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雪の中で過ごす「スノーキャンプ」ってどんなもの?

親子で楽しめる人気のレジャー、キャンプ。中でも雪の中で過ごす「スノーキャンプ」は幻想的な景色と雪遊びが満喫できますが、初心者にはかなりハードルが高いもの…。そんな特別なキャンプの世界をちょっと覗いてみませんか?

スノーキャンプ体験者に、その魅力を聞いてみた!

大自然の中で様々な体験をしたり、外でみんなでご飯を食べたりと、家族で特別な時間が過ごせるキャンプ。でも、冬は雪が降るしキャンプはお休みしちゃう…なんて方も多いのでは? でもそんな雪の中ならではの景色が見られたり、体験ができるのがスノーキャンプの魅力! 親子でスノーキャンプに行き、その魅力を肌で感じることができたというのがライターの小田巻美穂子さん。

魅力1:美しい雪原の景色に親子で感動!

「親子で何度かキャンプに行くうち、その勢いでスノーキャンプに挑戦することに! 息子が3歳の時の、1月に行きました。」という小田巻さん。一度ですっかりスノーキャンプの楽しさに魅せられてしまったそうです。では、スノーキャンプの魅力って何ですか?

「とにかく雪の季節のキャンプ場は人が全然いなくて、ほとんど貸切状態! 誰も踏んでいない雪原は本当にキレイで感動しましたね息子はソリ遊びやスノーシューで自由に遊びまわり、雪を満喫できたようです。テント設営に手こずってしまい、私と夫はあまり雪遊びはできませんでしたが、今度行くときは息子と一緒にスノーシューで雪原散策を楽しみたいです。また、夜にお茶を飲みながら眺めた星空も最高でした! 確かに雪や寒さなど心配なことも多いですが、そこさえしっかり押さえておけば、子供も思う存分のびのびと雪遊びが楽しめて、親子で素敵な思い出が作れると思います」

魅力2:道具も意外と手軽! 普段の道具にプラスアルファ

スノーキャンプといっても、特別な道具はいらないそう。小田巻さんは、普段の道具に、防寒対策としてホットカーペットを持って行ったそうです。

「キャンプ道具はいつもの物をそのまま使い、夜の寒さが心配だったので電源付きのサイトを予約して、ホットカーペットを持って行きました。これが大正解で、夜は心配するほど寒さを感じることもなく安心して眠れましたね。あとあって良かったのがエアークッション。お尻からの冷えを防止できます。こういった寒さ対策は、スノーキャンプ体験者の方のブログを色々チェックして勉強しました。細かいコツやアイディアがいっぱいで本当に参考になります」。

魅力3:電源付きのテントサイトなら、食事もラクラク

さらに、電源付きのテントサイトがあるキャンプ場を探すことも大切。ホットカーペットを使うときや、料理の時にはIHコンロも使えて便利だそう。

「ごはんも手のかからない物が1番ということで、夜は鍋、朝はパンとスープというメニューで。私たちは調理にガスを使いましたが、ガスだと調理はテント外になってしまうので、電源付きサイトなら卓上用のIHコンロを使うのもいいなと思いました。テントは前室の広いモデルかスクリーンタープをプラスするのがおすすめです」。

スノーキャンプでの一番の苦労はテント設営

そんな小田巻さんが初スノーキャンプで一番苦労したのは、テント設営だったとのこと。

「私たちが訪れたキャンプ場ではサイトの雪が全く圧雪されていなかったので、自分たちで一から踏み固めるのが大変でした。大きな雪用のスコップがあれば…と思ったので、次回からは準備していきたいですね。スコップがあればサイトの整備だけでなく、かまくら作りなどもできて楽しそう! あわせて、苦労したのがトイレ。水が凍ってしまうため、キャンプ場内で使用できるトイレが限られていたのが大変でした。特に子供がいる場合は、遠いと不便なので予約の際に確認しておく方がいいかもしれません」

テント設営には苦労したものの、それ以外は思ったほど難しいことはなかったとのことでした。


キャンプのプロに聞く、スノーキャンプのコツ

お話しをお聞きしたのは、群馬県の浅間高原にあるキャンプ場・スウィートグラスの伊藤さん。初心者にとってはかなりハードルが高く感じられるスノーキャンプですが「きちんと準備さえすれば初心者でも安全に楽しむことができますよ」とのこと。

コツ1:基本の道具にプラスしたい、スノーキャンプ用アイテム

まず道具は、冬用のキャンプ道具を一式そろえるとなるとお金もかかります。そこで、最低限持っておきたいアイテムを聞いてみました。

「まず、基本となるキャンプ用具ですが、冬用の道具を一式揃えるのは難しいもの。テントなども冬用の物を用意できればベストですが、ほかのアイテムでカバーすれば通常のテントでもOKです。他のアイテムも普段使っているキャンプ道具に冬用のアイテムを追加していけば十分ですよ」

そこで伊藤さんに教えてもらった、通常のキャンプアイテムにプラスして最低限用意したいスノーキャンプ用のアイテムは以下の通り!

【基本のキャンプ道具にプラスしたい! スノーキャンプ用アイテム】<br>
・地面からの冷気を防ぐグランドシート、銀マット、インナーマットなど
・電源付きのテントサイトの場合→ホットカーペットや電気毛布
・電源なしの場合→湯たんぽ
・耐温度の低いマミー型のシュラフ
・屋外で暖を取るための焚き火台
・レギュレーター付きのバーナーかガソリン式のバーナー、薪・炭などの熱源

特に熱源は外気温が低い冬の場合、通常の卓上コンロだとガスが気化せず使用できない場合があるため要注意とのこと! また、キャンプアイテムだけでなくウエアも防寒対策をしっかりしたいところ。服装は動きやすいスキーウエアがおすすめ。帽子や手袋も忘れず、カイロもあると便利です。

さらに、冬タイヤやタイヤ用のチェーンなど車用の冬装備も忘れずに!

コツ2:冬ならではのテント設営と設営後の注意点

準備万端でキャンプ場に到着したら、早速テント設営です。ここでも夏場のキャンプのようにスムーズにテントを立てることができないのがスノーキャンプ。雪が積もっている場合には雪を踏み固めて地ならしをしてスペースを確保。その上で設営作業に入ります。

「基本的には、普段と同じようにテントを立ててもらえば大丈夫ですが、冬場は地面の凍結でテントを固定するためのプラスチックペグやアルミペグが打てない場合があります。念のためスチールペグやスチールハンマーがあると安心です」

さらにテントを立てた後も、冬ならではの注意点が!

「内外の気温差によりテントの内側が結露する場合があるので、こまめにタオルなどで拭くようにしましょう。通気を良くすることで結露を防ぐことができますので、昼間はテントの入り口を開けておくのもいいと思います。また、降雪時は積雪によりテントやタープが潰れてしまうこともあるので、こまめに雪下ろしをしてくださいね

コツ3:道具のレンタルやコテージを利用すればもっと手軽!

キャンプ場にはテントやシュラフなどのレンタルも用意しているとのことですので、まずはレンタルでキャンプを体験してみるものいいかもしれません。また、分からないことはスタッフの方が丁寧に教えてくれるので、積極的に聞いてみるのがおすすめです。

また、いきなり雪の中でのテント泊に不安がある場合には、コテージやキャビンなどの宿泊施設もあるので、そこに泊りながら雪の世界を楽しんでみるというのもいいかもしれませんね。

コツ4:ごはんは簡単で温まる鍋料理がおすすめ

さらに、キャンプのお楽しみと言えば、やっぱり自然の中で作ってみんなで食べるキャンプめしですよね。スノーキャンプにおすすめのごはんは?

スノーキャンプにぴったりなのが、鍋料理! 体が温まるし、下ごしらえが簡単にできるというのもポイントです。そのほかの料理の場合でも、冬はキャンプ場で料理の下ごしらえをしようとすると寒くて大変です。なので、あらかじめ下ごしらえを済ませた材料を持ってきて、調味するのみにしておくといいですよ


雪景色に雪遊び、星座観察…スノーキャンプで非日常気分を!

伊藤さんによると、スノーキャンプの最大の魅力は何と言っても雪と思い切り触れ合えること。思う存分雪遊びに夢中になったり、一面真っ白な雪景色を前に非日常気分に浸ったりと、スノーキャンプには、普段のキャンプでは味わえない楽しみ方がいっぱいだそうです!

「やっぱり雪だるま作りや雪合戦などの雪遊び、それからソリ遊びなどはおすすめです。また、意外と楽しいのが雪の中での凧揚げ。お天気がよければぜひやってみてください。それから、冬は空気が澄んでいて星がキレイに見えるので、夜の星座観察に最適です。夜はぐっと気温が下がりますからしっかりと防寒対策をして楽しんでくださいね」

雪の中でみんなで鍋を囲み、満天の星を眺める。スノーキャンプならでは贅沢な時間ですね。確かに夏場よりもしっかりとした準備や注意が必要なスノーキャンプですが、それを工夫しながら楽しい時間を過ごした思い出は、きっと子供たちの記憶にも強く残るはず。いつもと違った体験ができるスノーキャンプに、いつかみなさんも挑戦してみませんか?

親子で楽しむ!雪遊び特集

小さな子どもから遊べるキッズパークで、ふわふわ遊具や、そり遊び、スノーチュービングなど冬ならではのアクティビティを楽しもう♪ 年齢別におすすめの雪遊びや非日常体験ができる雪上アスレチックも♪

親子で楽しむ雪遊び特集

お話を聞いたのは…

  • 北軽井沢スウィートグラス 伊藤智幸さん

    バリエーション豊富なテントサイトのほかコテージ、キャビンなどの施設が揃うキャンプ場・スウィートグラススタッフ。雪だるまコンテストやバナナモービルなど、冬ならではのイベントも楽しめる。

  • 北軽井沢スウィートグラス
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ライター紹介

石橋 夏江

編集プロダクションverb所属。編集者・ライター。趣味は、旅行と写真とスキューバダイビング。プライベート旅でも、取材旅以上の分刻みスケジュールを組むため、友達がなかなか一緒に旅行に行ってくれないのが最近の悩み…。

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