曜日や時間の感覚も身につき、遊びも学びも理性的に取り組めるようになる6歳児。お出かけについても、そろそろ楽しいだけじゃなく、社会的なマナーやルールを身に付けてもらいたい時期ですが、どう伝えていけばいいのか不安なパパ・ママも多いのでは?そこで、いこーよではお出かけを通じて、子どもを成長させるためのコツを発達心理の専門家の石崎先生、保育現場の専門家の佐藤先生、外遊び専門家の栗田先生の御三方にお話をお伺いしました。
また、この時期にひとりでお友達や祖父母の家へお泊まりするのも良いですね。送り出す際は、あれこれ気を付けるポイントを伝えるのはやめ、挨拶をきちんとすることと相手のお家のモノを使う前はきちんと断りを入れることだけ伝えておけば大丈夫。信用してあげることが自信を持つことにもつながります。
そしてゲームだけが楽しいのではなく、もっと面白いもの、もっと刺激的なものがあることを知らせる。感じ取らせるのが親の役割です。
ゲーム機だけが面白いというのではなく『ゲーム機も○○も▲▲も楽しい』ということが理解できるようになったら、ゲーム機を持って出掛けても、もっと楽しいことに夢中なはずです。悪い悪いと思いながら、ゲームをやらせておけば子どもが静かにしているからと、やらせておくのは問題です。」(石﨑先生)
そして子どもの意思や判断を頭から否定するのではなく、『こっちもあったよ。これもいいんじゃない』と提案してみましょう。
今日行く場所にはどんな服装が合っているのかを丁寧に話し、『上着はいいね。下はズボンではなくて、スカートの方が今日のおでかけにはいいよ。選んでみて。』と、妥協案を出すなど、子どもが理解して、納得して着るよう伝えることが大切です。」(佐藤先生)
もし、いままでこういったことを細く注意していなかった場合には、子どもも急には、きちんと振るまえないかもしれません。でも、これから、一つひとつ、子どもと向き合って対応していけば、きっと、きちんと振る舞えるようになりますよ。」(佐藤先生)
6歳児のお出かけは、これまで以上に、家族以外とのコミュニケーションが発生したり、親との共有体験を得られるお出かけ先を意識して選んであげることが重要なんですね。また、その中で、子供が理解・納得して自発に行動できるように、親が粘り強く声掛けしていくことで、社会のルールを学んでいくんですね。
6歳児のお出かけ探し7歳児のお出かけ探し
気の合う家族や友達を誘って一緒にお出かけしてみましょう!
年長〜小学1年生になったら、自分の家族以外の人と関われる遊びやお出かけを考えてあげるとよいでしょう。気の合う家族や友達を誘ったり、他人とのコミュニケーションが必要なワークショップに参加したり。自分のアクションが他の人にどういう影響を与えるか、またされたことに対してどう反応するかなど、家の中だけでは教えられないマナーを学ぶいい機会になります。また親が仲介しなくても子ども同士で遊べるので、親もラク&リフレッシュできる点もメリットです。遊び中にお友達ともめてしまった場合は、人前で怒鳴ったりけなしたりはせず、まずは親御さんが相手に謝罪をして、その後お子さんと1対1で話せる場を作りましょう。また、この時期にひとりでお友達や祖父母の家へお泊まりするのも良いですね。送り出す際は、あれこれ気を付けるポイントを伝えるのはやめ、挨拶をきちんとすることと相手のお家のモノを使う前はきちんと断りを入れることだけ伝えておけば大丈夫。信用してあげることが自信を持つことにもつながります。
6歳児に適した自然遊びとは?
小学生になると、ボルダリング(クライミング)、シャワークライミング(沢登り)やシーカヤックなど、参加できる自然体験プログラムが多くなっていきます。その際、子どもだけではなく、親も一緒に体験してほしいと考えています。アウトドア体験では多くの場合「助け合い」が必要になります。親が子をサポートするだけでなく、子どもが親を助けてくれる場面も見られます。その共有体験は親子の絆を強くしてくれるのではないでしょうか。(栗田先生)
パパ・ママの気になるお悩みに専門家がアドバイス!
お出掛けにゲーム機を持っていくのはいい?
「ゲーム機に関してはみなさん大いに悩まれると思います。まずは親御さんが、『子どもがゲームをしているのではなく、ゲーム機が操作を要求しているんだ』という認識を持ちましょう。そしてゲームだけが楽しいのではなく、もっと面白いもの、もっと刺激的なものがあることを知らせる。感じ取らせるのが親の役割です。
ゲーム機だけが面白いというのではなく『ゲーム機も○○も▲▲も楽しい』ということが理解できるようになったら、ゲーム機を持って出掛けても、もっと楽しいことに夢中なはずです。悪い悪いと思いながら、ゲームをやらせておけば子どもが静かにしているからと、やらせておくのは問題です。」(石﨑先生)
おでかけのとき、とんでもない格好になることも。どうしたらいいでしょう?
「洋服のセンスをこの歳で要求するのは少し難しいかもしれませんね。親の方で手を変え品を変え、『寒いかも』『これもあったよ』というある程度の誘導は必要ですね。そして子どもの意思や判断を頭から否定するのではなく、『こっちもあったよ。これもいいんじゃない』と提案してみましょう。
今日行く場所にはどんな服装が合っているのかを丁寧に話し、『上着はいいね。下はズボンではなくて、スカートの方が今日のおでかけにはいいよ。選んでみて。』と、妥協案を出すなど、子どもが理解して、納得して着るよう伝えることが大切です。」(佐藤先生)
外出先で走り回ったり騒いだりするのが悩みです。
「おでかけ前に、騒ぎまわると、周りの人を楽しくない気分にさせることや、そうすることで自分のことをよく思ってもらえなくなるということを伝えて、お出かけ先でのマナーを子どもに丁寧に話してあげるといいですね。そして、できたときには、大いにほめてあげてください。子どもにとっては、おでかけも含め、いろいろなマナーや、生活習慣の一つひとつが学習の積み重ねの結果です。もし、いままでこういったことを細く注意していなかった場合には、子どもも急には、きちんと振るまえないかもしれません。でも、これから、一つひとつ、子どもと向き合って対応していけば、きっと、きちんと振る舞えるようになりますよ。」(佐藤先生)
6歳児のお出かけは、これまで以上に、家族以外とのコミュニケーションが発生したり、親との共有体験を得られるお出かけ先を意識して選んであげることが重要なんですね。また、その中で、子供が理解・納得して自発に行動できるように、親が粘り強く声掛けしていくことで、社会のルールを学んでいくんですね。
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