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鍋に入れるだけ!ズボラ主婦におすすめ煮込み料理レシピ3選

2016年11月28日富永明子

疲れ気味のとき、切ったりゆでたり焼いたりと、プロセスごとに手間のかかる料理は避けたいもの。でも、とくに寒い時期は、体によくて温かい料理を家族に食べさせたい…。そんなときに便利なのが、煮込み料理! 鍋に入れて煮込むだけで作れる簡単なレシピを、フードコーディネーターで一児の母の平岡淳子さんに教わりました。

野菜から出る水分を使えば、ほくほく野菜の煮物が完成

今回は、寒い季節に食べたい3品のレシピを教えてもらいました。

  1. 茄子と鶏ひき肉のとろみ煮
  2. 豚バラ肉と大根の酒煮
  3. 手羽元とゆで卵のさっぱり煮

「子どもが苦手な野菜も、じっくりと煮込めば味が染みて食べやすくなるので、好き嫌い克服にも役立ちますよ」と平岡さん。

「肉じゃがや大根などを入れたおでん、かぼちゃの煮つけなど、和食の煮込み料理には野菜を使ったものが多いですよね。野菜はもともと水分を多く含んでいるので、調理の際には水やだしなどの煮汁をたくさん入れすぎないことがポイントです。野菜から出る水分を上手に使って煮ると、いつも以上にほくほくとした食感に仕上がります。」

じゃがいもやかぼちゃ、にんじんなど、ほくほくに仕上げたい食材には、あらかじめ砂糖をまぶしておくと、野菜から水分が出やすくなります。その場合、レシピに書かれている水分量よりも少なめにしておくとよいでしょう。」

では、さっそく、簡単に作れる煮込み料理レシピ3品を教えてもらいましょう!


和風あんを絡めていただく、茄子と鶏ひき肉の煮込み

茄子をとろとろに煮込むので、子どもでも食べやすい一品です。とろみのついたあんで食べごたえもあり、ごはんにもよく合います。

「茄子は皮をすべて残したまま煮込むと、皮の色がほかの具材やあんに移って、全体が黒っぽくなりがち。すべてむく必要はありませんが、縞模様になるように、包丁やピーラーなどで茄子の皮をむくと、見た目もキレイですよ。」

茄子と鶏ひき肉のとろみ煮

【材料(2人分)】

  • 茄子(中サイズ)…4本
  • 鶏ひき肉…180g
  • かつお昆布だし…300cc
  • 水溶き片栗粉…片栗粉(大さじ1半)と水(大さじ1半)を溶いたもの
  • しょうゆ…大さじ3
  • 日本酒…50cc
  • 砂糖…大さじ2
  • 塩…2つまみ
  • 油…大さじ1

【作り方】

  1. 茄子は皮を縞模様になるようにむいて、乱切りにしておく。
  2. 鍋(または深めのフライパン)に油を熱し、茄子を炒める。茄子に油が回ったら、塩を加えて、さっと炒める。
  3. 「2」にかつお昆布だしを加えて強火にし、煮立ったら日本酒、砂糖を加え、鶏ひき肉をスプーンで団子状に丸めながら加える。弱めの中火で、茄子がとろとろに柔らかくなるまで煮込む。
  4. 「3」の鍋にしょうゆを加えて5分ほど煮たら、水溶き片栗粉を混ぜてとろみをつける。

次は、冬の定番・大根の煮物レシピです! 


昆布だしと豚バラ肉のうまみが染み込んだ、大根の煮物

大根と一緒に豚バラ肉を加えて煮込むので、豚肉のコクがよく染み込みます。さっぱりとした味わいなので、どんな料理にも合う一品です。

「大根を煮る場合、一般的には下ゆでをすることが多いのですが、最近の大根はそんなにアクが出ないので、そのまま使っても大丈夫。また、煮崩れ防止の面取り(切り口の角を取る作業)も、今回のレシピはそこまで長く煮込まないため、面倒であればしなくても大丈夫です。」

豚バラ肉と大根の酒煮

【材料(2人分)】

  • 大根…1/3本(約700g)
  • 豚バラ肉(塊)…150g
  • かつお昆布だし…500cc
  • しょうゆ…大さじ1
  • 日本酒…50cc
  • みりん…大さじ1
  • 塩…小さじ1

【作り方】

  1. 大根は皮をむき、2cm〜3cmの半月切りにする。豚バラ肉は薄く切っておく。
  2. 鍋(または深めのフライパン)に大根と水(分量外)を入れ、強火にかけて沸騰したら、弱めの中火にして、大根に竹串がすっと刺さるくらいまで柔らかくゆでる。ゆで上がったら湯は捨てる。
  3. 大根が残った「2」の鍋に、かつお昆布だし、しょうゆ、日本酒、みりん、塩を入れて強火にかけ、沸騰したら「1」の豚肉を加えて、弱火で30分煮込む。

3品目は、鶏手羽元とゆで卵を煮込んだ、食べごたえのあるメニューです。


鶏肉のうまみを閉じ込めて作る、手羽元と卵の煮込み

ジューシーな鶏肉を使ったメニューですが、お酢の酸味が隠し味となり、さっぱりいただけます。お弁当のおかずにも便利!

鶏肉は全面がきつね色になるまで焼き色をつけてから煮込むと、うまみが閉じ込められるので、よりおいしく仕上がります。また、お好みで最後に万能ねぎを散らすと、さらにさっぱりといただけますよ。」

手羽元とゆで卵のさっぱり煮

【材料(2人分)】

  • 鶏手羽元…12本
  • ゆで卵…4個
  • しょうが…1/2かけ
  • かつお昆布だし…300cc
  • しょうゆ…大さじ3
  • 日本酒…大さじ2
  • みりん…大さじ2
  • 酢…100cc
  • 砂糖…大さじ2
  • 塩…2つまみ
  • 油…大さじ1

【作り方】

  1. 鍋(または深めのフライパン)に油を熱し、手羽元が全面きつね色になるまで焼きつける。しょうがは薄くスライスしておく。
  2. 「1」の鍋にしょうがを加えて炒め、かつお昆布だし、日本酒、砂糖を入れて、弱めの中火で10分煮込む。
  3. 「2」の鍋に、しょうゆ、みりん、酢、ゆで卵を加え、弱めの中火でさらに10分煮込む。最後に強火にし、水分を飛ばしながら煮絡める。

煮込み料理を手早くおいしく仕上げるポイント

平岡さんは調理のしやすさと洗いものの時短のために、深さのあるフライパンを使って煮込み料理を作っていると言います。

「煮物には鍋を使うのが定番ですが、大きいと台所の幅を取るし、洗うのも乾かすのも一苦労。そこで便利なのが、深さのあるフライパンです。具材が多くても火が通りやすく、具材が隠れずに見えるので調理もしやすい。洗うのも鍋より楽で便利ですよ。」

最後に、少し時間があるときに試したい、煮物をおいしく仕上げるテクニックを教えてもらいました。

煮込み料理は、食べる前に一度完全に冷ますのがオススメです。煮込んだあとに火を止め、室温に置いて冷ましてから、食べるときに再度火にかけて温め直します。余熱が具材に通ることで、味がよく染み込むので、さらにおいしく仕上がりますよ。」

寒い季節は、台所に立つのが面倒な日もあるものですが、煮込み料理なら、手をかけずにおいしい料理を作ることができます。ぜひ試してみてください!

「ズボラ料理連載」のこれまでの掲載記事はこちら

お話を聞いたのは…

  • 平岡淳子さん

    フードコーディネーター。雑誌、書籍、Webサイトなどでレシピの提案、調理、スタイリングをおこなっている。また、毎月主宰しているお料理教室「平岡淳子毎日のおかず教室」が人気。日本ならではの四季を感じながら、旬の食材をふんだんに使った「作りやすいおうちごはん」にこだわって、ジャンルにこだわらない簡単で美味しいレシピを提案し続けている。著書に『決定版!「朝つめるだけ」で簡単!作りおきのラクうま弁当350』がある。

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ライター紹介

富永明子

編集者・ライター。出版社勤務を経て、フリーランスに。食・健康・美容分野での編集・執筆が多く、料理研究家やフードコーディネーターと一緒にレシピ本を作ったり、専門家に取材して美容の記事を書いたりしています。趣味はクラシックバレエで、踊ることも観ることも大好き。バレエの専門書を作ることもあります。

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