房総のむらの花だより
千葉県立房総のむらの見どころ

房総のむらの花だより
本日は、資料館を出発し、上総の林の中道、上総の農家、むらの架け橋、おまつり広場を巡り、武家屋敷を経由して戻りました。
- ●冬越しをする草の形であるロゼット(根生葉)は、寒い日が続いているためその姿を保っています。木々の冬芽も膨らんできていますが、しばらくはその形のままと思われます。
●上総の林の中道では、モグラが作った土の塊が方々で見られます。土が崩れトンネルの壁が見えるものがありました。その壁は意外にもツルツルとしたきれいな表面でした。 - ●ソシンロウバイの花はピークを迎え、萎えた花が目立つようになりました。 一方、コセリバオウレンは今が盛りと咲いています。
●おまつり広場の柵の外側に、ヒノキとサワラの両方が生えています。
◇ヒノキの葉の先端は丸く、葉の裏の白い模様はYの字の形
◇サワラの葉の先端は尖り、葉の裏の白い模様はXの字の形
という違いがあります。先週に引き続き記録しました。 白い模様は気孔帯といい、植物が呼吸する部分です。また、全体を見た場合、ヒノキよりもサワラは枝の本数が少ないです。 - ●武家屋敷の紅梅の花数が増えましたが、白梅は1~2輪の開花で、やっと咲き始めました。
◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。2月16日(金)の観察に基づいています。 (風)
