子どもはすぐに体調を崩したり、熱を出したりするもの。年末年始は医療機関もお休みのところが多く、発熱や体調不良など、子どもの急病時にどう対応したらいいのか焦ってしまいますよね。そこで、すぐに病院に行くべきか迷ったときに利用できる、心強いサービスをご紹介します。
この記事は、2016年6月23日に公開した内容に「年末年始当番医検索」を追記したものです。
年末年始に受診できる病院は?救急を呼ぶべき?
子どもは高熱を出したり、嘔吐したりすることがよくあります。特に、熱は夕方から夜にかけて上がる傾向にあるため、体調が悪くなった段階で病院は閉まっていることが多く、どうしたらいいのか困ってしまうことも…。休診が続く年末年始ならなおさらです。
年末年始でも受診できる病院はどこ? 救急に連れて行くべき? それとも、様子を見るべき? いざというときの判断に迷った時は、次にご紹介するサービスをぜひ利用してみてください。
年末年始当番医検索
年末年始でも受診できる医療機関が検索できるwebサイトです。年末年始は普段利用している医療機関やかかりつけ医が休診のことが多いもの。どこへ行ったらいいのかわからないという場合に利用できる心強いサービスです。
検索したい都道府県名、診療科目、日付を選択して検索を開始すると、その条件で受診できる病院名と連絡先が表示されます。検索結果ページから、同条件の近隣地域も検索できるので、初めて受診する病院も比較しやすく、緊急時でも素早く情報収集ができます。
検索できる日付は12月31日〜1月3日の4日間です。全国の当番医情報が公開されているので、帰省先や旅行先でも安心です。
日本小児科学会 こどもの救急
厚生労働省研究班・公益社団法人 日本小児科学会によって監修されたwebサイト。夜間や休日などの診療時間外に病院を受診すべきかどうか、判断の目安を提供してくれます。
「発熱(38℃以上)」、「吐き気」、「泣き止まない」など、19のメニューの中から、子どもの症状に近いものをクリック。例えば「発熱」を選択すると、「あやすと笑う」、「水分はとれる」など8つのチェックボックスが表示されます。
あてはまるものすべてにチェックをして「結果を見る」ボタンを押すと、「急患診療所に行く」、「家で様子を見る」など、子どもの症状に応じた対処法が表示されるという流れです。対象年齡は、生後1カ月から6歳まで。
病院へ行く場合の持ち物や、家を出る際に注意することなどのアドバイスも表示されるので、急な子どもの病気でパニックになってしまっているパパやママには心強い存在です。
東京都医療機関案内サービス「ひまわり」
東京都民向けに、都内の医療機能情報と薬局情報を提供してくれるサービス。さまざまなサイトにリンクが貼られていて、今知りたい情報に素早くたどり着くことができます。
例えば、「東京版 救急受診ガイド」では、今すぐに救急車を呼ぶべき症状を具体的にアドバイス。子どもにあてはまる症状に合うものをクリックしていくと、「今すぐに受診」、「これから(6〜8時間以内)受診」などの相談結果が表示されます。
「医療機関をさがす」では、近くの医療機関や現在診療中の医療機関を探せるので、どこの病院に行ったらいいのかわからないとき、とっても便利です。検索するときに基点となる住所も登録できるので、登録をしてページをお気に入りに入れておくと、いざという時すぐにアクセスできて安心ですよ。
判断に迷ったら、専門スタッフに電話相談も!
サイトで検索して症状をチェックしてみたけれど、やっぱり判断に迷ってしまう。その場合は、電話相談窓口を利用するのがおすすめ。直接専門スタッフに相談できるので安心です。子どもの様子を伝えながら状況を整理でき、相談者自身が冷静になるというメリットもあります。
#7119 東京消防庁救急相談センター
東京消防庁救急相談センター運営協議会が運営する、救急相談センター。急な病気やケガをした場合、今すぐ救急車を呼ぶべきか、病院に連れて行ったほうがいいのかの相談に乗ってくれる電話窓口です。
「#7119」をプッシュすると自動音声ガイダンスにつながります。医療機関を探している場合は1、救急相談を希望する場合は2を押すと、救急相談医などの担当専門スタッフに連絡がつき、具体的にどう対処すべきかの相談ができます。24時間年中無休。携帯電話やPHSからもつながります。
#8000 小児救急電話相談
休日や夜間の急病にどう対応したらいいかを、担当の小児科医・看護師に電話相談できるサービス。全国統一の短縮番号「#8000」をプッシュすると、住んでいる都道府県の窓口に自動転送されます。子どもの症状を詳しく伝えることで、救急に連れていくべきか様子を見るかどうかなど、症状に合わせた適切な対処法をアドバイスしてもらえます。
なお、実施時間帯は都道府県によって異なりますが、365日対応なので、土日はもちろん連休中や年末年始の急な病気にも安心です。
「厚生労働省 小児救急電話相談事業 (ダイヤル#8000)」の詳細はこちら中毒110番・電話サービス
大阪中毒110番(24時間対応) TEL:072-727-2499
つくば中毒110番(9〜21時対応) TEL:029-852-9999
子どもが誤飲してしまったときの電話相談窓口。家の中の事故で多いのが「誤飲」です。とくに「はいはい」などで移動できるようになった赤ちゃんは、親がちょっと目を離した隙に思わぬ物を見つけて口に入れてしまうことが少なくありません。こちらの窓口では、化学物質や動植物の毒などによって起こる急性中毒について、365日無料で情報提供をしてもらえます。
子どもの誤飲で多い乾燥剤・化粧品・たばこなどは情報提供の対象内ですが、おもちゃや磁石、硬貨などの異物(成分が消化管で吸収されて急性中毒を起こすことなく、主として物理的障害が問題となるもの)は相談の対象外なので、何を飲み込んでしまったのか明確にしてから、電話する前に必ず専用ページで確認を。
Fast DOCTOR(ファストドクター)
Fast DOCTOR TEL:03-4405-6613
月〜金曜日 20:00-24:00
土・日曜日・祝日 16:00-24:00
医師が自宅で診療をしてくれる東京23区内限定の夜間救急サービスです(健康保険適用)。電話で問い合わせをしたうえで、ファストドクターオペレータが緊急の診察が必要かを判断します。夜中に突然子どもが体調を崩した際も慌てずに、状況を伝えることが大事です。往診の依頼は、電話とWebサイトのどちらからでも利用できます。
緊急性が低い場合は、きちんと適切な処置を教えてくれるので安心です。また、早急に処置が必要だと判断した場合は、最短30分ほどで医師が自宅まで来て診察してもらえます。自宅での診察に抵抗がある場合は、玄関口やエントランスでも可能です。
処方箋の発行まで行っているので、自宅にいながら、診察から処方まで一連のサービスが利用できるのが、ほかにはない便利なポイントです。利用年齢の制限はないので、子どもから大人まで利用可能です。
「Fast DOCTOR」の詳細はこちら年末年始で多くの病院が休診になる間でも、近くで診療可能な病院が探せたり、救急にかかるかの判断に迷ったときでも相談できたりと、今回ご紹介したサービスはとても便利。ただし、最終的に受診するか否かの判断は、親自身に委ねられています。あくまでも、判断の参考として利用してくださいね。
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