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【2025年夏休み】専門家が解説!インターで英語体験!サマースクール徹底ガイド

掲載日: 2016年5月22日更新日: 2025年7月30日大下孝枝/いこーよファミリーラボ・いこーよ特集編集部
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これから英語を学び始める子供でも大丈夫! 6月から始まるインターナショナルスクールの夏休み(6月〜8月)に合わせて、4月ごろから続々とサマープログラムの募集が開始されています。日本の学校に通う子どもたちでも参加できる人気の学習イベントです。英語を"学ぶ"だけでなく、"英語で学ぶ"体験ができるこのプログラムについて、「インターナショナルスクールタイムズ」編集長・村田学さんに聞きました。

記事の内容をサクッとチェックしたい場合は、上記のYoutubeをチェック!

夏休みキッズプログラム&おでかけ特集

インターナショナルスクールのサマープログラムって?

インターナショナルスクールのプログラムは、5日〜10日を1タームとして、インターナショナルスクールの夏休み期間である6月から8月末まで、2〜3タームを開催するスクールが多くなっています。

その中の7月末〜8月末に開催されるプログラムであれば、日本人の子どもでも参加ができるものが増えてきています。
※帰国子女・在校生限定のプログラムもあるため、事前に確認が必要です。

サマースクールのプログラムの3つのタイプ

プログラムの3つのタイプ

  1. 英語に触れるもの/英語キャンプなど、まず英語に親しむところから始めるタイプ。
  2. 英語を学ぶもの/リーディング・ライティングなど基礎英語力を高める学習中心のタイプ。
  3. 英語でプログラミングなどの子どもたちが興味を持つテーマを学ぶもの/英語を使ってプログラミング、アート、サイエンスなどを学ぶCLIL型のプログラム。

プログラムの中には、英語キャンプなどで「英語に触れるもの」、「英語自体を学ぶもの」、英語を使って「子どもたちが興味があるものを学ぶもの」の3種類が大きく上げられます。

注目される「CLIL」型プログラムとは? 英語と教科を一緒に学ぶ!

中でも、最近のインターナショナルスクールのサマープログラムで増えていると村田さんが言うのが「CLIL(Content and Language Integrated Learning)=クリル」という学習方法に基づいたプログラムです。

「英語で理科や社会などの教科の学習を学ぶことで、英語力を効率よく伸ばすことができるといわれています。クリルのプログラムの中でも時代を反映して、ロボット工作やアプリ作りといったテクノロジー系のプログラムが特に増えている印象があります」(村田さん)

参考:上智大学 学生の外国語学習へのモチベーションを引き出すCLIL教授法とは

英語力がなくても受講できるプログラム!

英語ができない子どもも受講できる「聖心インターナショナルスクール」のプログラム例

英語もままならない子どもが、英語で理科や社会の教科の勉強をすることができるの? という疑問がわいてきます。

「都内のインターナショナルスクールで実際に行われていた理科の「氷の凝固点降下」の実験では、英語力のある子どもは英語で、英語に自信のない子どもは絵で実験の過程や考えたことを記述する方法がとられていました」と、村田さん。氷に塩をふりかけ、糸で氷をつりあげる実験に子どもたちは夢中で取り組んでいたそうです。

夏休みキッズプログラム&おでかけ特集

子どもが喜ぶプログラム!

1タームの中には、遠足やスイミングなどのプログラムが含まれていることも多いインターナショナルスクールのプログラムですが、「遠足やキャンプなどのプログラムは、教室内でのプログラムに比べて格段に友達や先生とのコミュニケーションが増え、子どもたちの楽しかった記憶につながります」(村田さん)

リピーターの多いインターナショナルスクールは?

1975年からインターナショナルスクールの先陣を切って一般の日本人の子ども向けのプログラムを開始したアメリカンスクールのプログラムは、特にリピーターの多いプログラムとして知られています。

「このようなリピーターの多いプログラムでは、普段の学校生活でもみんなの模範になる生徒会などで活躍する生徒や卒業生たちが厳選されてアシスタントとして参加しています。また、このアシスタントたちは日本語もできるので、参加した子どもたちにとって力強い存在となっているようです」(村田さん)

英語を学びはじめた子どもたちが、尊敬に値するような少し年上のお兄さん、お姉さんと出会い、楽しく学ぶことで、毎年行きたい! というリピーターの子どもたちを増やしているようです。

関東で人気のインターナショナルスクールのサマープログラム

アメリカンスクール

六本木と調布の二つのキャンパスで実施。遊びを通して子どもたちが自立し、新しい環境で友達を作り、新しいことに興味を持ったりすることを目的としています。

アメリカンスクール

聖心インターナショナルスクール

英語で学校生活を送り、英語で学ぶことを通じて、子どもたちが楽しく英語と触れ合える環境作りを行っています。英語経験がなかったり、英語に苦手意識のある子どもでも楽しんで学べる工夫がされています。

聖心インターナショナルスクール

関西で人気のインターナショナルスクールのサマープログラム

カナディアン・アカデミィ

100年以上の歴史のある歴史あるインターナショナルスクール。年中から中学3年生まで、学校に泊まり込んで行うプログラムが開催されています。

カナディアン・アカデミィ

大阪インターナショナルスクール

大阪市で最初で唯一の米国西部地域私立学校大学協会(WASC)及び国際バカロレアプログラム(IB)認定校として人気のスクール。サタデースクールなども行っています。

大阪インターナショナルスクール

求められる英語力を必ずチェックして申し込もう!

英語力のない子どもたちも、楽しく英語に触れる場になってきたインターナショナルスクールのサマープログラムですが、受講申込みの前に、必ず求められる英語力を確認したほうがいいと村田さんは言います。

「申込みのフォームが英語だけなら、親も子どももかなりの英語力を求められる可能性が高く、日本語と英語のフォームがあれば、英語が苦手な子ども受けられる可能性は高い場合が多いようです」(村田さん)

とはいえ、申込み前には必ず事務局と子どもの様子を話し合ってから申込みをすることで、子どもによりあったプログラムを受講することができます。しっかり情報収集をして親も子どもも受講してよかった!というプログラムをえらびたいですね。

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【夏休みキッズプログラム特集】いこーよ夏休み特集

この夏、子供が「やってみたい!」と出会う。

夏休みは子供にとって、新しいことに挑戦できる特別な時間。英語、科学、アート、アウトドアなど、子どもの興味を引き出す多彩な体験が全国で開催されています。

いこーよの特集では、初心者から経験者まで幅広く参加できる、さまざまなプログラムを厳選して紹介! ママパパ&キッズが気になるプログラムやイベントを徹底紹介!

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ライター紹介

大下孝枝/いこーよファミリーラボ・いこーよ特集編集部

いこーよファミリーラボ&いこーよ特集編集部。今はなきベストセラーズ「一個人」などで新卒編集者デビュー、書籍から教材編集者になり、結婚し子供ももう大学受験! いこーよ歴も20年を超えました。子育て&旅関連では最古参おばばマーケッター。ファミリー層向けのマーケティングのプランニング&支援が得意分野。教育メディア&学習教材編集者歴27年、旅メディア歴25年。モンテッソーリ教師。お気軽にお問合せください。

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