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子供の成長にいい飲み物は? 適切な量&注意点&おすすめ&NGも

水やお茶、ジュース、牛乳など、さまざまな飲み物がありますが、子供に何がいいのか、どれくらい飲ませていいのか悩みますよね。

そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する管理栄養士の川島美由紀(かわしま・みゆき)さんに、子供に与える飲み物について、注意点やポイントを教えてもらいました。

「牛乳」や「乳酸菌飲料」は飲ませすぎNG?

成長期の子供がいる家庭で人気の飲み物といえば、カルシウムが豊富な「牛乳」。牛乳はたくさん飲ませても良いのでしょうか? 適量があれば教えてください。

「牛乳はカルシウムの補給源として最適な飲み物です。ですが、脂肪分やたんぱく質も多いので、幼児であれば1日100mlを目安に飲むのがオススメです。粉ミルクやフォローアップミルクと同じ感覚で、200ml以上飲ませている人を見かけますが、粉ミルクと牛乳は全く別物と考えてください」

「また、牛乳を飲み過ぎると、お腹がいっぱいになって食事に影響してしまうので、1日1回、または50mlずつ2回に分けて飲むなど、ルールを決めておくとよいでしょう

なるほど、牛乳は飲ませすぎも良くないのですね。

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では、「乳酸菌飲料」はどうでしょうか?

「腸内環境を整えることで免疫力や整腸作用に関係すると言われています。ですが、乳酸菌飲料は糖分が非常に高いです。小さな乳酸菌飲料1本(65ml)で、スティックシュガー(3g)2.5本分もの糖分を含んでいます。体に良いと思って何本も飲ませてしまうと虫歯の原因にもなるので注意が必要です」

こちらも飲ませ過ぎはよくないのですね。


「野菜ジュース」で野菜不足は解決できない!?

子供の野菜不足を気にして野菜ジュースを飲ませる親も多いですが、野菜ジュースはいかがでしょうか?

「子供が野菜を食べないと栄養が偏るのではないかと心配になりますよね。とはいえ、市販の野菜ジュースは、野菜を絞った汁を加熱殺菌処理し、ビタミンCなどの栄養素を添加した飲み物です

「野菜を食べる上で重要な食物繊維は野菜の搾りかすの方に含まれており、ビタミンやミネラルは生の野菜に多く含まれているので、ジュースから十分な量を摂取するのは難しいです。野菜ジュースはあくまでも補助的なものとして利用してください。また、野菜ジュースを選ぶ際は、果物汁が入っていない100%野菜汁のものがオススメです

野菜は調理方法などを工夫して、食事の中で摂取できるように心がけたいですね。

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果物100%のジュースもありますが、野菜ジュースと同様に、果物そのものを食べた方が望ましいということですよね?

「そうですね。果物ジュースも同じく絞った汁であり、糖分が多く含まれているので、おやつ時の特別な飲み物など嗜好飲料として考えてください

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虫歯に注意すべき飲み物も!

運動の後や体調を崩したりした際に、スポーツドリンクやイオン飲料を飲むこともありますが、子供にはどのくらい飲ませてよいものでしょうか。

「子供は新陳代謝が活発で、汗もたくさんかくので、熱中症や脱水症の心配も多いですよね。とはいえ、イオン飲料やスポーツドリンクなどは、500mlのペットボトルでスティックシュガー(3g)11本分もの糖分が入っているので、量には注意が必要です。多量の糖分は虫歯の原因にもなります。スポーツドリンクを飲ませる際は、粉を薄めてコップ1杯(100ml)程度くらいまでにすると良いでしょう」

「また、薬局で販売されている経口補水液は、消費者庁が許可した食品にだけ表示が認められる『特別用途食品』です。脱水症のときに不足する水と電解質を口から補給する飲み物なので、乳児・幼児・大人によって目安量が違います。表示をよく確認しながら飲ませるようにしてください

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最近増えている「透明な飲み物」は?

最近、水のように透明な「フレーバーウォーター」が増えていますが、あれは一体どんな飲み物なのでしょうか?

「フレーバーウォーターは透明で『水』に見えるため、どれだけ飲んでも安心だと勘違いする人もいます。ですが、香料や砂糖で味をつけたカロリーのある飲み物です。なかには鉄分や果汁を含んでいるものもあるので、子供の飲み物としてはオススメしません」

子供に「おすすめ&NG」の飲み物はコレ!

では、最終的に子供におすすめの飲み物はなんでしょうか。

「やはり、子供が水分補給のために飲む飲み物としては、水(白湯)や薄めた麦茶、ほうじ茶などのノンカフェインの飲料が最適です。子どもの年齢によっても違いますが、体重15kgの子どもの場合、1日に1,350〜1,500ml(15kg×90〜100ml)くらいは飲ませたほうが良いです」

反対に、子供に飲まてはいけない飲み物としては、エナジードリンクやカフェイン飲料が挙げられます。まだ消化機能や肝臓、腎臓などが未熟なため、体に負担をかけるからです」

「また、炭酸飲料はお腹がふくれて、食事が摂れなくなってしまうことがあります。さらに炭酸飲料には砂糖が多く含まれているものが多く、生活習慣病になりやすいので飲む量に注意が必要です

いろいろな飲み物がありますが、子供に与える場合には注意が必要なことがわかりました。子供の飲み物は成分や量などに注意して選んであげたいですね。

お話を聞いたのは…

  • 川島 美由紀(管理栄養士・産前&産後食アドバイザー・エスキッチン食育サポーター)

    大学卒業後、建設会社に勤務。医療系ベンチャー企業に転職し、全国約800の医療機関に食事指導支援サービスの企画開発・運営全般に携わる。その後、特定保健指導の委託会社に転職。今までに食事指導した延べ人数は、12000人以上。現在は、”料理を通して子どもの「自信」を共に育むエスキッチン”の企画開発・運営全般に携わりながら、保健センターの1歳半健診時の栄養相談・離乳食指導、ミス・グランド2018ファイナリストの栄養サポート、糖尿病患者向け・薬膳レシピ開発などで活躍中。

  • エスキッチン
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いこーよ編集部

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