正しいお箸の持ち方を練習するのは、子どもにとっても教える親にとっても難しいもの。うまくつかめないことで、子どもがイライラしたり、食事自体を飽きてしまうこともありますよね。そこで今回は、100円ショップのアイテムを使って、遊びながらお箸の練習もできるおもちゃを作る方法を紹介します。
フェルトボールでお箸の練習をしてみよう!

お箸の練習を始めるときは、「食事」以外で練習するのがオススメ。実際の食事中に箸の持ち方ばかり気にしていると、楽しく食事ができなくなってしまうからです。そこでオススメなのが、100円ショップで販売されている「フェルトボール」を使った練習法です。
【準備するもの】
・フェルトボール
・タッパー
・ラミネートコーティングフィルム(あれば)
・好きな動物や人間のイラスト
・割り箸
・洗濯バサミ
・セロテープ
・ハサミ・カッター

【作り方】
1. 準備したイラストを100円ショップのラミネートコーティングシートで挟みます。ここで使用するイラストは動物や人間など子どもが好きなものであれば何でもOKですが、フェルトボールを食べさせるキャラクターになるので口があるものにしましょう。

2. コーティングシートに挟んだイラストは、キャラクターの形に沿ってシートごとカットします。それをセロテープ(または両面テープ)でタッパーの蓋に貼り付けたら、口の部分をカッターで切り抜きます。

3. 練習用のお箸を作ります。カッターを使って割り箸を子どもが持ちやすい長さにカットします。
4. 割り箸の先端(手で持つ側)を用意した洗濯バサミに固定します(※写真参照)。箸を動かす際に洗濯バサミが開くよう、必ず片方ずつテープを巻きつけるようにしてください。これで準備は完了です!

出来上がったおもちゃを使って、早速お箸の練習をしてみます。フェルトボールを箸で掴み、ライオンの口まで運んで食べさせます。食事中であればすぐに飽きてしまう子どもでも、集中して取り組んでいました。

お箸の練習を始めたばかりの子どもにとって難しいのが、箸で物を摘んで運んだあと「再び箸を広げる」ことだそう。今回作った補助箸は洗濯バサミの角度に固定されているので、この「再び箸を広げる」動きを自然にサポートしてくれます。

また、このおもちゃはお箸の練習をするのはまだ早い乳児でも楽しめます。乳児が遊ぶ場合は、直接手でボールを掴んでライオンに食べさせてみましょう。手先や指先を器用に動かす遊びは、1歳頃の乳児の発達過程において重要なので積極的に取り入れたいですね。
今回紹介した「お箸の持ち方」のほかに、入園前の幼児の多くが練習する生活習慣といえば「ボタンかけ」。同じように100均アイテムを使ってボタン練習用のおもちゃを作る方法も紹介しているので、ぜひ併せてチェックしてください。
【100均DIY】「ボタンかけ練習おもちゃ」の作り方はこちら