親子でスキーを楽しみたいけれど、子どものスキーウェアってどうやって選んだらいいんだろう? 成長が早い子どものスキーウェアは購入よりもレンタルがお得って聞くけれど本当かしら? そんな疑問を持っているパパやママも多いことと思います。
そこで、子どものスキーウェアやスキーグッズの性能やサイズ選びについて、ウィンタースポーツ店のメッカ御茶ノ水に5店の大型スポーツ用品店を展開するVictoria本店7Fキッズ&ジュニアウィンター用品フロアで訊きました。
子どものスキーウェア選びの2つのポイント
サイズ調整機能/ポイント1
キッズのスキーウェアは1シーズンで着られなく可能性もあるので、購入よりもレンタルがお得という声もありますが、実は、キッズスキーウェアの特徴のひとつが「サイズ調整機能」です。最大20cm前後の調整が可能なものも多く販売しています。
キッズスキーウェアの販売が5,000円前後〜、レンタルが1日2,500円前後〜であることを考えると、2シーズン使うつもりでウェアを購入して、2回程使えばレンタルよりも購入がお得な場合も多くなっています。
調整できるのは上着の「袖の長さ」と、パンツの「丈」。
「袖の長さは」袖口から紐を引っ張り結ぶことで、最初は短く、成長に合わせて、少しずつ長くしていくことができるものが多くなっています
また、パンツの丈は、肩からの長さをサスペンダーで調整し、腰の辺りでパンツの丈を調整できるようになっています。ウェアは10cm刻みで身長90cmから多く販売をしています。
特に小さなサイズなどは、数も少ないためシーズン直前に選びに行くことで気に入ったデザインを確保するのがオススメですね。
「11月も後半から12月の前半にかけての休日は、Victoriaにも、お昼頃から16時ごろまで、気に入ったウェアを選ぶ親子連れでかなり混み合ってきますね。親子で楽しそうに、これから始まるスキーシーズンの話をしながら、ウェアを選ぶ姿は見ていて、とても微笑ましいものですね」
続いては、スキーウェア選びの中でも特に重要な「耐水圧」を詳しくご紹介します!
親子におすすめのスキー場をチェック!耐水圧/ポイント2
キッズスキーウェアのポイントの2つ目が、「耐水圧」です。耐水圧とはJIS規格に基づく試験によって表示がされているもので、1平方センチメートルあたりにどの程度の水圧までウェアの内側が湿らずに耐えられるかを表したものです。
子どもが雪遊びやスキーで雪の上に座るたび、リフトに乗るたびにウェアに水圧がかかり、ウェアに少しずつ水が染みていきますので、この数字が大きいにこしたことはありませんが、一般的に耐水圧が10,000mm前後あれば通常のスキーでは十分だと言われています。
10,000mmとは、生地の上に1cm四方の筒を立てて、そこに10mの高さまで水を入れても水圧に耐えられることを表しています。
大人よりも子どものほうが体重が軽い分、耐水圧が低くても大丈夫と言われることもありますし、春スキーのように水分の多い雪の場合はより耐水圧が高いもののほうがいいとも言われています。
一般的な耐水圧の目安
- 嵐 20,000mm
- 大雨 10,000mm
- 中雨 2,000mm
- 小雨 300mm
子連れスキーの必需品!レンタルできない4アイテム
続いて、子どもとスキー&雪遊びをするときに必要でレンタルできない必需品などをご紹介します。
▼スキー&雪遊びの必需品 レンタル不可のもの
- ゴーグル(スキー場によっては可)
- タートルネックのインナー
- ソックス
- グローブ(手袋)
特に必要なのは、上記の4アイテム。下記の3つのアイテムも揃えておくと便利です。
▼スキー&雪遊び あるとよりよいもの
- ヘルメット
- 帽子
- ネックウォーマー
あると便利なのが、上記3アイテムです。「特にスキー用のヘルメットは年々売上を伸ばしており、子どもの安全に、細やかに心を配る親御さんが増えている印象があります。『自転車のものとは違うのですか?』という質問も受けますが、ウィンタースポーツ用のものは、後頭部をフォローすることにも重点がおかれています」
ゴーグル/レンタルできない必需品1
ゴーグル選びで一番注意してあげたいのが、顔にフィットしているかという点。特に鼻のまわりのフィット感は、子どもの顔を下から覗き込んで、お家の方がよくチェックして選んであげたいですね。
また、ダブルレンズになっているものは、レンズとレンズの間の空気の層があることで、ゴーグルが曇りにくくなりますので、子どもにはおすすめのポイントになります。眼鏡と併用ができるか、特に最近増えてきているヘルメットと一緒に使えるかという点も子どものアイテム選びのポイントになります。
タートルネックのインナー/レンタルできない必需品2
子どものスキーウェアのインナーには、スポーツ用のタートルネックを着ることを特におすすめしています。
温かくて快適なため、まだ雪に慣れない子どもたちがストレスなく雪遊びやスキーを愉しむことができるという点、また、これらのものの多くが綿が50%と化学繊維50%という比率のものが多くなっている点です。綿は汗をよく吸いますが、汗がひいたとき体が冷えやすくなります。
そのため、綿だけでなく化学繊維を半分程度含み、吸汗だけでなく、速乾の効果をうたうインナーを選んであげるといのではないでしょうか。
ソックス/レンタルできない必需品3
スキー&雪遊びのソックスも選び方にポイントがあります。まず、「厚手」であること、そして、「ひざ下までの長さ」があること。短いソックスを履いていると、スキー靴のなかでたるんだりする場合もありますので是非、長いソックスを選んであげてください。
グローブ/レンタルできない必需品4
グローブは、「ミトン型」と「五指型」の2種類があります。どちらのほうがよりよいということはありませんので、お家の方がお子さんが使いやすいという点で選んであげるといいですね。
一般的に、温かいのが「ミトン型」、機能性を重視したのが「五指型」と言われています。
どちらにせよ、選んだら指の間まで、丁寧に防水スプレーをかけて使うことをおすすめします。
続いては、「スキー板」と「ストック」の選び方を詳しくご紹介!
スキーデビューにおすすめのスキー場子連れスキー 板とストック選びのポイントはココ!
子どものスキー板選びのポイント
おもちゃのプラスティックのスキー板も販売されていますが、こちらはバインディングを紐でかませているため、平地で雪遊びでスキーの雰囲気を愉しむには適していますが、斜面を滑るスキーには向いているとはいえません。
ストック、板、スキー靴などがセットになったお得なものもありますので、まずは、そのような中から選んでいくといいですね。
子どものストック選びのポイント
また、ストックを選ぶ時には、ストックを反対にして床につき、肘が90度程度にまがるサイズがベストサイズ。板もストックも子どもの体のサイズにあったものを選んであげることが上達の一番の近道になります。
いかがでしたか?ポイントを押さえて、アイテムを選んでいくことにより、より快適に楽しく! そしてお得に家族でスキーや雪遊びを愉しむことができます。是非参考になさってください。
「スキー場」や「雪遊び」をより詳しく!
親子向けのスキー場や雪遊びスポットはまだまだたくさんあります!
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