8月に入り、夏休みの宿題の進行具合が気になる方も多いのでは?「いこーよ」では、2014年、2015年に引き続き、小学生の子どもを持つ親に夏休みの宿題に関してのアンケートを実施。子どもたちの宿題事情を調査しました。3年連続でランクインした「子どもが苦手な宿題」とは…? 気になる結果をレポートします!
小学生が苦手な宿題は「読書感想文」と「自由研究」

Q.子どもが最も苦戦している夏休みの宿題は何ですか?

子どもが最も苦戦している夏休みの宿題第1位は「読書感想文」(38%)。そして、第2位は「自由研究」(32%)が僅差で続き、「工作」(10%)、「課題帳」(7%)、「プールに行くこと」(5%)、「ポスター」(4%)、「ラジオ体操に行くこと」(1%)という結果になりました。
「読書感想文」と「自由研究」は2014年の調査開始以来、小学生が苦手な宿題として3年連続で1位・2位にランクインしており、子どもたちが自分の考えや調べた知識をまとめる作業に苦戦している様子がうかがえます。
子どもの夏休みの宿題を手伝う親は約8割!
Q.子どもの夏休みの宿題を手伝ったことがありますか?

子どもの宿題を「ほとんど手伝う」と回答した親は6%、「手伝うものもある」と回答した親は71%となり、両者を合算させると77%の親が宿題を手伝った経験があるという結果になりました。
ただし、宿題すべてを親がやるというよりも、子どもがわからないポイントを教えながら一緒に取り組むという親が多いよう。また、始業式間近になって宿題が終わっていない状況を前に、やむを得ず手伝うというコメントも見られました。
「手伝う」と回答した親のフリーコメント
自由研究は、アイデアが思い浮かばなかったので、どういうものだったら自分でできるか、どういうふうに進めていけばいいかを一緒に考えながら進めました。(7歳男児の母親)
低学年のうちは、読書感想文など、書き方を教えないと、初めての取り組みなので難しいと感じたから。(7歳男児の母親)
始めは放っておくのですが、やらないで行かせるのも先生に何か言われるので、最終的には手伝ってしまいます。(10歳男児の母親)
親が手伝う宿題TOP3は、自由研究・読書感想文・工作
Q.夏休みの宿題で、何を最も手伝っていますか?

親が最も多く手伝う宿題のTOP3は「自由研究」(49%)、「作文・読書感想文」(22%)、「工作」(19%)という結果になりました。この3つの課題は3年連続で「親が手伝う宿題」TOP3入り! 読書感想文・自由研究は「小学生が苦手な宿題」のトップ2でしたが、子どもたちの苦手意識がそのまま進行の遅れにも影響するため、期日に間に合わせるために手伝う親が多いようです。
特に「自由研究」は、宿題を手伝うと回答した親の約半数がサポートを行っており、フリーコメントでもテーマ設定や自由研究に必要な材料の買い出し、まとめ方など、全般にわたって親がフォローしている姿が見られました。
計画的に宿題を進行する子どもの後ろに「親の目」
Q.自身が小学生だった頃と、子どもの宿題への取り組み方は?

親自身が小学生だった頃と子どもの宿題への取り組み方を比較すると、「夏休み終了直前に慌てて終わらせる」が、親世代が28%に対し、子どもは18%と低くなりました。一方、「毎日計画的に進めていく」が、親世代が14%に対し、子どもは24%とやや多い結果となりました。
「宿題を終わらせずに始業式を迎える」も、親世代が6%に対し、子どもは0.7%と激減し、今の小学生の方が計画的に進行し、期日前にしっかり終わらせている印象です。しかし、昔より子どもがマジメになったというよりは、約8割の親が子どもの宿題をサポートすることで、より期日を意識した取り組みになっている、というのが正しそうです。
▼アンケート概要
【実施方法】 『いこーよ』サイト上で実施
【実施期間】 2016年6月6日〜7月4日
【有効回答数】 212名 ※設問により異なる。詳細は各質問項目を参照
【回答者プロフィール】 小学生の子供を持つ全国の親
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