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鼻水吸引器って使ったほうがいいの?

2015年12月24日青柳直子

風邪が流行するこの時期。自分で鼻水をかむことができない乳幼児の親は、どうやって鼻水を出してあげればよいのか悩ましいものです。毎日、耳鼻科に通えればいいのだけれど、そうもいかない…。そんな悩める親御さんのために、鼻水吸引器をはじめ、家庭でできる鼻水ケアについて、耳鼻科専門医にお話を伺いました。

鼻水は異物を洗い流すための防御反応

風邪やインフルエンザにかかったときや花粉症などのアレルギー反応などでも出てくる鼻水。そもそも、鼻水とはなんなのでしょうか。また、なんのために出るのでしょうか。

鼻水とは、鼻の中の粘膜から出てくる分泌液です。その役割を簡単に言えば、花粉、ウイルス、細菌などが外から鼻の中に入ってきたときに、それらの侵入者を洗い流すことです。異物を除去しようとする体の防御反応が鼻水だと思って下さい」と言うのは、ミルディス小児科耳鼻科院長の平野浩二先生。

鼻水は、異物を体内に入れないための洗浄液のような働きをしてくれているのですね。となると、鼻水は止めようとするよりも、出るままにしておいたほうがいいのでしょうか。また、鼻水がたくさん出ている場合には、積極的に吸ったほうがいいのでしょうか。

鼻づまり、中耳炎を防ぐためにも鼻水は吸ったほうがいい

鼻水が鼻の中にたくさんたまれば、鼻づまりの原因になります。鼻がつまると非常に苦しいものです。また、鼻と耳は奥でつながっているので、鼻水をそのままにすると、鼻から入った菌が耳に入り、中耳炎を引き起こす原因になることもあります。特に子供の耳管は大人よりも太くて短く、水平に近いので菌が耳に入りやすいのです。」

風邪などで、鼻水がいっぱいたまっているときには、どんどん吸い出してあげましょう。鼻水を吸うのを怖がる親御さんたちがいますが、正しく行えば危険はありません。ただし、鼻血が多く出た時だけは、鼻水を吸うのを少し控えたほうがいいですね。」

なお、鼻水にはいくつかタイプがあり、花粉症やアレルギー性鼻炎などでは水のような透明な鼻水が、風邪などのウイルス感染をおこしたときには白くやや粘り気のある鼻水が出ます。さらにどろっとした黄色い鼻水は風邪などのウイルス感染後に副鼻腔炎を起こした可能性もありますので、その場合は早めに医療機関を受診したほうがよいようです。


スポイト式、チューブ式、電動モーター式の3種類

鼻水を自分でかめるようになる年齢は人それぞれ。早ければ2歳ぐらいでかめるようになる子もいるそうですが、なかには小学生でも鼻水をかむのが苦手という子もいるのだとか。

「自分で鼻水をかめない年齢のお子さんには、家庭用の鼻水吸引器を使うのも手です。スポイト式のもの、親が口で吸い出すチューブ式のものはどちらも安価で、ドラッグストアなど赤ちゃん用品を扱っているお店で簡単に手に入れることができます。しかし、これらの商品を使って、嫌がる赤ちゃんの鼻水を吸うのは、思ったより難しいものです」

「赤ちゃんが生まれてまもないのであれば、モーターがついた電動式の鼻水吸引器がおすすめです。値段は1万円以上もし、決して安いものではありませんが、自宅にあればいつでも鼻水がすえて、とても便利です。鼻水をとってもらう目的だけに、わざわざクリニックに通う必要がなくなります。」

「当院では、医学的にみて鼻水をとる必要が強い赤ちゃんには、クリニックで試用した上で納得できる電動式の鼻水吸引器を貸し出しています。実際に使ってみると、ぜひ欲しいという方が多いようですが、その際はネットなどでご自身でご購入いただいてます。どのような機種がよいか迷った場合は、かかりつけ医に相談してみるのもよいですね。」

【参考】先生のクリニックでおすすめしている鼻水吸引器

鼻水が吸いづらいときは、家で作れる点鼻薬を

鼻水が固くなり吸いづらいときはどうしたらよいのでしょうか。

「そんなときにおすすめなのが点鼻薬。スポイトなどで点鼻薬を数滴、鼻の中に垂らすだけで、ネバネバした鼻水が柔らかくなり吸いやすくなります。市販のものをわざわざ買わなくても、家庭にあるもので簡単に作ることができます。作り方は簡単です。食塩5g、重曹2.5gをペットボトルに入れ、水500mlで溶かします。重曹がなければ、食塩だけでもOKです。」

「また、お風呂上りも鼻水がやわらかくなり、吸いやすいのです。お風呂にはいることができたときには、鼻水の吸引を試みてください。」

小さな子どもの場合、鼻水の吸引を嫌がる子も多そうですが、鼻水がやわらかくなって出やすくなった時に、素早く行うのが良さそうですね。

お話を聞いたのは…

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ライター紹介

青柳直子

ライター暦16年。神戸生まれ・育ち・在住のアラフォー世代。芸能・インタビュー、舞台・コンサートレポをメインに、子育て関連、街取材まで“守備範囲を広く”がモットー。小学1年生の長男、1歳の長女、ヨーゼフ(ハイジの犬)似の夫+猫2匹と、毎日てんやわんやな暮らしぶり。娘が歩けるようになったのを機に、家族キャンプ再デビューを計画中。

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