
「豆まき」や「恵方巻」を楽しみながら、健やかな成長を祈る「節分」。近年では、伝統的な豆まきをしない家庭や、鬼のお面を作ったり、イベント参加を通じて楽しむ家庭も増えてきています。

実際にママパパが行って楽しんだ「節分」の過ごし方や楽しみ方、簡単に準備できる節分アイテムなどを、いこーよファミリーラボのアンケートをもとに紹介します。
どれも楽しいアイデアばかりなのでぜひ参考にしてくださいね!
節分の楽しみ方・過ごし方/ママパパアンケートでわかった!
- 「恵方巻」を食べる家庭は約7割
- 「豆まき」をする家庭約は6割
- 節分の主役は「恵方巻」!
- 「豆まき」派を上回る!
- 恵方巻は「市販品派(スーパー・コンビニ・寿司屋等)」が約7割と多数
- 恵方巻は「手作り派」は約3割
- 「豆まき」の鬼役はパパが約5割! 鬼役をたてない家庭も約3割!
- 子育て家庭の節分行事は「子供が楽しめること」が最優先!
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国
調査期間:2025年2月6日(木)〜2月12日(水)
回答数:358人
※グラフの構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならないものがあります。
節分の楽しみ方・過ごし方(1)豆まき?恵方巻?どちらが人気?
節分の代表的な風習といえばまず思いつくのが「豆まき」と「恵方巻」です。それぞれどのぐらいの子育て世帯で行われているのかアンケート調査を行いました。

「豆まきをする」と答えた子育て世帯は58.94%と約6割。自宅で豆まきをするのはもちろん、豆まきイベントや有名なお寺の節分会に参加するという声も寄せられました。
【「豆まきをする派」ママパパの体験口コミ】

「近くのスーパーで豆を買い、おまけでもらえる鬼のお面をパパとママで順番につけて豆まきをしました」
「100円均一で鬼のグッズなどを購入して、豆まきを楽しみました」

「初めて鬼がいる節分イベントへ行きました。テレビなどで鬼が怖いことは知っていたため、初めて見る実物の鬼にビックリしていました。最初は頑張って豆を鬼に投げてましたが、我慢できず怖くて号泣していました」
「毎年京都の有名な節分祭に参加しているので、今年はパパと息子たちで参加しました。10年近く通っているので鬼の動きをマスターして真似したり、例年との違いを観察して楽しんでいました」
全国/節分スポット一覧節分の楽しみ方・過ごし方(2)節分の主役は「恵方巻」!? 豆まき派を上回る人気ぶりで子育て世帯に定着!

一方、「恵方巻を食べる」と答えた子育て世帯は72.62%で約7割となり、「豆まき」よりも「恵方巻」のほうが子育て家庭においては広く行われているという結果になりました。

「恵方巻」のはじまりは?
「恵方巻」は1989年に広島県の一部のセブンイレブンで節分に太巻きを売り出したのがきっかけとも言われ、子育て世代のママパパが子供の頃には全国的に一般的な風習ではありませんでした。
しかし今年(2025年)には、恵方巻が豆まきを上回る勢いで生活に節分の風習の一つとしてしっかりと根付いていることがわかります。
ママパパの口コミにも、恵方巻を購入したり、手作りして家族みんなで楽しむコメントが多数寄せられています。
【「恵方巻派」ママパパの体験口コミ】
- 「恵方巻は子供と一緒にお店に行って中に入れる具材を選び、子供が自分で巻けるようにしました」
- 「保育園で豆まきを、家では恵方巻を食べました。娘は好き嫌いが多いので、納豆巻き!1パック全部1人で食べきっていました」
- 「義実家で義父母に、恵方巻の具材を事前に準備してもらっています。義実家に到着し、義兄夫婦と私たちが恵方巻を作る間、義父母に孫たちと遊んでいてもらっています。出来上がったらみんなで食べたり、鬼のパンツを歌ったり、写真を撮って豆まきをしたり…楽しく過ごしました」
- 「義実家で義父母に、恵方巻の具材を事前に準備してもらっています。義実家に到着し、義兄夫婦と私たちが恵方巻を作る間、義父母に孫たちと遊んでいてもらっています。出来上がったらみんなで食べたり、鬼のパンツを歌ったり、写真を撮って豆まきをしたり…楽しく過ごしました」
節分の楽しみ方・過ごし方(2)恵方巻の準備は「市販品派(スーパー・コンビニ・寿司屋等)」が多数! 手作り派も約3割

恵方巻をどのように用意しているかも聞いてみると、恵方巻を食べる家庭の中で、「スーパーやコンビニで市販品を購入する」と回答した家庭は59.52%と圧倒的に多く、「(寿司屋など)スーパーやコンビニ以外で購入する」という家庭も7.48%いました。

合計すると67.00%となり、約7割の子育て家庭が市販品を購入して手軽に恵方巻を食卓に取り入れていることがわかります。
【「恵方巻は市販品派」のママパパの体験口コミ】

- 「毎年好きな具材を選び自分たちでのり巻きを作っていますが、今年はコンビニの恵方巻にしました。コンビニも美味しかったです」
- 「 大人はスーパーで購入した恵方巻を無言で食べます。子供たちはアレルギーがあるため、焼肉やウインナーを細巻きにしてパパが20本くらい巻いてくれたものを、子供たちは喜んでパクパク食べました」
- 「宅配食材サービスで注文していた冷凍の恵方巻を解凍しました。帰宅が遅くなり、帰りに外食してしまいましたが、帰宅して、切り分けてある恵方巻を、携帯アプリの方位磁針で方角を調べてからいただきました」
- 「毎年海鮮恵方巻を楽しんでいるのですが、今年は妊娠中のためどうしようかと思っていると、デパ地下でお肉の恵方巻を見つけ狂喜乱舞しました」
一方で、「具材選びや巻き方を工夫し、家で手作りする」との回答も29.59%とあり、約3割の家庭が手作り派であることがわかりました。手作り派のママパパの回答には、子供が食べやすいサイズや食材の好き嫌いなどを考えながら恵方巻作りを楽しんでいる様子がうかがえます。
【「恵方巻は手作り派」のママパパの体験口コミ】

- 「愛娘と一緒に恵方巻を作った。海苔巻きを巻くのが去年よりも上手くなってて本人も満足そうでした!」
- 「恵方巻は息子が好きな具材を巻けるように手作り。小さな手で一生懸命巻いたミニ恵方巻を、南南東を向いて『もぐもぐ…』と静かに食べる姿にほっこり。パパとママも一緒に、願いごとを思い浮かべながらいただきました!」
- 「恵方巻を正式なルールで食べると苦しい食べ方になるので、恵方巻をカットして子供も美味しく食べれるようにしています」
節分の楽しみ方・過ごし方(3)豆まきの鬼役はパパが約5割! 鬼役をたてない家庭も約3割!
豆まきを行う家庭に豆まきをどのように行っているかを聞いてみると、「パパが鬼役になることが多い」との回答が52.84%と、最も多い結果となりました。

家族の中で次に多いのが「子供が自分で鬼のお面をかぶる」(9.17%)、「ママが鬼役になる」(6.11%)となりました。
フリー回答には鬼のコスチュームを本格的に揃える人もいれば、子供が幼稚園や保育園で作ったものを活用する人、スーパーで購入した豆についていた鬼のお面を使う人など、手軽なものから本格的なものまで、さまざまな鬼のエピソードが寄せられました。
【「パパが鬼になった」ファミリーの豆まき体験口コミ】

- 「パパが鬼のお面と金棒を持って豆まきしました」
- 「パパが本格的な怖い鬼のお面をかぶって着替えて「本当の鬼が来た」という設定で鬼ごっこのように追いかけるようにやっています」
- 「2歳の娘はもうパパが鬼だとわかってしまったらしく、優しく豆を投げていました」
【「ママが鬼になった」ファミリーの豆まき体験口コミ】

- 「今年はママが鬼役で鬼のお面をかぶり、子供が豆まきをした」
- 「例年は父が鬼役でしたが、今年は母が鬼になってほしいとのことで鬼の面や登場のBGM等を工夫しました」
【「子供が鬼になった」ファミリーの豆まき体験口コミ】

- 「3人の子供がおり、上の子が鬼のお面をつけて豆まきをしました。
- 「友人を自宅に呼んで手巻き寿司を作ってパーティーをしました。息子には鬼のコスチュームを着せて鬼さんになりきってもらい楽しみました」
- 「子供達が保育園で作った鬼の飾りをつけて豆まきで鬼退治ごっこをしていました」
一方で、「鬼役はたてない」という家庭も46.79%ありました。具体的には、ベランダから外に向かって投げる、壁に貼った鬼の絵や棒に書いた鬼などに向かって投げるという声が寄せられました。
【「鬼をたてない」ファミリーの豆まき体験口コミ】
- 「外に投げる豆はもったいないので、少しだけにさせてます」
- 「子供と一緒に鬼の絵を描き壁に貼り、豆まきを準備」
- 「鬼の衣装を買って写真撮影したあとに玄関で豆まきしました」
節分の楽しみ方・過ごし方(4)節分行事は「子供が楽しめること」が最優先!
節分の行事を行う際に家庭で大事にしていることについても聞いてみると、「子供が楽しめるように盛り上げる(飾り付けや演出など)」と回答した家庭が最多でした。

次いで、「伝統行事として豆まきの意味を子供に伝える」、「食べ物や豆を無駄にしないように工夫する」という回答が続き、現代の子育て家庭では、楽しさと伝統のバランスを大切にしている様子がうかがえます。
子育て家庭の節分行事は「恵方巻」が主流!楽しみながらも伝統を大切に
今回の調査から、子育て家庭における節分行事は「恵方巻」を取り入れる家庭が7割以上と非常に多いことがわかりました。恵方巻の調達方法は「市販品の恵方巻を手軽に楽しむ」「手作りでこだわる」などの違いはあるものの、どちらも楽しみながら準備をしている様子がうかがえます。

「豆まき」については、パパが鬼役を担当する家庭が多いものの、子供やママが鬼になる家庭も一定数おり、多様なスタイルで節分を楽しんでいる様子が見られました。

また、「恵方巻」も「豆まき」も子供が楽しめることを最優先しながらも、伝統行事の意味を伝える意識を持つ家庭が多いことがわかりました。
節分は、子供にとって楽しいイベントであると同時に、日本の伝統文化を伝える大切な機会です。家庭ごとに取り入れやすいスタイルに変化しながらも、大切な行事として続いていくと考えられます。
いこーよファミリーラボの調査では、節分に限らず「おせち料理」「雛人形」などの季節の風習についても、取り入れやすい方法で積極的に楽しんでいる子育て世帯の様子がわかります。以下の調査も併せてご確認ください。
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