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SNSで話題の「ベビーマギング」のコツ&アイディア集

掲載日: 2016年3月22日更新日: 2016年3月22日高柳涼子

最近人気の「ベビーマギング」。FacebookやInstagramで我が子の写真をシェアする人も増えています。かわいく撮るコツやアイディアなどを、ベビーマギングの写真コンテストも実施した「withPhoto」の田中寛子さんにお聞きしました。

「ベビーマギング」って何?

写真提供:withPhoto

「ベビーマギング」とは、遠近法を利用して、赤ちゃんがマグカップに入っているように撮影した写真のこと。もともとはニューヨーク在住の編集者が自身のブログで発信し、SNSでシェアしたり真似したりするママが続出して一気にブームになったものだそうです。日本のメディアでもたびたび紹介されているので、目にしたことがある人もいると思います。

「withPhoto」の田中さんも、たまたま目にしてベビーマギングの魅力にとりつかれたひとりだといいます。

「マグカップひとつで手軽にかわいい写真が撮れて、とてもいいなあと。写真コンテストも、実は私が『やりたい!』と企画して始めたものなんです。」


「ベビーマギング」の基本的な撮影テクニック&コツ

マグカップとカメラさえあればすぐに始められるベビーマギングですが、カップの色柄や赤ちゃんのポーズ、背景とのコーディネート次第で楽しみが広がります。

まずは基本となるテクニックやコツを田中さんにアドバイスしていただいてまとめました。

用意したいものは?

マグカップ
赤ちゃんの足が下から出てしまわないように、浅くて口が広いティーカップなどは避けて、深さがしっかりある「マグカップ」を。カップ以外の器を使う場合も深さには注意しましょう。

カメラ
全体にピントが合いやすいコンパクトデジカメやスマホのカメラがおすすめ。一眼レフやコンパクトデジカメでも絞りが調整できる場合は、絞りをなるべく絞って画面全体にピントが合うように調整しましょう。

子ども用のステップ(踏み台)
赤ちゃんがカップに入っている感じをうまく出すには、カメラ・カップ・赤ちゃんの位置合わせがとても大切。子ども用のステップが高すぎず低すぎず、撮影位置の調整に便利です。

背景となるもの
ラグやシーツ、模造紙などが使えますが、田中さんのおすすめは「壁紙」。色柄が豊富で扱いも簡単、赤ちゃんの沈みこみやシワなども気にならない…といいことづくめ。紙よりも丈夫で何回か使えます。最近は安くてかわいい壁紙を扱うネットショップも増えていて、500円程度から購入可能だそう。

おもちゃ
撮影のときに赤ちゃんの気を引く強い味方。音が出るものだとさらに効果的です。赤ちゃんに持たせて一緒に撮影するなど、小道具としても使えます。


撮影時に必ず押さえたいポイントは?

写真提供:withPhoto

床に寝かせて自然光で撮る
立ったり座ったりして撮ると、部屋の中のいろいろなものが写り込んでごちゃごちゃに。床に寝かせて上から撮影しましょう。場所は自然光の入る部屋の窓際などがベスト。明るく自然な表情が撮れて肌色もきれいに出るうえ、ブレの心配も少ないでしょう。
また、動き回る月齢だとなかなか難しいので、生後半年くらいまでの赤ちゃんと、言い聞かせればじっとしていられる年齢以上がおすすめです。

機嫌のよい時間帯を狙う
午前中やお昼寝の後など、赤ちゃんの機嫌がよい時間帯を選びましょう。お昼寝中の姿もかわいいので、そのタイミングをあえて狙っても◎。赤ちゃんとのコミュニケーションや遊びとして楽しめば、思いがけない一瞬が切り取れそうです。

2人以上で撮る
1人で撮影することもできますが、カップの持つ人と撮影する人は分けるのがおすすめ。おもちゃなどで気を引く人が加わるとさらによいので、パパやママ友などと協力しましょう。数組のママ&赤ちゃんで集まって撮影会を開くのも楽しいですね。

赤ちゃんの顔にピントを合わせる
カップに合わせると色柄に合わせて自動的に露出が調整され、明るくなりすぎたり暗くなりすぎたりする場合があるので、ピントはなるべく赤ちゃんの顔に合わせましょう。

写真提供:withPhoto

カップを持つ手も入れて撮る
赤ちゃんがカップに入っている感じを出すには、カップを持つ手も重要。持ち手部分まで入るように撮りましょう。


もっとかわいく撮れる撮影アイディア

写真提供:withPhoto

コツをつかんだらいろいろなアイディアも試してみましょう。ちょっとした工夫で世界にひとつだけの一枚が生まれます。

器やポーズを変えてみる
マグカップを2つ使ったり、丼やお椀、お箸を使ったり、あえて透明なグラスやジャムのびんなどを使ってみると、ストーリー性が生まれます。
また、頭をカップに突っ込んでみたり、きょうだいや友だちと一緒に撮ってみるなどのバリエーションも、動きが出て印象的な一枚になります。

ぬいぐるみやおもちゃと一緒に
小道具として赤ちゃんに持たせるほか、マグカップに近い位置で撮影して赤ちゃんと同じサイズに見せるなどのテクニックも。

オリジナルのマグカップで
陶器用のペンやデコパージュグッズなど100円ショップで手に入る手芸材料でも、簡単にオリジナルのマグカップを作れます。名前や日付などを入れれば記念の一枚を残せます。

背景に凝ってみる
床に寝かせて撮るのがラクですが、大きめの壁があれば立って撮影しても。マスキングテープや布、紙などで壁を楽しくデコレーションしてみましょう。


気軽にできるベビーマギングですが、実は工夫のしどころがいっぱい。
家族やママ友たちと一緒に準備や撮影のプロセスを楽しめば、大切な思い出にもなりますね。お気に入りの小道具を用意して、ぜひ挑戦してみましょう。

お話を聞いたのは…

  • withPhoto

    会員数40万人を数える写真保存・整理・公開・共有サイト。写真コンテストの開催やウェブマガジンの発行など、写真を通して毎日を楽しくするサービスを数多く提供している。いちばんのおすすめは、撮りっぱなしになりがちなカメラで撮った写真も簡単に共有できる「アルバム」機能。スマホでもPCでも便利に使え、子育て世代からシニア世代まで、幅広く利用されているそう。

  • withPhoto公式サイト

ライター紹介

高柳涼子

雑誌編集部勤務を経てフリーランスに。ライティングと校正を中心に、ときどき編集もやる3児の母です。これまでに関わった分野は、求人、進学、ウェディング、アート、手芸、田舎暮らし、食育、仏教、料理など。

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