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ママパパの声!ひな祭り「これが楽しい!」楽しみ方&過ごし方」いこーよファミリーラボ

掲載日: 2025年2月16日更新日: 2025年2月20日いこーよファミリーラボ 大下孝枝

女の子の健やかな成長を願う「雛祭り」。近年では、伝統的な雛人形を飾らずに食事会・撮影・イベント参加などで楽しむ家庭も出てきていることが「いこーよモニタークラブ」会員に行ったアンケート調査でわかりました。

雛祭りの祝い方の多様化や、省スペースな雛人形の人気などのママパパがどのように雛祭りを祝っているかいこーよファミリーラボのアンケートをもとに紹介します。

ママパパの声! 雛人形買う?買わない?後悔&失敗しない選び方

雛祭り楽しみ方・過ごし方/ママパパアンケートでわかった!

  • 1割以上の家庭が雛人形を購入しない選択!
  • 節句料理」「写真撮影」「イベント参加」で雛人形なしでも積極的にお祝い
  • 飾る場所・収納スペースがない」が購入しない理由No.1
  • 購入するなら3万円未満が最多、一段・壁掛け雛人形が主流
  • 7段飾りの雛人形を選ぶ家庭はほぼゼロ
  • 雛人形購入の約6割が祖父母からの全額援助
  • 雛人形を飾らなくなるのは6歳前後

調査方法:インターネットアンケート
対象者:「いこーよアンケートモニター」会員
調査期間:2025年1月23日(木)〜1月29日(水)
回答数:325人

「雛人形を買わない」1割以上! その理由は「体験」を重視!

まず、「雛人形」の購入予定について聞いたところ、女の子のいる家庭のうち「買った・購入予定」という回答が65.74%「譲り受け既に持っている」が20.83%となり、女の子のいる家庭の85%以上で雛人形を購入予定・所有していることがわかりました。

ママパパの声! 雛人形買う?買わない?後悔&失敗しない選び方

一方で、「(雛人形)を買わなかった、または購入予定がない」と答えた家庭が13.43%と約1割にのぼります。

雛人形がなくても楽しい! 「食事会・写真撮影・雛祭りイベント」などで過ごす楽しい時間

「(雛人形)を買わなかった、または購入予定がない」という家庭にどのような方法でお祝いしているかを聞くと、以下のママパパの体験談コメントのような「食事会」や「写真撮影」、「雛祭りイベントへの参加」という体験型の経験を企画してお祝いし、雛祭りの風習自体は積極的に楽しもうと企画するママパパの様子がうかがえます。

全国/撮影「おひるねアート」スポット全国/「ひな祭り」イベント一覧

【雛人形を購入しないでお祝い派ママパパの体験談】

写真スタジオで3歳と7歳の子供の撮影をしました。撮影のあとには神社にお参りもしました。お家ではお雛様ケーキとちらし寿司でお祝いしました」

「義実家にある雛人形を見に行ったりさまざまな子供向けの施設で雛飾りの工作をさせてもらったので、家にはそれを飾りました。義実家でご馳走も食べました。今年も同じようにやる予定です」

雛人形を買わなくても後悔しない9割超! 理由は「体験」の重視

雛人形を買わずに後悔したか」についても聞いてみたところ、雛祭りの風習をさまざまな企画で楽しむ家庭が多く「後悔しない」という回答が93.1%と多数を占めています。

【雛人形を購入しない派ママパパの体験談】

置き場所がないので買わずでよかったです。子供が、保育園で制作した雛人形を持って帰ってくるので、それを飾っているので、後悔はありません」

「自分が子供の頃、立派な雛人形を買ってもらい持っていたけれど、出したりしまうのが大変で出さなくなってしまったし、物置の場所も取ってしまい困った経験があるから後悔はしていません」

雛人形を買わない理由は、「飾る場所・収納場所の問題」が最も大きな壁

雛人形を購入しない家庭にその雛人形を購入しないと決めた理由もききました。1位は「飾る場所や収納スペースが確保できない」。

同率2位は「金額に見合った価値を感じない」、「節句を別の形で祝うことを選んだから」でした。

雛人形一番人気は「小型・一段タイプ」購入予算は「3万円未満」が最多! 1万円未満の家庭も約1割

サイズでは、「小型・一段タイプ」が圧倒的に人気で66.43%。次いで「壁掛けや卓上タイプ」が16.78%と省スペースで飾れる雛人形が選ばれています。

親世代が子供のときには主流だった「三〜五段の中型サイズ」を選ぶ家庭は13.99%と少数派で、「七段飾り」の大型の雛人形を購入する家庭はいませんでした。

購入予算の価格帯のアンケートで最も多かったのは「3万円未満」。内訳は1万円未満が11.68%、1万円〜3万円未満が18.98%です。

また、「5万円〜10万円万円未満」が23.36%、「10万円〜15万円未満」16.06%でした。10万円を越える雛人形を選ぶ家庭も15%いるものの、3万円前後の価格帯を選ぶ家庭が最もボリュームの大きな層となっています。

先にふれている雛人形を買わない理由の1位に「飾る場所や収納スペースが確保できない」が入っていることからも、小型卓上型壁掛けタイプのものに人気が集まっている様子がうかがえます。

また、いこーよモニタークラブのアンケートの回答者の半数が東京、神奈川、埼玉を中心とした首都圏エリアに在住していることも、そのような傾向が強く出ていると想定されます。

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雛人形購入は約6割が「祖父母の全額援助」

雛人形の購入資金についても興味深い結果が出ました。最も多かったのは「祖父母が全額負担」が57.66%と圧倒的多数。次いで「親が全額出した」が31.39%、その次が「祖父母と親で出した」(9.49%)という結果でした。

伝統的に雛人形は祖父母が孫娘のために購入し、贈る風習がありますが、現在でもその文化が残っている様子がアンケート結果にもあらわれています。

購入される雛人形は祖父母やママパパ世代が子供の頃に比べ価格帯が抑えられ、省スペースなものが主流になっていることから、祖父母世代と親世代の価値観にも変化が出てきている様子がうかがわれ、「祖父母が購入しようと思ったものよりも小型のものをお願いした」というママパパの声が多く見られました。

【雛人形を購入したママパパの体験談】

軽くて小さくて場所を取らない低価格なお雛様を購入し、親から貰ったお雛様代は子供の口座へ貯金しました」

「両親は孫の為に大きな雛人形を買ってプレゼントしたいと言われたんですが、飾る場所もないし、しまう場所もないから、手乗りサイズの小さいのがいいと伝え、それをプレゼントしてもらいました」

2025年の雛祭りに雛人形を飾るのは88%。雛人形を飾らなくなるのは6歳前後から

2025年の雛祭りに「雛人形を飾りますか?」と聞いたところ、88.08%が「はい(飾ります」との回答になりました。

今年雛人形を「いいえ(飾りません)」と答えたママパパに「何歳まで飾っていたか?」を聞いてみると「6歳以上」と「(いつから飾らなくなったか)わからない」が同率1位、次いで「3〜5歳」という結果になり、年齢が上がるにつれて飾らなくなる家庭が増えていく様子がわかります。

今年飾らない理由のフリー回答には、「引っ越しなどで飾るスペースがなくなる」「毎年飾るのが手間」といった回答が多く、生活の中で雛祭りの準備に避ける時間などが減っていることが読み取れます。

【2025年雛人形を飾らないママパパの事情】

「ひな飾りを出す部屋が在宅勤務の部屋になったため、飾る場所がなくなった」

「飾るのに手間を感じるし、出さなくても、本人が気にしなくなってきた」

雛祭りの手間・スペースなどの問題で、コンパクトな形で存続

今回のアンケート結果から、雛人形を飾る世帯は徐々に減少しつつある一方で、「食事会」「写真撮影」「イベント参加」といった形で雛祭りを楽しむ家庭が増えていることがわかりました。

また、購入する場合もコンパクトな雛人形が主流で、大型のものはほぼ見られなくなっています。この背景には、住宅事情や、忙しい子育て世帯のライフスタイルの変化が影響していると考えられます。

伝統的な雛祭りの形は変わりつつあるものの、「女の子の成長を祝う」という本質的な文化は、現代の生活に合わせて新しい形で受け継がれています。伝統的な風習が現代のライフスタイルに適応しながら子育て世帯のなかで守られていく様子は、お正月のおせち料理についてのアンケートでも見られます。伝統的なおせち料理の中でも子供が好むものを中心に取り入れ、新年を祝う様子が伺えました。

雛祭りについても今後は、より省スペースで手軽に楽しめる雛人形や、体験型の雛祭りイベントがさらに注目を集めると考えられます。

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ライター紹介

いこーよファミリーラボ 大下孝枝

子供楽しく親にとっても幸せな情報発信を軸にファミリー層向けのマーケティングのプランニング&支援を行っています。親子の時間に寄り添いながら、“家族でわくわくな時間を過ごす”企画が得意です。教育メディア&学習教材編集者歴27年、旅メディア歴25年。モンテッソーリ教師。

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