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【最新版】子供用長靴の選び方徹底ガイド|サイズ・素材・安全対策を専門家が徹底解説

掲載日: 2015年5月15日更新日: 2025年6月8日吉田飛鳥

雨の日の通園・通学に欠かせない「子どもの長靴」。この記事では、サイズの選び方から素材、安全性、そしてやってはいけない使用法まで、プロのアドバイスを交えてわかりやすく解説します。快適で安全な長靴選びのポイントを知って、雨の日も親子で楽しくお出かけしましょう!

子供用長靴、失敗しない選び方とは? 3ステップで選ぼう!

子供の長靴は、「サイズが合わない」「すぐ脱げる」「重くて歩きにくそう」など、実際に履かせてみて後悔することも多いアイテムです。長靴は毎日使うものではないからこそ、成長や使用頻度を見越した“ちょうどいい”選び方が大切になります。

【ステップ1】サイズ選びの基本とコツ

まずは裸足の正確なサイズがわかっていないと、長靴も選べません。子どもの足の成長は先に述べた通りとても速いので、こまめにチェックしましょう。

日本足育プロジェクト協会代表の玉島麻理さんによると、お家で裸足のサイズを測る際は、「紙の上に子供を立たせて、かかとと指先の一番長いところの長さを測りましょう」とのこと。お店によっては測ってくれるところもあるので、心配な人はそういったサービスを利用しても。

ポイント!足のサイズは買いに行く前に必ず正確に測ろう

では、購入する際のサイズ選びのポイントは? 少し大きめのサイズを買ってもいいのでしょうか?

玉島さんによると、「個人差はありますが、子どもの足は2歳までは年間約2センチ、3歳以降は毎年約1センチ伸びると言われています」とのこと。履く頻度が高くないので、成長を考慮して大きめのサイズを選んでいいそうですが、その際には中敷きを活用するのがポイントだそうです。

ポイント!便利な中敷きをフル活用してサイズを調整

大きめのサイズを選ぶと言っても、大き過ぎると歩行時に長靴の中で足が前滑りしてしいます。また子供の足の甲が薄かったり幅が狭かったりする場合も長靴の中で足が遊びやすいので、このような場合にも中敷きを入れるのがおすすめ。中敷きでサイズ調整すれば、大きめを買っても快適に履くことができるようです。

【ステップ2】素材・重さ・丈などのチェックポイント

ポイント!柔らかく乾きやすい素材を選ぶ

「長靴は基本ゴム素材で作られていますが、靴底が曲がる柔らかいものを選びましょう。硬い素材のものは滑りやすく、足指の力も入りにくいです。」と玉島さん。また、子どもは自ら進んで水たまりに飛び込んだりして長靴が濡れやすいため、乾きが早い素材を選ぶと梅雨は助かります。

ポイント!重量のある長靴はNG

特に歩き始めの子供は、疲れやすく靴も脱げやすいので「重さ」に気を付けたいもの。全体の重さだけでなく、かかとにボリュームがあるデザインなどは重みで脱げやすくなりがちなので注意して。子どもがバランスを崩して転倒しないよう、なるべく軽めのものを選びましょう。

ポイント!丈は足の長さと用途に合わせて

小さいうちはまだ脚全体の長さも短いので、しゃがんだ時にひざ裏に当らない長さの長靴を選ぶのも大事なポイント。しっかり歩けるようになると、なるべくはね返しを防ぎたいと長めの丈を選びたくなりますが、通園や通学の際には下駄箱のサイズに収まるよう少し丈が短めのタイプがおすすめ。用途によって長いもの短いものを使い分けるのも手ですね。

子供の長靴選びは、安全性も重視!暗い雨の日に目立つ工夫

うす暗い雨の日は、自動車や自転車などから子供がよく見えるよう、目立つものを身につけたいもの。長靴自体を明るめの色柄を選べば安全面もクリアでき、子供も楽しくお出かけできます。園や学校によるカラー指定があるなど落ち着いた色味を選ぶ場合は、かかとなどに車の光を反射するリフレクターを付けると安心です。

【注意喚起】子どもに長靴を履かせるときのNG行動

晴れた日に履かせるのはNG

長靴はあくまでも雨天時に「短時間」履くためのもの。運動靴のように活発に動くことを想定していないので、足にぴったりフィットする作りではなく、すぽっと履けるように余裕を持ってできていることが多いです。

長時間の使用も避けよう

玉島さんによると、「長時間履くとぺたぺたと歩くクセがつき、足指が地面にしっかり接地せず浮いた状態のまま歩く『浮き指』の原因になったりします。」。脱ぎ履きしやすく特別感のある長靴は、履きたがる子供も多いですが、お天気の時は履かせないようにしましょう。

まとめ|親子で楽しく選んで、雨の日も快適に!

年間通してたまにしか登場しない長靴ですが、子供にとって歩きやすく、親にとって扱いやすい長靴を上手に選べば、雨の日のおでかけも親子そろって笑顔で過ごせるはず。親子で色やデザインを揃えてみても楽しいかもしれませんね。

よくある質問(FAQ)

Q子供の長靴、何歳ごとに買い替えるべき?

A. 子どもの足は個人差はありますが、2歳までは年間2cm、3歳以降は1年に約1cm成長するといわれています。そのため、最低でも1年に1回はサイズを見直し、成長に合わせて買い替えるのが理想です。特に、足の指が長靴の先に当たっていないか、脱げやすくなっていないかを定期的にチェックしましょう。

Q. 子ども用長靴のおすすめブランドは?

A. 代表的で人気のあるブランドには、IFME(イフミー)、アシックス、アンパンマンブランド、crocs(クロックス)などがあります。デザイン性だけでなく、軽さや柔軟性、安全性に配慮したモデルが多いため、店舗や公式サイトで素材や重さを比較して選ぶのがおすすめです。

Q. 通園用と遊び用、どう使い分ける?

A. 通園・通学用には「軽くて履きやすく、下駄箱に収まる丈の短めタイプ」が便利です。一方、公園や水たまり遊び用には「やや長めで泥はねを防げるタイプ」や「乾きやすい素材」のものが適しています。用途に合わせて2足持ちしておくと、状況に応じて使い分けられて便利です。

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お話を聞いたのは…

  • 玉島麻理さん

    足について正しい知識を得、正しい靴の選び方や履き方などを知ることでトラブルのない足を育てることを理念として、全国で足育アドバイザーを養成している特定非営利活動法人日本足育プロジェクト協会の代表を務める傍ら、子ども専門の足育&フットケアを行い毎月0歳から6歳までの足育クラスを開講中の「足育サロンTa・Ta・Ta」を開催。

  • 足育サロンTa・Ta・Ta

ライター紹介

吉田飛鳥

子どもを持ってからというもの、これまで生きてきた世界が色んな意味で全く別のものに見える、ライター兼一男一女の母。旅行が大好きな夫婦のもとに産まれてきた子どもたちは、2人とも1歳前から何度も飛行機を経験。子どもと一緒のおでかけ時に感じるリアルな声をお届けします。

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