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お出かけ時の子供の野菜不足をなんとかしたい!

掲載日: 2014年12月17日更新日: 2017年5月16日相馬 由子
長距離の移動中や旅行中など、外食が続く時に気になるのが、子どもの野菜不足。食べられるメニューが少ない乳幼児は、特に悩みます。でも、お店選びやメニュー選びを工夫すれば、簡単に野菜不足を防ぐことができるんですよ。

旅行中など、昼も夜も外食となると、野菜不足が心配に…。だからといって、ゆでた野菜を持って行く余力は残ってない! 

そんなママ、パパのため、野菜不足にならない工夫を、料理家で2歳の娘さんと外食や旅行に行くことも多いという平岡淳子さんに教えてもらいました。

ビュッフェの食材を組み合わせて、その場で簡単調理

「うちの場合、娘は何でも食べてくれるので、基本は大人のメニューを取り分けてあげることが多く、キッズ用のメニューを注文することは少ないです。特に最近便利だなと思っているのが、ビュッフェスタイルのレストラン。温野菜などもたくさん置いてあるところが多いので、そこにある様々な食材を組み合わせて、簡単に子供用のごはんを作ってしまいます

例えば、うどんの中に、オクラやめかぶ、ミニトマト、ヤングコーンなどを、ナイフとフォークを使って小さく切っていれて混ぜると、野菜いっぱいのネバネバうどんに。または、ポタージュスープの中に、サラダコーナーの温野菜を小さく切って入れて、野菜いっぱいシチューにするなど。こうすると、野菜をそのままあげるよりも、たくさん食べてくれるそうです。

離乳食期におすすめなのが和食のファミレス

また、和食系のファミリーレストランによくある、鍋のメニューは離乳食期の子供がいる家族にもおすすめなんだとか。

「和食系のファミレスは、最近はよくお鍋のメニューがあるんですよね。それを注文して、野菜を子供が食べやすい柔らかさになるまで煮る。この時期は、食材の固さによって食べてくれないこともありますから、その悩みも解消できます」(同)
回転寿しも、小さい子供連れにはぴったりと平岡さん。
生ものは食べられなくても、最近は寿司以外のメニューもたくさんあるので便利とのこと。特に1人用の鍋は、子供の野菜不足を解消するために注文することが多いそうです。茶碗蒸しやうどんなども、小さな子供には食べやすいメニューですね。

おやつの代わりに小魚やプチトマト、豆乳を

ところで、筆者自身もイヤイヤ期真っただ中の2歳の娘がおりますが、最近車や電車の中でじっとしていられず、やたらとお菓子やジュースをほしがって困っています。そういう時にはどんなものをあげているのでしょうか。

「うちは、飲み物といえば、トマトジュースと豆乳をよく上げています。りんごジュースやオレンジジュースはぐずったときの最後の切り札(笑)。幸い、うちの子はトマトジュースも豆乳も、他の飲み物と同じように飲んでくれますが、クセがあるので、お子さんによっては嫌がるかもしれませんね」(同)

なるほどー。確かに慣れればジュースの一種として飲んでくれるかも。私自身はトマトジュースと豆乳が苦手なんですが、今度「ジュースだよー」と言って娘にあげてみようと思います。また、平岡家では、お菓子ももちろんあげますが、お菓子の代わりに食べさせることが多いのが、小魚やプチトマト。プチトマトはなるべく小さめのものを選んで買って、洗ってそのまま持って行くそうです。ビタミンやカルシウムも摂取できていいですね。

私もこの年末に帰省する時に、さっそく試してみようと思います。ただし、あまり気にしすぎるとストレスになるので、ほどほどにと平岡さん。「もし野菜不足になったら、帰ってきてから野菜中心のメニューにするだけでもいいと思いますよ」とのこと。
確かに、毎食毎食バランスが取れていなくても、もう少し長いスパンで考えれば問題ないと言う保育士さんや栄養士さんもいますよね。家族でお出かけを楽しむことを第一に考えて、負担にならない程度のちょっとした知恵と工夫で、子供の栄養バランスを考えてみてはいかがでしょうか?

お話を聞いたのは…

  • 平岡淳子さん

    フードコーディネーター。雑誌、書籍、Webサイトなどでレシピの提案、調理、スタイリングをおこなっている。また、毎月主宰しているお料理教室「平岡淳子毎日のおかず教室」が人気。日本ならではの四季を感じながら、旬の食材をふんだんに使った「作りやすいおうちごはん」にこだわって、ジャンルにこだわらない簡単で美味しいレシピを提案し続けている。著書に『決定版!「朝つめるだけ」で簡単!作りおきのラクうま弁当350』がある。

  • 公式ホームページ

ライター紹介

相馬 由子

1976年生まれの編集者、ライター。プリンセスに憧れる3歳の娘と、お城の石垣マニアの夫との3人家族。趣味は国内外の寺院や仏教遺跡、城を巡ることとアウトドア。そろそろ親子キャンプデビューしたい。

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