体験できるところに行きたい」
  • 「落合さんの自分のアバターを作れるプログラムは楽しみにしています」
  • 「最新のテクノロジーで、自分たちが知らない世界を目の当たりにできたらと楽しみにしています」
  • 「ノモの国や三菱未来館、住友館、パソナ館、日本館、夜のショー」

【万博・ママパパ注目パビリオン&イベント】子供がワクワクする最新技術&環境学習プログラム

楽しみにしている内容では大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」につながる「最新テクノロジーの展示(ロボット・AIなど)」、「世界各国のパビリオンや文化展示」、「科学実験や環境学習などの体験プログラム」が上位に並びました。

子育て世帯は、最新技術やグローバルな視野にふれられる点を「万博でしかできない体験」として評価しており、ここにも親の意向が感じられます。

また、子供が楽しめる「アトラクションや乗り物の体験」や「会場内でのグルメ」は比較的順位が低いものの、一定の支持を得ており、親が求める教育的体験と子供が楽しめる要素の両方が求められています。

【万博・滞在時間】サクッと「日帰り予定」が7割! じっくり「2日以上」は少数派


大阪・関西万博の滞在時間についても聞きました。

全国で見ると「半日〜1日」の日帰りで行く予定の子育て世帯が72.34%と圧倒的に多くなっており、2日以上を予定している子育て世帯は少なく(2日:14.89%、3日以上:3.19%)なっています。

滞在予定を関西・関東のエリア別で見てみると、関西在住者は「半日〜1日」の短時間滞在が大半をしめます。一方で、関東在住者は「2日」や「3日以上」などの長めの滞在を予定する人も一定数見られました。「せっかくならじっくり楽しみたい」という意識がうかがえます。

【万博・行かない理由】関西以外の子育て世帯は二の足 費用と移動がネック

「予定がない・まだ決めていない」子育て世帯にその理由も尋ねました。その結果、行かない理由としては「費用がかかりすぎるため(旅費・入場料など)」が最多、次いで「大阪までの距離が遠く、移動が大変」という結果となりました。
展示への興味や、混雑、暑さへの心配は、費用面や距離のハードルに比べると限定的だと言えます。

関西・関東のエリア別で行かない理由を見ていくと、関西在住者の行かない理由1位は「会場の混雑や待ち時間が心配なため」となりました。一方関東在住者の1位は「費用がかかりすぎるため」2位が「大阪までの距離が遠く移動が大変なため」となり、大阪へ日帰りできないエリアの子育て世帯にとって、費用と距離の壁が大きいことがうかがえます。

また全国でも関西、関東でも3位は「大阪万博の内容に興味が持てないため」となっています。魅力的なパビリオンやイベントの情報が子育て世帯に届いていない可能性がここでも考えられます。

\万博「行かない」派のママパパの口コミ/

  • 「どんな展示があるか詳しく知らず、小1の息子を連れてどこまで理解できるのか分からず、漠然としたまま費用を出すに値するか悩ましいため」
  • 「テレビ以外で万博についての情報を見ないので、あまりよくわからない。子連れでも行けるのか、子どもが行っても楽しめるのか情報がわからない」
  • 「子供が楽しめるか、休憩や食事、トイレやおむつ替えなどの情報。実際に乳幼児連れで訪れた人の口コミレビューを見てから検討したい」
  • 「駐車場や飲食が高いというニュースもあり、家族で行くにはハードルが高いと感じる」
  • 「交通費、宿泊費、現地でのチケット代等 どのくらいかけたら満足いく内容になるのかが分からない」

【万博・楽しむコツ】物価やホテル代の高騰に負けない! 万博行くならお得情報と子供が喜ぶイベント情報の収集がポイント!

全国の子育て世帯を対象にした調査では、開幕前の時点で大阪・関西万博に「行く」と決めている家庭は約26%にのぼりました。 なかでも関西在住の家庭に限ると、「行く・行くつもりで検討中」と答えた割合は過半数を超えており、地元では万博への関心が高いことがわかります。

「行く」と答えた家庭の多くは、“万博でしか体験できない”最新技術や海外パビリオンなどに魅力を感じています。 一方で、費用や移動距離の負担から「行かない」と判断する家庭も少なくなく、物価上昇やインバウンド客の増加による宿泊費の高騰も、そのハードルを上げています。

さらに、大阪・関西万博への親の期待に対して子どもの関心はやや低め。子育て世帯に向けては、入場料の割引情報やコスパの良い民泊などの宿泊手段の紹介、そして子供自身が「行きたい」と思えるような魅力的なパビリオンやイベントの情報発信が今後のカギになりそうです。

「民泊」は満足度、リピート意向ともに9割超えとなっており、リーズナブル&周囲に気兼ねなく滞在そのものを楽しめる点で、ホテルに次ぐ宿泊として存在感を増しています。ママパパがどんな風に民泊を選び、家族旅行を楽しんでいるかは、以下の記事をチェック!

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引き続き、「いこーよファミリーラボ」では子育て世帯の消費行動のリアルな声を調査分析していきます。

※この調査内容を各種メディアに掲載・引用される場合は、掲載前に弊社広報(pr@actindi.net)にご連絡いただき、掲載・引用先に「いこーよファミリーラボ調べ」のクレジットと記事のURL(https://iko-yo.net/articles/16029)を記載ください。

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ライター紹介

いこーよファミリーラボ 大下孝枝

子供楽しく親にとっても幸せな情報発信を軸にファミリー層向けのマーケティングのプランニング&支援を行っています。親子の時間に寄り添いながら、“家族でわくわくな時間を過ごす”企画が得意です。教育メディア&学習教材編集者歴27年、旅メディア歴25年。モンテッソーリ教師。

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