歌って踊る人気ユニット「ケロポンズ」が再び登場! 代表曲「エビカニクス」のダンスポイントを伺った前回に続き、新曲「チェケマッチョ!」をレッスンして頂きました。愉快な歌詞やリズミカルな曲、ダンスを子どもと一緒に楽しんでください! ユニット結成秘話や、コンサートに込められた熱い思いにも注目です!
「エビカニクス」のダンスポイントはこちら!
YouTubeで大人気の「ケロポンズ」が話題のダンスを伝授!ラップのリズムから生まれた言葉遊び「チェケマッチョ!」

ケロちゃん(増田裕子さん・右)とポンちゃん(平田明子さん・左)のおふたりで活動しているユニット・ケロポンズ。「チェケマッチョ!」は、7月に発売されたDVD付きCD「おどってあそぼう!!ケロポンズBEST」に収録されている新曲のひとつです。
「ケロポンズBEST」に収録されている新曲は、全部で3曲。「カエルンバアヒルンバ」「エベレストレッチ」、そして「チェケマッチョ!」と、すべてタイトルが言葉遊びになっています。
ケロちゃん:「『チェケマッチョ!』は、ふと『マッチョをチェックしたらおもしろいんじゃない?』と、思いついたんです。そこにラップのリズムで言う『チェケラッチョ!(Check it out! Yo!)』という言葉を掛け合わせて。最初にタイトルから決まった曲ですね。」
おふたりは、いつもどのように曲を作っているのでしょうか?
ケロちゃん:「決まったスタイルはありません。『チェケマッチョ!』は私が歌詞で、ポンちゃんが作曲です。筋肉の名前がでてくるラップ部分の言葉あそびは、2人で考えました。振り付けはふたりで考えることが多いけど、プロの方にお願いすることもあります。曲によってさまざまです。」
ポンちゃん:「『チェケマッチョ!』の振り付けは、アイドルのPVやCMなども手掛けている西田一生さんにお願いしました。」
子どもの動きからインスピレーションを得ることもあるそうです。
ポンちゃん:「本当に幼い子どもって、上下に体をゆする動きをしますよね。そのタテノリのリズムを見て、『赤ちゃんロックをつくろう!』とか。子どもから教えてもらうことは多いです。」
結成から17年の間に、手掛けた曲数が1000を超えるというケロポンズ。その息の長い活動の秘訣は、自由な制作スタイルにあるのかもしれません。
マッチョな新曲「チェケマッチョ!」を踊ってみよう!
ダンベルを上げたり、ムキムキポーズでキメたり、「マッチョ」な振り付けが楽しい「チェケマッチョ!」。体中の筋肉名を連呼するラップにも注目です。
その動画がこちら。
それではさっそく、「チェケマッチョ」のダンスポイントを伺いましょう!
【1】「マッチョ ベリベリ♪ マッチョ ベリベリ♪」
曲の出だしは、リズムに合わせてジャンプしながら、力こぶをつくって筋肉を誇示するポーズを左右交互に。笑顔を忘れずに!

【2】「ベリマッチョ♪」
両うでを内側からグルッと回し、ガッツポーズを決めます。このときに片足を上げましょう。

【3】「いつでも きたえて まっちょ♪」
そろえた両うでを曲げ、同時に片足を上げます。左右交互に。

【4】「いますぐ会いにいくから♪」
両手をひらひらさせながら、下から上に上げていきます。

【5】「まっちょてちょんまげマッチョ〜♪」
せいいっぱいの力でダンベルを上げましょう。顔にも力を込めて!

【6】「チェケマッチョ♪ チェケマッチョ♪」
力こぶをチェックします。得意げな表情で!

【7】「マッチョな筋肉 ベリマッチョ♪」
ムキムキポーズでキメ!

【1.2】繰り返し
【8】「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)♪ 僧帽筋(そうぼうきん)♪ 大胸筋(だいきょうきん)♪」
後半のラップはフリースタイルで。ラッパーになりきって自由に表現しましょう!

【9】「キンキラキン!(決め)」
「キンキラキン!」で手をひらひらさせたら、最後に「フォー!」とかけ声をあげながらジャンプ!

【1.2】繰り返し
「エビカニクス」に続き、目の前で踊って頂いた「チェケマッチョ!」。おふたりの楽しそうな姿に、スタッフもつい一緒に踊りだしてしまいました。子どもだけでなく、大人も一緒に楽しめる。それがケロポンズの世界です。
ケロポンズ結成秘話と、「宇宙的なおもしろさ」のコンサート

もともとは、ケロちゃんが所属していた子供向けバンド「トラや帽子店」のファンだったというポンちゃん。ふたりの交流は、ケロポンズ結成前から始まっていたそうです。
ポンちゃん:「当時の私は、子ども向けのコンサートは子どもだけがよろこぶものだと考えていました。ところが、『トラや帽子店』のコンサートは、大人も一緒になって歌って踊り、笑い転げている。『こんな世界があったんだ!』と衝撃を受けたんです。」
ケロちゃん:「ケロポンズのコンサートでは、大人向けのギャグを入れたりもします。でもそれは、子どもにはわからなくてもいいということではありません。親が笑えば、子どもも一緒に笑ってくれるからです。そのスタイルは、『トラや帽子店』の頃から変わっていません」
ポンちゃん:「子どもは、親が楽しんでいるのを見るのが大好き。だから、パパママにも踊ってもらえるような振り付けを考えています。」
その後、「トラや帽子店」は解散します。そして、すでにバンドの「追っかけ」だったポンちゃんにケロちゃんが声をかけたことから、ケロポンズを結成することになったそうです。
子どもたちを引き付けるコンサートの秘策とは
そんなケロポンズのコンサートは、なんでもありの楽しいステージと評判。公式ホームページによれば、「宇宙的なおもしろさ」なのだとか。
ケロちゃん:「コンサートでは、歌やダンスのほかにもいろいろなパフォーマンスを取り入れています。ポンちゃんが鼻で笛を吹いたり、動物の鳴きまねをしたり、子どもたちを飽きさせないよう、手を替え品を替えですね。」
ポンちゃん:「『宇宙的』は言いすぎですけどね(笑)。」
おふたりとも幼稚園の教諭資格を持ち、実際に幼稚園で働いていたこともあるそうです。その経験が、子どもの気持ちに寄り添う感覚を養ったのかもしれません。
ポンちゃん:「曲を考えていると、幼稚園で子どもたちと遊んでいた風景が浮かぶことがよくあります。そんなときは、子どもたちと一緒に曲を作っているような気持ちになるんです。」
ケロポンズのコンサートでは、子どもたちをステージに上げて一緒に踊るのが恒例になっているそうです。「エビカニクス」用に、自作のツメを作ってくる親子も多いとか。
YouTubeや、発売中の『ケロポンズBEST』でケロポンズの世界に触れたら、ぜひコンサートにも足を運んでみてください。大人も子どもも一緒になって歌って踊り、笑い転げられる世界が待っています!