スーパー以外にコンビニでも手に入る「カニカマ」は、小さな子どもに人気の食材。そのままでも食べられる手軽さはもちろん、リーズナブルな価格も魅力の一つですよね。
そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する加野有美(かのゆみ)さんに、カニカマを使ったオススメレシピを3つ教えてもらいました。メインのおかずから副菜まで、どれも簡単にできるのでぜひ作ってみてください。
なんちゃってカニグラタン♪

カニの風味を楽しめる「カニグラタン」。本物のカニをグラタンに使うのは気が引けますが、カニカマならふんだんに使えますね。包丁いらずのレシピなので、基本は乗せていくだけでOKです。
【材料(1人分:18×12cmのグラタン皿)】
・カニカマ 3本
・食パン(6枚切り) 1枚
・市販のホワイトソース 1/2缶
・冷凍ブロッコリー 4個(小さめのもの)
・ピザ用チーズ 45g
・パン粉 小さじ1
・バター 適量
【作り方】所要時間:15分
1. 食パンを6等分にする。カニカマは手で縦に割いておく。

2. グラタン皿にバターを塗り、パンを敷く。

3. 2にホワイトソース、ブロッコリー、カニカマを乗せて、さらにピザ用チーズ、パン粉を散らす。

4. 180℃のオーブン(トースター)で、10〜15分こんがり焼き色がつくまで焼く。

アルミカップに小分けにして冷凍保存しておけば、お弁当にも入れられます。解凍するときは、オーブントースターを使うとより美味しくいただけますよ。
もやしとカニカマのさっぱり和え

「あと一品、なにか副菜が欲しい」「お弁当に何か足したい」というときにもオススメのカニカマレシピです。彩りが鮮やかなので、食卓も一気に華やぎますよ♪ 包丁いらずで簡単にできるのも魅力です。
【材料(4人分)】
・カニカマ 3本
・もやし 1/2袋
・ニラ 1/2袋
<調味料>
★ポン酢 大さじ1
★塩 少々
★ごま油 小さじ1
【作り方】所要時間:10分
1. もやしは水で洗ってザルにあげておく。ニラはキッチンバサミで2〜3cmに切る。カニカマは手で縦に割く。

2. 沸騰させた鍋にもやしを入れて1分ほど茹でたら、同じ鍋でニラをサッと湯がく。

3. 2をザルにあげて水気をよくきり、ボウルにうつす。カニカマと調味料を加えて混ぜ合わせる。

今回はニラを使用しましたが、野菜は小松菜や千切りキャベツなど、冷蔵庫にあるもので代用可能です。茹でるのが面倒な場合は、もやしや葉物野菜を電子レンジで加熱してもOK!
お弁当に入れる場合は、ポン酢の水気をしっかり切ってから入れるのがオススメです。
本格中華! 満腹カニ玉

カニカマを使ったメインおかずのレシピです。カニの風味と玉子のボリュームで、お腹も大満足間違いなし! ささっと簡単に作れるので、忙しい日の夕飯にもピッタリです。ごはんの上にのせて、かに玉丼にしても美味しいですよ。
【材料(4人分)】
・カニカマ 6本
・卵(M玉) 6個
・白ネギ 1本
・生姜 1/4かけ
・干し椎茸(※生椎茸でもOK) 2枚
・グリーンピース お好みで
・油 適量
・塩 少々
・こしょう 少々
<あんの調味料>
★醤油 大さじ1
★砂糖 大さじ1
★酢 小さじ1
★中華の素 小さじ1
★水 200cc(干し椎茸の戻し汁があれば水の代わりに使用する)
★片栗粉 小さじ2
★ごま油 小さじ1
【作り方】所要時間:15分
1. ★の調味料を全て混ぜ合わせて、あんをつくる。

2. 長ネギは小口切り、ショウガは千切り、椎茸は軸を取って2〜3mmの厚さに薄くスライスする。カニカマは手で割いておく。

3. 卵をボウルに入れて溶き、4本分のカニカマを入れて卵と和えておく。

4. フライパンに油を入れて、生姜、ねぎ、椎茸を炒める。

5. 4に3を流し入れ、塩・こしょうで軽く味付けをする。卵を大きく箸でかき混ぜて、フライパンに接している面が固まってきたら、ずらすようにしてお皿に盛り付ける。

6. 1のあんをフライパンに入れて火にかけ、かき混ぜながらとろみが出るまで温める。お好みでグリーンピースと残りのカニカマ2本分を散らし入れ、最後にごま油で風味をつけたら5にかけて完成!

椎茸はなくても美味しく食べられますが、干し椎茸を入れると一気に本格中華に仕上がりますよ。カニカマは、スティックタイプよりもカニ身に似せたものにすると、よりカニ玉感が増します。
身近で手軽な「カニカマ」が、さまざまな料理にアレンジして食べられるのはうれしいですね。どれも簡単にできるので、ぜひ親子で作ってみてください。