
街中がイルミネーションで煌めき出し、心弾むBGMにピカピカのオーナメント…。今年もいよいよ、クリスマスの季節がやってきます!いつもと変わらない、平和な中にも愛のあるクリスマスになるはずでした。あのメールが来るまでは…。
始まりは、おでかけプラスに届いた一通のメール
おでかけプラスって?
「親子のおでかけにプラスαの楽しみを!」を合言葉に、どうすれば有意義なおでかけが実現できるか日々考えている組織。
※因みにハロウィン時には、伝説のお化けかぼちゃ「通称:デカ」捜査に併走した。とりあえず、サンタの救出に向かいました
おでかけプラス:
今どこですか?
サンタ:
電車で上野動物園に向かっています
色々とおかしい、と思いながら上野動物園へ向かった所。
サンタを発見しました
おでかけプラス:
ちょっとサンタさん、何やってるんですか!
サンタ:
慌ててて何もかも忘れちゃったから、とりあえずトナカイかシカから探そうと思ってたんだけど…。
サンタ:
この格好じゃ中に入れてもらえなくて。
※動物をびっくりさせる恐れがあるため、上野動物園に仮装して入ることは原則禁止されています。(注:サンタさんのこれは仮装ではなく正装です)
おでかけプラス:
……分かりました。ちょっと待っててくださいね?
おでかけプラス隊:
大人4名、お願いします。ええ、はい。うちのサンタがシカの見学を希望しておりまして。ええ、はい。絶対に、許可なくシカを連れ出したりはしません。
無事、動物園入園の許可をいただきました
こうして、おでかけプラスと慌てん坊のサンタクロースのトナカイ&シカ探しが始まりました。まさかあんなことが起こるなんて想像もせずに…。
難航するトナカイ&シカ探し
おでかけプラス:
サンタさん、何見てるんですか!
サンタ:
見れば分かるだろう?トナカイやシカを探しているんだよ。
おでかけプラス:
いや、もちろんそれは知ってますけど…。本物の方はどうだったんですか?
サンタ:
シカはいたんだけど、これが想像以上に照れ屋でさ。
サンタ:
奥の方の暗〜い部屋に入ったまま、全然こっちに来てくれなかったんだ。
サンタ:
立ったり座ったり、思わせぶりな態度ばっかりでさ。
サンタ:
それに…。
サンタ:
どこを探しても、仲間になってくれそうなトナカイやシカが見当たらないんだ!!暗い夜道をピカピカの鼻で照らしてくれる赤鼻のトナカイもいない…。僕は、どうしたらいいんだ!!
(その時サンタに近寄る一つの影が…)
???:
赤鼻を…探しているの…?
サンタ:
…!?
サンタとの出会いが、少女の運命を変える
難航するトナカイ&シカ探しの中、突然現れた赤鼻の美少女…。二人の出会いが、少女の運命を変えることに。そしてトナカイ&シカ探しは?子ども達へのクリスマスプレゼントは?どうなる、慌てん坊のサンタクロース!
サンタ、赤鼻の少女と語る
赤鼻ちゃん:
サンタさん、私ね、この赤い鼻大嫌いなの。普通じゃなくて変でしょう?みんなと同じだったら良いのに…って、いつも思うの。
サンタ:
赤鼻ちゃん!その赤い鼻こそ、君にしかない唯一無二の個性じゃないか!!
サンタ:
ちょっと、待っててね。「おでかけプラス、集合」っと。
サンタ:
よし。赤鼻ちゃん、あの3人を見てどう思う?
赤鼻ちゃん:
みんな同じ格好で、つまらないわね。
サンタ:
そ、そうそう。僕も同じ考え。みんなが同じってつまらないよね。それに僕は今トナカイやシカを探しているんだけどね、大事にしているのは「それぞれに個性的な魅力はあるか?」ってことなんだ。
サンタが「個性的な魅力」にこだわる理由

サンタ:
この顔があれば、僕はどんな時でもリラックスしてソリに乗っていられるよ。

サンタ:
美しいBGMはソリドライブを100倍楽しくすると思わない?

サンタ:
彼の前では(弱音を吐けないので)怠慢な自分を葬ることができます。
サンタ:
分かったかい赤鼻ちゃん?個性があるからこそ輝きが増すんだ!個性は、誰にも真似できない強烈な魅力になるんだよ!みんながみんな一緒だとしたら、毎日の刺激は誰から貰えばいいって言うんだよ!
赤鼻ちゃん:
サンタ…さん…。
赤鼻ちゃん:
みんなと違うって、胸を張っても良いことだったんだね…。「自信」っていうちょっと早めのクリスマスプレゼントを贈ってくれて、ありがとうサンタさん!
サンタ:
それにね赤鼻ちゃん。ご存じの通り僕は慌てん坊のサンタだから、子ども達への大事なプレゼントリストを忘れてきてしまったんだ。リストをもう一度作らなくちゃいけないんだけど…赤鼻ちゃんみたいに個性がある子の方が、何をプレゼントしたらいいかイメージが湧いてくるんだ。
改めまして「慌てん坊のサンタ」を助けていただけないでしょうか
サンタ:
再三のご連絡となり恐縮ですが、僕は慌てん坊のサンタクロースです。未だにソリを引くトナカイやシカもいなければ、子ども達のプレゼントリストもありません。
そこで、全国の親子の皆様、おでかけスポットの皆様へお願いです
【1】全国のお父さん・お母さんへ。「子どもの個性」を教えてください

プレゼントリストをなくしてしまった慌てん坊のサンタクロースは、子ども達の個性を頼りに再度プレゼントリストを作ります。皆さんに確実に届けることができるよう、お子様の個性をぜひサンタさんへ教えてください!
※「個性」のイメージは、以下リンク先にてご参照ください。
【2】全国のおでかけスポットの皆様へ。「個性的なシカ・トナカイ」情報をお寄せください
全国のおでかけスポットの皆様、サンタを子ども達の家へと運ぶのに最適な、チャームポイントがあるシカ・トナカイ情報をぜひお寄せください!このままではあちこちでシカ科を遠くから見つめる変な人で終わってしまいます。ぜひ、皆さまからの情報をお待ちしています!
※チャームポイントのイメージは、以下リンク先にてご参照ください。
サンタへの連絡方法はこちら!

※このお話は「赤鼻のトナカイが生まれた由来」を元に構成しています。
参考URL1:ルドルフ 赤鼻のトナカイ誕生秘話(実話)参考URL2:赤鼻のトナカイ・ルドルフの感動秘話「真っ赤なお鼻のルドルフ」のお話はこうして生まれました。
ロバートは、妻エヴリンと娘のバーバラの3人家族。その娘が2歳になったころ、最愛の妻が病に倒れてしまいます。コピーライターとして働くロバートの収入は治療費と薬代に消え、生活は苦しくなるばかり……。やがて、4歳になった娘がロバートに尋ねます。
「どうして私のママは、みんなと違うの?」
“みんなと違う”ということ。
それは、ロバート本人が身にしみて感じていること。自分自身、小さい頃から体が小さくていじめられ、貧しくて進学することもでず、良い仕事にもつけなかった。おまけに安月給で、治療費のために借金だらけ……そんなロバートは、娘の質問にどう答えたらいいのかわかりませんでした。
そこで、娘を喜ばせたいという一心で、「真っ赤なお鼻のルドルフ」の話を即興で語り始めたのです。自分自身のコンプレックスを赤鼻のルドルフに託し、神様に創られた生き物はいつかきっと幸せになることを、幼い娘、病と闘う妻、そして自分自身に言い聞かせたかったからだといいます。(引用元:赤鼻のトナカイ・ルドルフの感動秘話)http://allabout.co.jp/gm/gc/220575/3/