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初めての海を親子で満喫! プロが砂浜&海水浴の楽しみ方を伝授

掲載日: 2019年8月1日更新日: 2019年8月2日高橋 珠子

千葉県館山市にある北条海岸で、日本財団「海と日本PROJECT」×いこーよ主催の「親子の海デビューを応援!ライフセーバーに教わる海水浴体験!」を2019年7月24日(水)に開催しました。

当日は、現役ライフセーバーの飯沼誠司さんを講師に迎えて、海デビューの親子に、海の遊び方や魅力を伝授。3歳から6歳の子供とママの計4組10人が参加してくれました! 当日の様子をレポートします。

子供わくわくの海デビューを体験!

今回は、新宿駅に集合し、バスに乗ってアクアラインを経由して、約2時間かけて千葉県館山市にある北条海岸に到着。房総の内房エリアにあり、波が穏やかで海デビューには最適の場所です。

参加者をアテンドしてくれたのは、現役トップライフセーバーでもある飯沼誠司さん。普段は「館山サーフクラブ」を拠点に、海の環境と安全を守りつつ、水泳やライフセービングを子供に教える活動などをしています。この日も海の波以上に穏やかで優しい対応で、子供たちとすぐに打ち解けていました。

簡単な自己紹介を終えると、浜辺で「海デビュー講座」を実施。最適な海水浴場を選ぶポイントを教えてもらいました。

天気の動向を見ながら遊泳できるかできないかを判断することや、遊泳中の安全を確保してくれるライフセーバーのいる海水浴場、離岸流(※)が発生しづらい波が穏やかな海水浴場がおすすめだそうです。
※海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする流れのこと

また、前日はしっかり睡眠をとって、当日の朝食をきちんと食べるなど、体調管理も重要なポイント。海水浴場の天気や潮位などの情報収集も事前にしておくと、より安心だそうです。

さらに気をつけたいのが、「熱中症」対策です。喉が乾いてからではなく、こまめに水分補給や塩分をとることが重要とのこと。実際にライフセーバーも岩塩などを摂取しているそうです。

また、「とげぬき」は持っていると便利なアイテムだそう。浜辺にある木の枝や、ウニのトゲなどが刺さることも多くあるそうで、持参しておくと安心ですね。

加えてライフセーバーが実際に行っている点呼方法も学びました。親子ペアになり、飯沼さんの「バーディー!」という掛け声の合図で、親子でつないだ手を上げて「おー!」と返答します。さらに「番号!」の合図で順番に「1、2、3…」とそれぞれが返せば、スピーディかつ正確に点呼ができます。

海水浴場の役立つ情報を学んだら、実際に浜辺に移動して、いよいよ入水タイム!


熱い砂浜を歩く裏技も伝授!

砂浜に移動中すると、大きな貝を見つけて「こんなの見つけた!」と喜んだり、「暑い!」と叫びながら裸足で歩いたり、海ならではの環境に子供は大はしゃぎ。ちなみに、海水で濡れて地面が少し硬くなっているところが歩きやすいそうです。

炎天下の砂浜は、暑くて裸足で歩けないこともあります。そんなときに役立つ「両足をうずめるように砂を両足でグリグリ掘る」ことを伝授してもらいました。これなら小さな子供も簡単にできますね! 

実際にその場で体験できるのもこのイベントの醍醐味です。座学に加えて実際に学べるとより理解力も深まります。みんなでやってみると、砂の下は驚くほど冷たいので、砂浜が熱くて逃げ場がないときにおすすめです。

ほかにも、必ず遊泳区域内で遊ぶことや、岩場などはマリンシューズが便利なことなど、ひとつ一つ丁寧に教わりました。

事前に岩場などの危険なエリアをみんなで把握したら、準備体操をしていよいよ海に入ります! 

みんなで手をつないで、ゆっくり海の冷たさを体感しました。浅瀬で海水にゆっくり慣れることからスタートしたので、初めての体験にも徐々に慣れて、「しょっぱーい!」と楽しそうにはしゃぐ子供が多数。その姿を親もうれしそうに見守っていました。

砂浜ならではの遊びを満喫!

軽く海水に入ったあとは、一度上がって今度は砂浜でビーチフラッグ対決。砂で小さな山を作り、フラッグを立てて「ヨーイドン!」で全力疾走! ママやスタッフも思わず声を出して応援していました。

砂浜では、子供が大好きな宝探しゲームにも挑戦! 光るブレスレットをたくさん砂浜に隠して、子供たちが手やスコップで一生懸命探します。「えー、ないよー!」と夢中で探す子供をママやスタッフが手助けしながら、見事に全員がお宝を見つけました。海水浴は、海に入るだけでなく、砂浜でもいろいろな遊びが楽しめますね!

2度目の入水では「浮く」ことにも挑戦!

体を動かしたあとは、みんなでもう一度海に入りました。スタッフが「泳ぐ?」と聞くと、「泳ぐー!」と子供たちは大声で返し、海が大好きになった様子。

今度は、少し沖まで行くのを見越して、ライフジャケットを着用。海は波があったり、急に深くなったりするほか、日にちや時間によっても状況が変わるもの。だからこそ、事前の対策が必要不可欠です。

足がつかないところでは、ライフジャケットが大活躍! 浮力でプカプカ浮く感覚を体感したり、足を伸ばして海で大の字になって青空を見上げたり、海ならではの楽しみを満喫していました。


しばらくすると、浜辺にいるママに向かって「ママー!」とみんなで手をふる余裕も! 沖まで出られた自信とうれしさで、子供は終始キラキラの笑顔を見せていました♪

最後には、浅瀬まで迎えにきたママに「初めての泳ぎ」を見せてくれた子供も! これにはママもスタッフもびっくり! 海は子供の成長も促してくれたようですね。

「撮って撮ってー!」とスタッフやママに撮影をおねだりする子供の顔は満点の笑顔!

すっかり海に魅力にはまったところで、約1時間半の体験はあっという間に過ぎてランチタイム。短時間ですっかり海の楽しさを知った子供たちは、「もっと入りたーい!」となかなか海から出ませんでした(笑)。

最後は、全員で海に寝そべって最高の笑顔でハイチーズ最高の一枚!

ランチタイム&座談会

海を思い切り楽しんだ参加者たちは、お弁当を食べながら座談会を行いました。

「子供のテンションがいつも以上に高くて楽しそうだった」「自然の中で過ごすことで対応力が養えるのがいい」「親子で泳げない不安が、今日のような遊びや海の入り方を知って安心できた!」「ライフジャケットが安全で便利なのを体感した!」など、新しい発見もあり、それぞれが大満足の様子でした。

飯沼さんは、1日を振り返り「一気に海に入るのではなく、段階を踏んで徐々に海に慣れることが大事です。また、安全面はもちろん、体温の低下を防ぐのにも一役買ってくれるライフジャケットの着用も重要です」と、大切なアドバイスを送り、無事にイベントは終了ました。

1日を通して、海の安全や気を付けるポイント、なにより楽しさを知った参加者一同。だれひとり泣かずに笑顔で海の魅力や楽しさを知ってもらえたことに、スタッフ一同ほっとしました。今年の夏は、思い切り海のレジャーを楽しみましょう♪

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ライター紹介

高橋 珠子

かつて…欲しいものは車のパーツ、週末は青空ガレージ…そんなメンズ要素大・満載だった私。が、今や小学生の姉妹ママ。現在…週末は親子でもっぱらキャンプにどっぷり♪ 子供たちからたくさん学んで親としてもっと成長した~い!と思う日々。深海生物、水族館が大好物★

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