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パパが作るキャンプご飯!簡単ワンバーナークッキング

掲載日: 2015年10月8日更新日: 2017年5月16日小田巻 美穂子
キャンプでの食事といえばバーベキューですが、「準備が少し面倒で…」という人もいるのでは? そんな人におすすめなのが、手軽に使えるワンバーナー。今回は難しいテクニック不要の簡単レシピをアウトドアライターの渡辺信吾さんに伺いました。

ワンバーナーってどんなもの?

そもそもワンバーナーとはどんなものなのでしょうか?

ワンバーナーはガス缶に直接火器を取り付けて使うバーナーのことです。家庭用ガスコンロのような形状の2バーナーと違ってコンパクト&軽量なのが特徴。ガス缶の種類が2種類あるので、確認してから購入しましょう。OD缶を使用するタイプ(写真右)は鍋を置くと頭でっかちになってしまうので、使うのがキャンプだけならCB缶対応タイプ(写真左)がおすすめです」(渡辺さん)。
渡辺さんおすすめのバーナーはSOTOのレギュレーターストーブST-310(写真左)。4本ゴトクで大きめの鍋を置いても安定感があります。※写真のST-310は限定デザインです収納するときには、こんなにコンパクトに。どちらも手のひらサイズでかさばらないのが特徴です。これなら持ち運びもラクですね。
2種類あるというガス缶はこちら。左がOD(アウトドア)缶、右がCB(カセットボンベ)缶です。OD缶は寒い時期でも安定したガス供給ができる寒冷地用などもあります。CB缶は家庭用卓上ガスコンロなどと共用できます。比較的安価でコンビニなどで買える手軽さもメリットです。

バーナーを使うとどんなメリットがある?

持ち運びにも便利なワンバーナーですが、ワンバーナーを使うメリットとは何でしょうか?

一番のメリットはなんといってもすぐに着火ができること。さらにテーブルの上に置いて調理ができるのでみんなで鍋を囲めます。食後のコーヒーだってすぐにサーブ可能。小腹が空いた時に食べたくなるカップラーメン用のお湯もすぐに沸かせるし、レトルトのご飯も食べられるなどいいことずくめです」(同)。

【ワンバーナーを使うメリット】

  • 火が簡単につく
  • 卓上で鍋料理が楽しめる
  • 温めながら食べられる
  • 湯せんができる

ワンバーナーでバーベキューもできちゃう!

アウトドアならやっぱりバーベキューをやりたいという人も、ワンバーナーは使えます。写真のような溶岩プレートをワンバーナーの上にのせればバーベキューも可能!焼き網をのせればあぶり焼きもできちゃいます。

「ワンバーナーならテーブルの上に置いて使えるので、作りながら焼きながら食べる料理がおすすめです」(同)。
渡辺さんイチオシの新富士バーナーの「溶岩石プレート」。
アウトドアショップなどで購入できます。
よく熱して油をしみこませてから具材をのせます。
ついお肉にばかり目がいってしまいますが、野菜がとても美味しく焼けるそう!
 後片付けでも水で洗うだけと簡単なのもうれしいポイント。
(写真提供:渡辺信吾さん)

パパッと作れるワンバーナーレシピ

渡辺さんおすすめの、簡単ワンバーナーレシピを教えてもらいました。どれも超簡単なのに見栄えするうえ、食べ応えも抜群!身近にある食材でできるのもうれしいポイント。量は家族の人数に合わせて適宜調整を。

これからの季節におすすめ【出汁しゃぶ】 

(写真提供:渡辺信吾さん)
  1. 深めのお鍋に水を入れ沸騰したら、粉末の「うどんスープの素」を入れ、お好みで塩・醤油を加えスープとして飲めるぐらいに味付けにします。
  2. 野菜を入れて一煮立ちしたら、しゃぶしゃぶ用の豚肉・牛肉をしゃぶしゃぶして、スープと一緒にいただきます。
※出汁の味は、うどんスープの素、鶏ガラスープの素、とんこつスープの素などお好みで

朝ご飯にも夜のおつまみにも【スパム玉子】

  1. スパムをお好みの大きさに切って、フライパンで炒めます。
  2. そこに溶き卵(2個ぐらい)を入れて、包み込む感じでまとめてできあがり。

家族が喜ぶこと間違い無し【トマト煮込みハンバーグ】

  1. フライパンにオリーブオイルを引いて、おろしニンニクを焦がさないように炒めます。
  2. カットしたホールトマトを加え、塩こしょうで味を整えます。お好みでタイムやセージ、バジルなどハーブも加えます。
  3. レトルトのハンバーグを加え、5分程煮込めば出来上がり。
※レトルトのハンバーグはソースなしを使用
※「カゴメ 基本のトマトソース」なら味の調整が簡単で手軽

調理は焼くだけ!簡単でオシャレ【フレンチトースト】 

  1. 卵2個+牛乳150cc+砂糖大さじ2を溶いた液に、厚めに切ったバゲットを浸けて一晩寝かす。
  2. 翌朝フライパンにバター大さじ1を入れ、焦がさないように弱火で両面焼いて出来上がり。
※焼くときはフタをして少し蒸すような感じで焼くと失敗しない。


調理になれたら自分流のアレンジを加えてみましょう。深めのお鍋とフライパン、ワンバーナーをワンセットにしておけば準備も簡単。ぜひお試しを!

お話を聞いたのは…

  • 渡辺信吾さん

    アウトドア系野良ライター。フェス会場でのキャンパーサポートやコーディネーターとしても活動中。波乗り、雪乗りで一年中真っ黒。

ライター紹介

小田巻 美穂子

1976年生まれ。フリーランスで編集者・ライターとして、アウトドア系雑誌を中心に(一般誌も少々)活動中。6歳男児+現在妊娠5か月です。キャンプ&登山が家族共通のアクティビティ。博物館や美術館系のワークショップ、イベント事にはやや疎く、誘われて参加することが多いです。個人的な趣味はコーヒーと手芸。現在、靴制作の修行中です。

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