お休みの日、お父さんの作ってくれた手料理は子供達の記憶にもきっと残るものです。お父さんの料理の定番と言えば麺料理。でも、インスタントラーメンやパスタなど、いつも決まった味しか作れないとお悩みの方も多そう…。そこで、そんなお父さんたちに向けて、定番の3つの麺をちょっとした工夫で新しい味にアレンジできるレシピを紹介します。
お休みの日、お父さんの作ってくれた手料理は子供達の記憶にもきっと残るものです。お父さんの料理の定番と言えば麺料理。でも、インスタントラーメンやパスタなど、いつも決まった味しか作れないとお悩みの方も多そう…。
そこで、フードコーディネーターの資格を持ち、男性フードユニット「給食系男子」としても活動する近藤潤さんに、見た目も味も劇的に変化する簡単レシピを、訊いてきました。
定番の焼きそばは「茹でる必要もなく、フライパンだけで調理が完結するのでとても便利」と話す近藤さん。数あるアレンジの中でも「パスタのような使い方がおすすめです」と教えてくれました。
「フライパンに油をひき、にんじん、玉ねぎ、ソーセージをまず炒めます。火が通ったら焼きそばの麺を入れて、水で麺をほぐしてから最後にケチャップを入れれば、ナポリタン風焼きそばの完成です。」
縮れた焼きそばの食感は「もちっとした生パスタのような感触で、ソースもよく絡みます」とその特徴を伝える近藤さん。「ソースはあっさり系よりも濃厚なものが合いますね」と話しながら、もう1品教えてくれました。
「ベーコンを炒めて火が通ってきたところへ、焼きそばの麺を入れて水でほぐします。そして、市販のカルボナーラソースを加えれば、カルボナーラ風にもなります。もし余力があったり、もう少し難易度の高いものにチャレンジしたいなら、生クリームやチーズ、卵黄を使ってカルボナーラソースを自分で作ってみるのもいいですね。」
どちらも素材をそのまま炒めるだけなので、1口のコンロだけで調理を済ませられるのもいいところ。使うのはフライパンだけなので、洗い物が少ないのも嬉しいですね。
夏の簡単ランチの定番と言えばそうめんですが、ついつい買い過ぎてしまったり、たくさんもらって食べきれず、秋になっても余っているご家庭も少なくないでしょう。「食べたい時に短時間で茹でられるのが、そうめんの便利なところ」と話す近藤さんは、イタリア風の簡単アレンジを教えてくれました。
「まず、そうめんは茹でた後、冷水や氷水できちんと締めます。そうすることで、パスタのアルデンテの食感に近づきます。そこへ、オリーブオイル、レモン汁、さいの目に刻んだトマト、細切りしたシソの葉、塩、こしょうを適量でふりかけて和えたものを混ぜれば、冷製パスタのカッペリーニ風そうめんの完成です。カッペリーニとそうめんは太さがほぼ同じなので、似たような食感を味わえます。お好みで、バルサミコ酢をかけるのもいいですね」
近藤さんのお話にもあったように、ポイントは冷水や氷水でそうめんのコシを出すようにきっちりと締めること。一見すると気づかれないほど、本物そっくりに仕上げられるのだとか。
手に入れやすい食材としても定番のパスタ。市販のソースも様々な種類を見かけますが、近藤さんがおすすめするのは缶詰を使ったメニュー。缶詰にはもともとたくさんの旨味が入っていて、料理をあまりしたことのない方でも失敗しにくく、簡単に本格的な味を出すことができるそう。
その中でも近藤さんが特におすすめの、オイルサーディンを使ったレシピを教えてくれました。
「まず、パスタを茹で始めると共にフライパンを火にかけます。初めに、旨みが凝縮されているオイルサーディンの油だけを入れて、みじん切りしたにんにくを弱火でじっくりと炒めます。にんにくはチューブのものでもかまいません。香りが立ってきたら、輪切りの鷹の爪を入れて、1〜2分ほど経過してから鍋のお湯をお玉1杯分入れます。フライパンをよく振って食材を馴染ませ、白く濁るようになったらいったん火を止めます。」
「パスタが茹で上がる2分ほど前になったら再びフライパンに火を入れます。同時にパスタの茹で具合を確かめ、良さそうならパスタと共にオイルサーディンの身も一緒にフライパンに入れて混ぜ、お皿へ移してから黒胡椒をたっぷりかければ完成です。」
キャベツや春菊、キノコなどお好みの食材を混ぜても楽しめるメニュー。このレシピのポイントは、味付けをほとんどしていないということ。缶詰の塩気と、茹で汁の塩気のみで味が調います。なお、パスタを茹でる時に入れる塩の目安は、水の量に対して2%がちょうどいいとか。
最後に、料理するお父さんたちに向けて「レシピにとらわれず自分ができる範囲で『シンプルに作ってみる』という意識が大切です」と調理のコツを話してくれた近藤さん。最初から難しい料理にチャレンジせず、自分が食べたいものを使って、想像しながらアレンジしてみる、くらいの気持ちでチャレンジするのが良さそうです。
お休みの日、お父さんの作ってくれた手料理は子供達の記憶にもきっと残るものです。お父さんの料理の定番と言えば麺料理。でも、インスタントラーメンやパスタなど、いつも決まった味しか作れないとお悩みの方も多そう…。
そこで、フードコーディネーターの資格を持ち、男性フードユニット「給食系男子」としても活動する近藤潤さんに、見た目も味も劇的に変化する簡単レシピを、訊いてきました。
炒めるだけでもっちり“生パスタ”風焼きそば
食材:にんじん、玉ねぎ、ソーセージ、ケチャップ 等
定番の焼きそばは「茹でる必要もなく、フライパンだけで調理が完結するのでとても便利」と話す近藤さん。数あるアレンジの中でも「パスタのような使い方がおすすめです」と教えてくれました。「フライパンに油をひき、にんじん、玉ねぎ、ソーセージをまず炒めます。火が通ったら焼きそばの麺を入れて、水で麺をほぐしてから最後にケチャップを入れれば、ナポリタン風焼きそばの完成です。」
縮れた焼きそばの食感は「もちっとした生パスタのような感触で、ソースもよく絡みます」とその特徴を伝える近藤さん。「ソースはあっさり系よりも濃厚なものが合いますね」と話しながら、もう1品教えてくれました。
「ベーコンを炒めて火が通ってきたところへ、焼きそばの麺を入れて水でほぐします。そして、市販のカルボナーラソースを加えれば、カルボナーラ風にもなります。もし余力があったり、もう少し難易度の高いものにチャレンジしたいなら、生クリームやチーズ、卵黄を使ってカルボナーラソースを自分で作ってみるのもいいですね。」
どちらも素材をそのまま炒めるだけなので、1口のコンロだけで調理を済ませられるのもいいところ。使うのはフライパンだけなので、洗い物が少ないのも嬉しいですね。
余ったそうめんで簡単“カッペリーニ”風
食材:オリーブオイル、レモン汁、トマト、シソ 等
夏の簡単ランチの定番と言えばそうめんですが、ついつい買い過ぎてしまったり、たくさんもらって食べきれず、秋になっても余っているご家庭も少なくないでしょう。「食べたい時に短時間で茹でられるのが、そうめんの便利なところ」と話す近藤さんは、イタリア風の簡単アレンジを教えてくれました。「まず、そうめんは茹でた後、冷水や氷水できちんと締めます。そうすることで、パスタのアルデンテの食感に近づきます。そこへ、オリーブオイル、レモン汁、さいの目に刻んだトマト、細切りしたシソの葉、塩、こしょうを適量でふりかけて和えたものを混ぜれば、冷製パスタのカッペリーニ風そうめんの完成です。カッペリーニとそうめんは太さがほぼ同じなので、似たような食感を味わえます。お好みで、バルサミコ酢をかけるのもいいですね」
近藤さんのお話にもあったように、ポイントは冷水や氷水でそうめんのコシを出すようにきっちりと締めること。一見すると気づかれないほど、本物そっくりに仕上げられるのだとか。
パスタの味付けには旨みの詰まった缶詰を
食材: にんにく、鷹の爪、オイルサーディン(いわしの油漬け)缶詰
手に入れやすい食材としても定番のパスタ。市販のソースも様々な種類を見かけますが、近藤さんがおすすめするのは缶詰を使ったメニュー。缶詰にはもともとたくさんの旨味が入っていて、料理をあまりしたことのない方でも失敗しにくく、簡単に本格的な味を出すことができるそう。その中でも近藤さんが特におすすめの、オイルサーディンを使ったレシピを教えてくれました。
「まず、パスタを茹で始めると共にフライパンを火にかけます。初めに、旨みが凝縮されているオイルサーディンの油だけを入れて、みじん切りしたにんにくを弱火でじっくりと炒めます。にんにくはチューブのものでもかまいません。香りが立ってきたら、輪切りの鷹の爪を入れて、1〜2分ほど経過してから鍋のお湯をお玉1杯分入れます。フライパンをよく振って食材を馴染ませ、白く濁るようになったらいったん火を止めます。」
「パスタが茹で上がる2分ほど前になったら再びフライパンに火を入れます。同時にパスタの茹で具合を確かめ、良さそうならパスタと共にオイルサーディンの身も一緒にフライパンに入れて混ぜ、お皿へ移してから黒胡椒をたっぷりかければ完成です。」
キャベツや春菊、キノコなどお好みの食材を混ぜても楽しめるメニュー。このレシピのポイントは、味付けをほとんどしていないということ。缶詰の塩気と、茹で汁の塩気のみで味が調います。なお、パスタを茹でる時に入れる塩の目安は、水の量に対して2%がちょうどいいとか。
最後に、料理するお父さんたちに向けて「レシピにとらわれず自分ができる範囲で『シンプルに作ってみる』という意識が大切です」と調理のコツを話してくれた近藤さん。最初から難しい料理にチャレンジせず、自分が食べたいものを使って、想像しながらアレンジしてみる、くらいの気持ちでチャレンジするのが良さそうです。