
いこーよファミリーラボが「6月に子供と体験したい季節行事や風習を教えてください」と聞いた調査では、「梅仕事(梅シロップ・梅干し作り)」が体験したいもの4位となりました。

梅の実が出回る6月にしか体験できない「梅仕事」は、日本の伝統的な保存食づくり。梅シロップや梅干しなど、家族で手を動かしながら四季を感じられるこの行事は、子供の食育にもつながる貴重な体験です。今回は、いこーよモニターの声とともに、梅仕事の楽しみ方や必要なアイテムをご紹介します。
親子で楽しむ梅仕事:季節の手しごとで思い出づくり
梅仕事とは、6月に旬を迎える梅を使って、梅シロップや梅干しを手作りする日本の伝統的な家庭行事。スーパーや道の駅などの店頭にはこの時期になると青々とした梅が並びます。

そんな梅を親子で購入して、梅のいい香りに包まれながら、家族みんなで梅シロップや梅干しをつくることは、家庭内でできる「食べ物ができるまで」体験!

子供にとっては、季節のうつろいや食文化を肌で感じられる絶好のチャンス!芒種(ぼうしゅ/6月初旬)のこの時期に、ぜひ家族で、昔ながらの手しごとにチャレンジしてみましょう! 梅干しづくりは少しハードルが高いですが、梅シロップであれば材料も少なく手順も簡単です。
子供が「梅シロップ・梅干し作り」を楽しんだポイントは? いこーよモニターさん教えて!

子供たちは「梅を入れる」「瓶を回す」などの工程に夢中!自分で作ったシロップを味わう喜びや、毎年恒例の家族行事として楽しんでいる様子が多く見られました。親子で手を動かす体験が、食育や季節の学びにもつながっています。
子供と梅シロップ・梅干し作りを体験したママパパの口コミ! 子供の反応ココがうれしい!
- 「梅仕事は喜んで毎年やってくれます」
- 「毎年作っているのですが、去年はじめて子供に手伝ってもらいました。瓶を回すのを楽しんでいたが、出来上がったものはあまり好みでなかった様子」
- 「梅シロップを作る際、瓶に梅と氷砂糖を入れるのを手伝ってくれる。梅ジュースが好きなので、楽しみにしている」
- 「梅がりに行き、一緒にネットで作り方を検索しながら梅シロップを作った。自分たちで作った梅シロップをかき氷にかけて美味しそうに食べていた」
- 「どれも田舎でするので小さい時からしている事なので梅を採るところからなんでもやってくれる」
親子で手を動かすことで、自然と食育や季節の学びになり、毎年恒例の家族行事としても人気な様子がうかがえます。
梅シロップ・梅干し作りの前に準備しておくものをチェック!

梅仕事に必要な道具などをまずは見て行きましょう。衛生管理と子供の安全を重視してピックアップしました。
梅仕事グッズ6選!はじめる前にチェック!(PR)

新鮮な梅(青梅・完熟前)
→保存食づくりには新鮮な梅が命。オンラインショップや直売所、スーパーで6月限定販売。たくさん作りたいときには持ち帰りの手間がはぶけるネットショップがおすすめ!
氷砂糖・グラニュー糖
→シロップや梅酒づくりに欠かせない定番素材。黒糖やはちみつを使うと言う人も!
密閉できるガラス瓶
→カビ防止や衛生管理に必須。煮沸消毒も忘れずに。
食品に使えるアルコールスプレー(消毒用)
→瓶や道具の除菌に使います。
梅シロップ作りキット
→瓶も梅も氷砂糖も全部セットになったキット。初めて挑戦するときにおすすめ!
子供用エプロン
→服の汚れ防止に。子供の気分も上がるのでおすすめ!
簡単!梅シロップの作り方 子供と一緒にやってみよう!
所要時間: 準備15分+10日〜2週間
難易度: ★☆☆(子供向け)

1. 梅の下処理(大人担当)
梅を水洗いし、ヘタを竹串で取る。傷んだ梅は除く。
2. 瓶の消毒(大人担当)
ガラス瓶を煮沸し、アルコールスプレーで拭く。
3. 梅と砂糖を詰める(子供OK)
梅と氷砂糖を交互に瓶に入れる。
4. 毎日振る*(子供OK)
1日1回瓶を軽く振って混ぜる。
5. 完成!
10日〜2週間でシロップ完成。冷蔵庫で保存。
梅シロップのアレンジ例
炭酸割り、かき氷シロップ、ヨーグルトトッピング。
簡単!梅干しの作り方 子供と一緒にやってみよう!
所要時間: 準備30分+1ヶ月
難易*: ★★☆(大人主導)

1. 梅の塩漬け(大人担当)
青梅を洗い、塩(梅の重量の15%)で漬ける。
2. 重石を置く(大人担当)
重石で梅を押さえ、梅酢が上がるのを待つ(1〜2週間)。
3. 天日干し(子供OK)
梅酢から梅を取り出し、3〜4日天日干し。
4. 保存
瓶に詰め、冷暗所で1ヶ月以上熟成。
親子で感じる梅仕事の歴史と地域の魅力
梅仕事は、なんと平安時代から続く日本の知恵が詰まった季節の手しごと。昔の人が梅を長く楽しむために工夫してきた保存食文化のひとつです。

なかでも和歌山の「南高梅(なんこううめ)」は有名で、ふっくらとした実がシロップ作りや梅干しにぴったり。地域によって梅の種類や作り方にちがいがあるのも、知れば知るほどおもしろいポイント!
親子で「この梅はどこから来たのかな?」なんて話しながら作ると、食べるだけじゃない学びが生まれますよ。
梅シロップ・梅干し作りを楽しむための「持ち物」の注意点|清潔&安全に体験するために
梅仕事では衛生管理が大切。ガラス瓶は熱湯消毒し、使用前にアルコールで拭いて清潔に保ちましょう。子供が作業する際は、ヘタ取りや氷砂糖の投入など簡単で安全な工程を選ぶのがポイント。包丁などの使用は必ず大人が行いましょう。
梅シロップ・梅干し作りをもっと楽しむための5つのコツ
親子で楽しく梅仕事をするときに、こんなちょっとした工夫もおすすめ!
- 少量からいろいろチャレンジ!(氷砂糖をはちみつや黒糖にかえると味も随分変わります! 少しずつ作って、好みを見極めるのもおすすめ)
- お気に入りの瓶を用意する(子供と一緒にするときは、自宅のストック瓶の中から子供に自分の好きな瓶を選んでもらったり、一緒に買いに行ったりするのもおすすめ。愛着をもってお手伝いに意欲UPするかも⁉)
- 完成後にどうやって楽しむかを相談(かき氷やジュースにするなど、ゴールを話し合っておくと、出来上がりを待つのも楽しみに!)
- 自宅以外の体験もアリ(梅狩り体験などで梅を収穫するところからスタートしても◎)
- 記録に残す作っているところを写真を撮ったり、かわりいラベルを貼ったりするのも、楽しい思い出作りに!)
事前に知っておきたい梅シロップ・梅干し作りの豆知識
梅には追熟が必要な品種もあり、購入後すぐに作業に入らず数日おくことも。カビ防止には塩やアルコール、冷暗所の保管が重要です。保存食作りは長期保存を前提とするため、ラベルや衛生対策もしっかり行いましょう。
梅仕事のよくある質問(FAQ)
Q: 梅シロップが濁る原因は?

A: カビや不十分な消毒が原因。瓶の煮沸とアルコール除菌を徹底。
Q: 子供が楽しめる作業は?
A: 梅や砂糖の投入、瓶を振る作業は安全で楽しい!
Q: 梅の選び方のコツは?
A: 青くて硬めの梅を選び、傷やシミは避ける。購入後2〜3日追熟も可。
子供もママパパも!梅シロップ・梅干し作りで忘れられない思い出を!
梅仕事は、日常のなかで季節を感じる貴重なひととき。自分で作ったシロップや梅干しを味わう体験は、子供の心に残る宝物になります。家族みんなで1年の味を仕込む時間を、ぜひ楽しんでくださいね!
6月の季節行事ランキング上位の体験も見逃せない!

「梅仕事」以外にも、「ほたる鑑賞・ほたる狩り」「アジサイ名所へのおでかけ」「田植え」など、6月にぴったりの体験がたくさん!親子で季節を感じられる行事をぜひチェックしてみてください。
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