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お弁当にも最適! 冷めてもおいしい「簡単おかず」レシピ3選

掲載日: 2018年7月4日更新日: 2018年7月4日いこーよ編集部

温かいうちに食べておいしいのは当たり前ですが、冷めてもおいしいおかずを作るのはなかなか難しいもの。そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する加野有美(かのゆみ)さんに、お弁当や夜食にも最適な「冷めてもおいしいレシピ」を3つ教えてもらいました。

夏休みに子どもが喜ぶ! 冷たいおやつ簡単レシピ

※調理時の電子レンジはすべて600Wです。
※電子レンジの加熱時間は目安です。電子レンジの製品によって加熱時間が異なるので、様子をみながら調整してください。

魔法の甘辛ダレ

まず紹介するのは、さまざまな食材に応用できる「甘辛ダレ」。これさえ作っておけば、どんな食材でも冷めてもおいしいおかずに早変わり! 鶏もも肉や手羽、肉団子、野菜、卵など、どんな食材もこのタレを絡めるだけで魔法のようにごちそうになりますよ

【材料(4人分)】

・しょうゆ 大さじ4
・砂糖 大さじ2
・酒 大さじ1
・みりん 小さじ2
・おろしにんにく(チューブでもOK) 小さじ1/2
・長ねぎ(みじん切り) 1/4本

【作り方】所要時間:10分

1. すべての材料を鍋に入れて、弱火で煮立たせる。

ほかの食材と煮詰めることを考慮して、少しとろみがつく手前で火を止めておくのがベストです

調理例

〜鶏もも肉の焼き鳥風魔法ダレ〜

鶏もも肉の切り身に、軽く塩をしてフライパンで焼きます。焼き目がついたら魔法の甘辛ダレをフライパンに入れて、とろみが出るまで煮詰めれば冷めてもおいしいおかずの出来上がり! 野菜を一緒に焼くのもオススメです。

〜魔法ダレの味染み卵〜

保存袋に魔法の甘辛ダレとゆで卵を入れ、冷蔵庫に入れて一晩置けば、簡単に「味染み卵」が出来上がります。お弁当のおかずにも最適です♪

この時に使うタレは、煮詰め過ぎていないサラサラとした液体状のものがオススメです

ビタミンB1の吸収を促進し、その持続時間を長くする作用がある「にんにく」と「長ねぎ」をプラスすることで、疲労回復や代謝を良くする効果が期待できます。さらに、魔法の甘辛ダレはお肉との相性も抜群! 育ち盛りの子どもや、夏バテ気味のパパやママにスタミナをつけるのにももってこいですよ


豚バラとゴボウの当座煮

醤油や砂糖などで味付けをした煮物の一種「当座煮」。当分(当座)の間、保存がきくということから、この名がつけられた調理法です。濃い目の味付けなので、ご飯がすすむこと間違いナシ! 

今回は、電子レンジで簡単に調理する方法を紹介します。あっという間に出来上がりますよ!

【材料(4人分)】

・豚バラ肉 150g
・ゴボウ 1/2本
・しめじ 1/2パック
・椎茸 3枚
〜調味料〜
★しょうゆ 大さじ2と1/2
★砂糖 大さじ1
★酒 大さじ1
★みりん 大さじ1
★だし汁 大さじ2

【作り方】所要時間:15分

1. 豚バラ肉を5cm幅に、ゴボウはささがきに、椎茸は半分にしてから6等分にカットする。しめじは手で割いておく。

2. ビニール袋に★を全て入れて混ぜ合わせ、1の材料を入れて揉み込む。

張り付きやすい豚バラ肉は、一枚一枚はがすようして袋に入れるのがポイント。30分ほど冷蔵庫でねかせる。

3. 耐熱容器に2を入れ、ラップをかけて電子レンジで5分加熱する。次にラップを取り、5分加熱したら出来上がり!

ビニール袋に入れて揉みこむ時間を長くすると、より味が染み込みます。作りたてを食べてもおいしいですが、冷めていく過程でも味が染み込んでいくので、少し冷ましてから食べるのがオススメ!

冷蔵庫で冷やしすぎると油脂が固まるので、白い油が浮いている場合は、電子レンジで加熱してください。お弁当のおかずはもちろん、常備菜としても便利ですね。


電子レンジでローストポーク!中華ソースがけ

最後に紹介するのは、週末のごちそうにもなる「ローストポーク」。なかなか手の届きにくい塊肉も、ビーフではなくポークならお手頃です。ローストポーク丼にしてお弁当に持って行ったり、余りを細かく切ってチャーハンに入れたりなど、さまざまにアレンジできますよ

今回はオーブンを使わずに、電子レンジと予熱を利用して火入れする方法を紹介します

【材料(4人分)】

・肩ロース(もも肉でも可)塊肉 300g

〜漬けダレ〜
★しょうが(刻んだもの) 3g
★しょうゆ 大さじ2
★砂糖 小さじ2
★酒(できれば紹興酒) 大さじ1
★オイスターソース 小さじ1
★赤味噌(できれば甜麺醤) 小さじ1
★ゴマ油 小さじ1

・トッピング用の野菜
(もやし、キャベツ、レタス、パクチーなどお好みで)

【作り方】所要時間:20分

1. 保存袋に★を全て入れ、よく混ぜ合わせておく。

味噌などは溶けにくいので、しっかりと混ぜるのがポイント

2. 1に塊肉を入れて、半日から一晩程度漬け込む。

3. 漬けておいた塊肉を取り出し、熱したフライパンにゴマ油を入れて外側をこんがり焼く。

この時、油ハネしやすいので、水分をよくきってから焼いてください

4. 耐熱容器に漬けダレと3の塊肉を入れてラップをし、電子レンジで2分加熱する。ひっくり返して、再び1分30秒加熱する(様子をみて生だった場合は、30秒追加する)。

5. 塊肉だけ取り出したら、アルミホイルで包んでそのまま15分放置する。残った漬けダレをソースとしてかける。

アルミホイルでの予熱時間は、お肉の形や厚みによって異なります。厚めのお肉の場合は、中まで火が入るように15分以上置いた方が安心です。

前日にお肉を漬けて用意しておけば、短時間で食事の用意をすることができますね。漬けておく時間があまりない場合は、フォークでお肉を突き刺して沢山穴をあけると味が染み込みやすくなります

別皿にもやしなどの野菜を用意して電子レンジにかけ、一緒に漬けダレをかけて食卓に出せば立派な副菜になりますね

冷めてもおいしいレシピは、夏休みのお弁当にもピッタリ! ぜひ記事を参考に、作ってみてくださいね。

お話を聞いたのは…

  • 加野 有美(かの ゆみ) エスキッチン食育サポーター

    大学卒業後より料理講師など食に携わる仕事を経て「食べること=生きること」をモットーに、多くの人が健康的でイキイキと過ごすことができる食の提案をしている。旬の野菜料理やパン、製菓を得意とする。調理師・食育インストラクター・国際薬膳食育師など食に関する資格を多数所持し、食育講座やレシピ提案、ライター業、イベント、出張料理と多岐にわたり活動中。保育士資格を保有し、子どもたちの食育にも力を入れている。

  • エスキッチン

ライター紹介

いこーよ編集部

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