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乳幼児との海水浴を安全に楽しむグッズ&注意点

2015年7月2日衣山 泉
梅雨が明ければいよいよ夏本番! 各地で続々と海開きが行われます。しかし紫外線や暑さをはじめ、乳幼児連れの海水浴は注意すべきポイントがいっぱい。そこで安全に海水浴を楽しむために、子連れ旅行アドバイザーの小暮祥子さんに注意すべきポイントを教えていただきました。

海水浴デビューは「お座り」が目安

夏の風物詩でもある海水浴。天気のいい日には赤ちゃんを連れて出かけたくなりますよね。しかしインターネット上では、「生後2カ月でデビューさせた」というママもいれば、「3歳ぐらいまで行くべきではない」といった意見も。

赤ちゃんの海水浴場デビューはいつ頃からOKなんでしょうか?

「しっかり準備するなら『いつまではダメで、いつからOK』というものではないと思います。 適度な休憩をとりつつ成長に合わせた楽しみ方ができれば、月齢などは厳密に考えなくてもよいと思いますよ。ただ、おすわりができることがひとつの目安になりますね。だいたい6カ月、7カ月ぐらいでしょうか。おすわりができない時期だと、ママとパパが常に抱っこやおんぶしなくてはならないので遠出も大変ですからね。」

うちの娘は1歳8カ月で海水浴デビューしました。だいぶ大きくなっていましたが、それでも暑さと直射日光の強さにハラハラしました…。

「まだ弱い赤ちゃんが強い日差しを浴びるのは心配ですよね。 乳幼児を連れての海水浴は、いつも以上に紫外線に注意しましょう。」

赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の2分の1〜3分の1程度だとか。海水浴に出かける前に、まずは紫外線対策の準備をしましょう。

海水浴持ち物リスト1:紫外線対策グッズで赤ちゃんの肌をガード

では具体的に、赤ちゃんにはどのような紫外線対策をすればいいのでしょうか。海水浴デビューの際、私は娘に低刺激の日焼け止めを塗り、麦わら帽子をかぶせ、水着の上から半袖Tシャツを着せましたが、紫外線対策としてはどうですか?

「少し足りないかも…。紫外線対策には、最低限、次のものは用意したいです。」

海水浴にオススメ!乳幼児用・紫外線対策グッズ

  • 日焼け止めクリーム
デリケートな赤ちゃんの肌にも安心なベビー用のものを。水遊びや汗で落ちやすいので、こまめに塗り直しを。
  • 水着
用意するなら、UVカット素材のものを。水着だけで不安な場合には、水遊び用のオムツを用意するといいですね。
  • ラッシュガード
長袖のラッシュガードは必需品。普通のコットンTシャツでは紫外線防止の効果はほとんどなし!
  • 日焼けフラップ付きの帽子
1歳ぐらいになったら下を向いて砂遊びをすることが多いので、帽子は首までガードしてくれるフラップ付きの帽子がベスト。
  • 赤ちゃん用サングラス
普通のデザインの子供用だと後ろにバンドをつけても取れやすいので、サイズの調整がしやすくズレにくいタイプがおすすめ。子ども用サングラスBanz(バンズ) アドベンチャーバンズ UVカットサングラス BBN011CB

海水浴持ち物リスト2:暑さ対策グッズで熱中症予防

海水浴場では、紫外線対策同様に暑さ対策も大切。砂浜の表面温度は、真夏の昼間だと50℃〜60℃にもなるとか! そこで小暮さんおすすめの暑さ対策グッズは、次の3つです。

海水浴にオススメ!乳幼児用・暑さ対策グッズ

  • 断熱シート
レジャーシートのような薄い敷き物だと砂の熱さで高温になるので、熱の伝わりにくい断熱性のある敷物がなら安心。赤ちゃん用に、折り畳める小さなイスでもOK。

  • うちわ、扇子
日陰であったとしても風がないと暑いので、あると便利。扇子の方が折りたためるので携帯に最適。

  • 保冷グッズ
保冷剤と一緒に入れたタオルや、凍らせた使い捨ておしぼり、冷えピタの小さなものなども、あると重宝する。

海水浴持ち物リスト3:これがあればより快適!

紫外線対策&暑さ対策グッズに加えて、赤ちゃん連れでの海水浴をより快適に楽しむために用意したいアイテムを小暮さんに聞きました。

  • 小さなビニールプール
海に入るのがまだ早い、波をこわがる、休憩したがらない、といった時にも便利。パラソルの下など、直射日光を避けて使うのが◎。

  • マリンシューズ
あんよのできる子に。サンダルだと砂が入りやすい。

  • 密封性のある袋
使用済みオムツを入れたり、濡れた物を入れるのに便利。

  • ウェットティッシュ
水道が遠い時などに使用。

  • パレオ
テントの目印にしたり、日陰をつくったり、洋服代わり・お昼寝時の布団代わりにしたりと用途多数。

日射しの下で遊ぶのは10〜15分程度におさえよう

準備ができたら、いよいよ海水浴へ出発! 紫外線と暑さ対策として、遊ぶ時間帯にも注意が必要です。

乳幼児と一緒の海水浴は、朝早めの時間、もしくは15時以降がおすすめです。最も日差しの強い11時〜13時頃は避けましょう。そしてお昼寝しそうな時間の前に引き上げるか、涼しい日陰で休めるようなスケジュールにできるとよいですね。前後の移動時間や体力なども考えて計画を。」

1歳半ぐらいまでの赤ちゃんであれば、日差しの下で遊ぶのは10分〜15分程度に。日差しの下に再度出る前には、休憩・水分補給をしっかりして、日焼け止めを塗り直すなどしてからにしましょう。」 休憩時も、パラソルやテントを利用するのか、海の家を利用するかによって、赤ちゃんの負担が違ってくるのだそう。

パラソルの下やテント内はやはり日陰であっても暑いので、お昼寝中に脱水症状を起こすことも。ベビーカーを使う場合も、地面からの照り返しの熱があるので寝かせたままというのは危険です。ですから赤ちゃん連れには、ママの負担を考えて、海の家の利用をおすすめします。」

ぐっすり眠っているのかと思いきや、実はぐったりしていた! なんてことも、赤ちゃんだと珍しくありません。 体温調節機能が未発達のため、特に赤ちゃんは脱水症状を起こしやすいもの。水筒やマグボトルを持参して、こまめな水分補給を心がけましょう

ケガ、誤飲、トイレ…海水浴場で注意したいトラブル

そのほか、海水浴場で気をつけるべきポイントはどこでしょう? うちの娘は貝殻でかかとを切って大出血したことがありますが…。

「あんよができるとそういうケースもありますね。 ケガにそなえて絆創膏やガーゼ、簡易包帯などの救急用具は用意した方がいいと思います。」

「何でも口に入れる赤ちゃんは砂やビーチに落ちている物を食べてしまうことが多々あります。特に喫煙者のいるビーチでは、落ちている吸い殻を口に入れないように気を配る必要があります。また大人のもつ歩きたばこの火にも注意しましょう。海に入る際は、水の事故を起こさないよう、目を離さないことも大切ですよ。」

また海水浴場によっては海の家などがない場合もありますよね。

「そうですね、トイレが遠い・少ない、授乳やオムツ替えの場所に困る…といった、ママにとって不都合なケースも多いです。赤ちゃんを連れて海水浴に行くなら、それらを認識したうえで利用したいですね。」

その場合は、授乳ケープを持参する、車の中で授乳やオムツ替えをする…といったアイディアを事前に考えておいて、用意した方がよさそうです。

何歳で海水浴に連れて行くのか、どうやって過ごすのかなど、レジャープランは家族によってさまざまです。しかし忘れてはいけないのは、まだ皮膚のバリア機能や体温調節機能が未発達な赤ちゃんだということ。休憩をこまめにとり、無理をせず、ほどほどに楽しみましょう。

お話を聞いたのは…

  • 小暮祥子さん

    独身時代から自身のホームページで、各地のスキー場や温泉、ビーチリゾートなど、国内外の旅情報を公開。その後、結婚・出産を経て、旅行ジャーナリスト、温泉ソムリエ、子連れ旅行アドバイザーとして活動。『All About』で「家族旅行・子連れ旅行」「伊豆・熱海」のガイドを務めるほか、新聞・雑誌・テレビなど各種メディアで活躍中。

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ライター紹介

衣山 泉

幼稚園児の娘、フリーライターの夫、2匹の愛猫と福岡在住。旅行も外出も大好きだが、平日は娘のお迎え以外はほぼ家にこもりっぱなしのインドア派なので、体力が追いつきません。ほしいものは、タフな体。余力のある週末には日帰り温泉や蚤の市、焼き物の里めぐりに出かけています。

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