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野の花を自宅でおしゃれに飾るコツ

だんだんと寒さが和らぎ、暖かい日が多くなって、春はもうすぐそこ! いろいろな草花が芽吹く春のこの時期、親子で花摘みおさんぽをしてみませんか? 親も子どもと同じ目線になって、一緒に草花を見つけて摘んで飾ってみましょう! 花摘みの方法とおしゃれに飾るコツを7歳の男の子と2歳の女の子のお母さんである、おうち花マイスター・本多るみさんに教えてもらいました。

家から徒歩5分圏内で楽しむ花摘み

画像提供:おさんぽ花育
この時期、お花摘みができるレジャースポットもたくさんありますが、道端に咲いている花を探すだけでも十分楽しめるそうです。でも、そもそもどこでお花を見つければ良いのでしょうか?お花見の時期であれば、桜の木の下を見るだけでも、様々な草花を発見できるのだとか。

「『どこかお花のあるところに行かなきゃ!』と思われる方が多いんですけど、わざわざ特別な場所へ行く必要はまったくありません。東京都内など都心では難しいかもしれませんが、保育園や幼稚園、スーパーへ行く途中など家の徒歩5分圏内、 普段通り過ぎているだけの道端に実は草花が咲いているんです。これからだと、お花見のときに桜の木のまわりにいろいろ咲いていると思うので、最初はそこで摘んでもらって、それから家の近所に咲いている草花を発見できるようになると楽しくなります。」

自然に優しい摘み方は、根っこを残すこと

また、自然に咲いている草花を摘むことに抵抗感を感じることもありますが、根っこを残すように摘むことと、咲いている花を全部摘まないように注意することが大切なんだそう。

「摘み方は、 爪先で茎をつまんで折るといいですね。注意点としては、野に生えているものなので、根っこを残すこと。お子さんが自分で上手に摘めるようになるのは3歳~4歳頃まで難しいので、一緒にやってあげてください。お子さんは根っこから引っこ抜いてしまいがちなんですが、『また来年もお花が咲けるように根っこを残しておこうね』と説明すれば、お子さんもやたらに引っこ抜かなくなります。それから、咲いている花を全部摘まないことにも注意してください。子孫が残せなくなってしまうので、『咲いているお花をちょっとお裾分けしてもらう』という気持ちでいるといいですね。」

この点に注意すれば、また来年もかわいい花が楽しめるということですね。

おさんぽの時間だけは子どものペースに合わせる

子どもは、歩きながらも周囲の色々なものに興味を示します。もし花摘みをするなら、子どもの好奇心に合わせて一緒に楽しむ気持ちが大切なんだとか。

「子どもが道に咲いているお花に興味を示しても、急いでいる時などは特に『手が汚れる』とか『忙しいから早く帰るよ』などと言って、いつも通り過ぎてしまいがちです。でも、 『今日はお花を摘みに行くぞ!』と決めた日は、子どものペースに合わせましょう。子どもの目線に合わせてしゃがんで見てみると、ただの雑草に見えていたお花でも、意外とかわいいかもしれません。子どもは、通りすがりのきれいなものや面白いものを見つけるのが上手なので、子どもを自然遊びの先生だと思って、一緒に楽しんでほしいです。親もリフレッシュできると思いますよ。」

確かに、急いでいる時などは、子どもの好奇心を否定してしまうこともありますが、花摘みお散歩の時には、子どもならではの視点から大人が学ぶことも多そうです。

花の名前が分からなくてもOK!子どもの気持ちに共感して

また、地域によって咲いている花の種類が違ったり、咲く時期も違いますよね。それらをしっかり覚えて子どもに教えるのは大変です。そんな時にはどうしたら良いのでしょうか?

「お花の名前なんて分からなくて全然OKなんです。子どもは『これなに?』と聞いてくることもありますが、そこで親がいちいち調べて答える必要はありません。 図鑑に載っている正式名称を気にするよりも、『名前をつけようか』と一緒にオリジナルの名前を付けてもいいですよね。親子だけが分かる秘密の暗号みたいで楽しいですよ。」

知識よりも、まずは目の前にある草花を楽しむことが大切なんですね。そこから子どもの興味が広がって、自分で図鑑を調べたりするようになるかもしれません。
画像提供:おさんぽ花育
画像提供:おさんぽ花 育

摘んだ草花を持ち帰るときにあったら便利なものは?

ビニール袋とティッシュがあると、水をつけて持って帰れるので便利だと思います。水につけられなくても、チラシやティッシュ、ペーパーナプキンなど、包めるものがあったらお花を傷めずに持って帰れますね。」

さらにスーパーやコンビニのビニール袋があると、包んだ草花を中に入れて手に提げられるので便利とのこと。小さなバケツに水を張っておいて、そこにポンポン入れて歩いても良いそうです。
摘んだ花を持ち帰る際のコツ イラスト提供:おさんぽ花育

摘んできたお花を家でおしゃれに飾るコツ

ここからは、実際に摘んできたお花を長持ちさせる方法、おしゃれに見える飾り方を教えます!

家に帰ったらまず水を吸わせることが大切

まず、摘んできた草花をきれいに保つコツはあるのでしょうか。持ち帰ったら、まずやらばければいけないことは?

「草花は茎の切り口からお水を吸うのですが、乾いてしまうとかさぶたになってお水を吸わなくなってしまうので、 茎を切り直して、5cmくらい水を張ったコップなどに入れてください茎が短い場合は、そのまま水を張ったバケツやボウルなどに全体を浸せばOKです。花びらや葉の裏からも水を吸って、30分くらいでシャキッとします。最初にお水を吸わせれば、後の水替えはあまり気にしなくても大丈夫です。」

このひと手間が大切なんですね。少し面倒に感じるかもしれませんが、帰宅してすぐにやるようにしましょう。

花は一種類でまとめて飾るのがコツ

最後に、かわいくいしゃれに飾るコツも教えてもらいました。

「違うお花を組み合わせると、花の大きさや色のバランスを取るのが意外と難しいので、 一種類でまとめたほうが何も考えなくてもシンプルでかわいい感じになります。もし組み合わせるなら、草や葉っぱがおすすめ。バランスよくおしゃれにまとまりますし、花留めの役割も果たすのでグラグラするのを防ぎます。」

わざわざ花瓶を用意しなくても、道で摘んだ草花は長さがないので、 湯飲みやプリンカップなど、家にあるものに生ければ十分とのこと。また、子どもはよく花の頭だけをとったり、落ちているお花を拾うこともあるので、そういうときは浅い小鉢みたいなものに浮かべるとかわいいそうです。
画像提供:おさんぽ花育
「お子さんはよく花の頭だけをとることが多いし、落ちているお花を拾うこともありますよね。そういうときは、浅い小鉢みたいなものに浮かべるとかわいいです」
画像提供:おさんぽ花育
視点を変えるだけで、いつも雑草と思って見ていた草花を愛おしく感じるようになり、今まで以上に植物に対する興味が湧いてきます。それがきっかけで、小学校に入ってからの勉強に興味を持つことへ繋がることもあるとか。お天気のいい日は、ぜひ親子でお花摘みをしてみてはいかがでしょうか。

お話を聞いたのは…

  • 本多るみさん

    おうち花マイスター。幼い頃から生き物好きで農業大学へ進み、アルバイトから生花店店長へ。11年の勤務後、出産退職。自然と遊んだ幼少期から生花店、育児経験を通じ、「普通のおうちの毎日の花」「おさんぽ花育」を提唱。新聞、雑誌コメント、幼稚園や大学、企業でも講座や講演を行う。著書に『花贈りの便利帖』(誠文堂新光社)。

  • 簡単♪3分フラワーアレンジ
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ライター紹介

依知川 亜希子

1973年横浜・元町生まれ。映画雑誌のデザイナー、ファッション誌の編集者を経て、フリーランスの編集&ライターに。2012年5月に長男を出産。休日はマイケル・ジャクソンを敬愛する音楽好きな息子(2歳3ヶ月で卒乳)を連れて、公共交通機関を使ってどこまで出かけられるか挑戦中。安心安全な食事、家族旅行、低予算だけど綿素材でかわいい子どもファッション、第2子どうする? について思いをめぐらせる日々。

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