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ズボラ主婦でも15分で3品作れる!ほったらかしの時短レシピ

掲載日: 2016年6月30日更新日: 2017年5月16日富永明子

毎日、栄養満点の献立を食卓に並べたいけれど、何品も作る時間はないし、手間はかかって大変だし…。そんな自称・ズボラ主婦でも簡単に作れるレシピを、今回からシリーズでお届けします! 今回はわずか15分で3品も作れる時短レシピを、フードコーディネーターで、一児の母でもある平岡淳子さんに教わってきました!

「ほったらかし料理」なら、3品同時進行で作れる!

平岡さんによると「短い時間で、何品もの料理を同時に作る場合は“火にかけたまま、ほったらかしておける料理”を取り入れることがポイント」だそう! 今回は下記の3品を同時進行で作る方法を教えてもらいました。

  • 簡単チキングリル
  • ミニトマトとズッキーニのチーズオムレツ
  • 茄子といんげんのオイル煮

「今回ご紹介するレシピのうち、チキングリルとオムレツは、フライパンやグリルに入れたら火にかけたまま放置して、じっくりと焼き上げるレシピです。この2品を焼いている間に、混ぜたり炒めたりと手間のかかる料理を作りましょう。そうすれば、わずか15分でも簡単に3品仕上がりますよ。」

順番としては、まず3品すべての食材の下ごしらえを済ませ、一番時間のかかるチキンを魚焼きグリルにセット。そのあとオムレツを火にかけて、ほったらかしてよいタイミングになったら、茄子のオイル煮に取りかかります。

茄子もさほど手間のかかる料理ではなく、ときどき蓋を開けて混ぜる程度でOK! 作りながらオムレツを裏返したり、チキンの焼き具合を確認したりと、15分とはいえ余裕をもって3品を料理できます。

では、さっそく栄養満点で子どもでも食べやすい3品のレシピを教えてもらいましょう!


魚焼きグリルを使って、チキンをパリッと焼き上げる

チキンを焼く場合、魚焼きグリルを使えば、途中で裏返す手間がかからずに便利だそう。もし魚焼きグリルがない場合は、フライパンを利用することも可。「フライパンで焼く場合は、まずは皮目を下にして焼いていきます。途中で裏返したら、鶏から出た油をときどき、皮にかけながら焼くと、皮がパリッと仕上がりますよ」と平岡さん。

簡単チキングリル

【材料(2人分)】

  • 鶏もも肉…1枚(できれば調理30分前から、常温に置いておく)
  • エクストラバージンオリーブオイル…小さじ2
  • 塩…小さじ1/2
  • 黒こしょう…少々

【作り方】

  1. 包丁などを使い、鶏肉を切り開いて、鶏肉の厚みをできるだけ均等にする。塩、黒こしょうをもみ込み、オリーブオイルを加えてさらにもみ込む。
  2. 皮目を上にして網にのせ、魚焼きグリルに入れて強火で約12分焼く(途中で裏返すタイプのコンロの場合は、焼き加減を見ながらひっくり返す)。
  3. 皿に盛り、お好みでミニトマト(写真では、横半分に切って、塩と黒こしょう、オリーブオイルであえたもの)やレモンなどを添える。

フライパンに入れたら放置でOK!ふっくら簡単オムレツ

次は、トマトとズッキーニが入って彩り豊かなオムレツです。「玉子焼き専用のフライパンで作るのがおすすめですが、手元にない場合は小さめのフライパンを使ってもOKです」と平岡さん。一度ひっくり返す手間は必要ですが、基本はほったらかしでOK。弱火でゆっくりと焼き上げることで、簡単にふっくらおいしいオムレツが仕上がります!

ミニトマトとズッキーニのチーズオムレツ

【材料(2〜3人分)】

  • ミニトマト…6個
  • ズッキーニ…1/2本
  • 卵…6個
  • ピザ用チーズ…30g分
  • オリーブオイル…大さじ1
  • 塩・黒こしょう…少々

【作り方】

  1. ミニトマトはくし切りで4等分に、ズッキーニは8mmの角切りにする。ズッキーニを耐熱容器に入れてラップをかけ、600Wの電子レンジで30秒加熱する。
  2. 卵をボウルに入れて溶きほぐし、塩と黒こしょうを加えたら、ピザ用チーズと「1」のトマトとズッキーニを加え、さっと混ぜる。
  3. 玉子焼き用のフライパンを強火で熱し、オリーブオイルを入れてさらに熱してから、「2」の卵液を流し入れる。8秒そのまま置いたら、菜箸でゆっくりと大きく混ぜ、卵液がある程度固まってきたら弱火にし、フライパンにアルミホイルをかぶせて加熱を続ける。
  4. 卵液の表面が半熟より少し固いくらいになったら裏返し、弱めの中火で1分ほど加熱する。皿にのせ、少し冷ましてから食べやすいサイズに切る。

蓋をして煮込むことで、ベーコンのうまみを閉じ込める!

3品目は、とろみのある食感の「茄子といんげんのオイル煮」です。「ときどき混ぜながら、オイルでゆっくりと煮ることで、ベーコンのうまみがしっかりと出ます。ベーコンの代わりにツナを加えてもおいしいです」と平岡さん。うまみを閉じ込めるために蓋をするので、あまり頻繁に蓋を開けて混ぜる必要はないそうです。

茄子といんげんのオイル煮

【材料(2〜3人分)】

  • 茄子…4本
  • いんげん豆…1パック
  • ベーコン(スライス)…3枚
  • エクストラバージンオリーブオイル…大さじ3
  • 塩…少々
  • しょうゆ…小さじ2

【作り方】

  1. 茄子はヘタを取り、乱切りに。いんげん豆は筋があれば取り、上下を8mmほど切り落とし、斜めに半分に切っておく。ベーコンは5mm幅に切る。
  2. フライパンにオリーブオイルを熱し、「1」を入れて弱めの中火で炒める。具材全体に油が回ったら塩を振ってからさっと炒め、弱めの中火にして蓋をする。ときどき蓋を開けてかき混ぜ、茄子にとろみがつくまで加熱する。
  3. 火を止めたらしょうゆを回しかけ、さっと混ぜてから器に盛る。

これで、鶏肉・卵・野菜と、バラエティに富んだ3品が15分でできあがり! 栄養満点で子どもも食べやすい献立なので、家族みんなで楽しめるはずです。さっそく作ってみてくださいね。

お話を聞いたのは…

  • 平岡淳子さん

    フードコーディネーター。雑誌、書籍、Webサイトなどでレシピの提案、調理、スタイリングをおこなっている。また、毎月主宰しているお料理教室「平岡淳子毎日のおかず教室」が人気。日本ならではの四季を感じながら、旬の食材をふんだんに使った「作りやすいおうちごはん」にこだわって、ジャンルにこだわらない簡単で美味しいレシピを提案し続けている。著書に『決定版!「朝つめるだけ」で簡単!作りおきのラクうま弁当350』がある。

  • 公式ホームページ

ライター紹介

富永明子

編集者・ライター。出版社勤務を経て、フリーランスに。食・健康・美容分野での編集・執筆が多く、料理研究家やフードコーディネーターと一緒にレシピ本を作ったり、専門家に取材して美容の記事を書いたりしています。趣味はクラシックバレエで、踊ることも観ることも大好き。バレエの専門書を作ることもあります。

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