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寝ない!食べない!着替えない!に効くプロの技【てぃ先生連載】

掲載日: 2016年10月24日更新日: 2017年5月16日金子 陽子

園児たちの可愛らしい言動を綴ったTwitterや書籍が人気のイケメン保育士、てぃ先生に聞く連載がスタート! 

【てぃ先生に聞く!前編・後編】はこちら

第1回は「寝かしつけに2時間もかかった…」「ご飯をちっとも食べてくれない!」「時間が無いときに限って着替えない!」といった「幼児期の三大困った!」を解決する、意外な技や対策法を教えていただきました。

寝かしつけ編

◆脳が疲れるタイプと身体が疲れるタイプで対策が違う!

まずは寝かしつけ問題。「公園で3時間も遊ばせたのに、夜なかなか寝ない…。」保護者の方からそんな相談を受けることも多いという、てぃ先生。これまで多くの子どもに接してきた経験から、眠くなるには2つのパターンがあると分析します。

「運動して眠たくなる子と、頭を使って眠たくなる子に分かれると思うんです。たくさん走り回っても寝つきにくいなら、きっと脳が疲れると眠くなるタイプ。寝かせたい30分前くらいから、パズルをしたり、ひらがなを覚えたりと、静かな遊びをするといいですよ。自然とお勉強の習慣も取り入れられてオススメです。」

逆に身体が疲れると眠たくなる子には、昼間楽しく運動させること。「できるだけ走って、夜寝て〜!」といった大人の事情や願望ではなく、純粋に子どもが楽しめる遊びで身体を動かすことがポイントです。

〜どちらのタイプにも当てはまる対策〜

・部屋を暗くして静かにする
 眠気を誘うオルゴール音楽などは不要!
・ママも一緒に寝てしまう
 早く寝かせてアレやってコレやって…という雑念は子どもに伝わる! 
 家事が残っている場合は2時間後くらいにタイマーをセット。 
・それでも寝ないなら抱っこで外へ
 保育園でも廊下を往復するとコテンと寝る場合が多い。

最後に、ママじゃないと寝ない場合の対策を伺うと…「無いです!」とひと言。子どもなりにこだわる時期があるのは仕方ないそうで、保育園でも「○○先生の背中トントンじゃないとイヤ!」という子もいるのだとか。ママの代わりに無理に寝かせようとしても状況は悪化するだけなので、程よい距離で見守ってあげることが最善だそう。

小さいときだけの貴重なスキンシップ時間として、ママもリラックスして過ごせるといいですね。


食事編

◆残しても好き嫌いがあってもOK!

続いては食事のお悩み。子どもの成長を考えると、いろんな食材をしっかり食べてほしいと思うのが親心。ムキになって食べさせようとすれば、子どもは号泣し、親はイライラするやら悲しくなるやらで、親子共々食事の時間が辛くなるときがあるものです。

「確かに保育園でも小食の子や好き嫌いのある子、遊びの方が好きな子など、いろんな子がいます。でも、それで大丈夫。子どもの胃はそんなに大きくないですから、そもそも出した食事の量が多い場合があります。1食くらい抜かしても体調が悪くなることはありませんよ。」

「僕は普段から『残してもいいよ』と声をかけます。無理やり食べさせるより、自然と自分から食べるようになりますよ。どんな子だってお腹は減るものですから。」と、てぃ先生。

◆守るのは時間だけ!

「残さず食べさせなくては!」「好き嫌いを無くさなくては!」と親が気負うほど、子どもはプレッシャーを感じるもの。それよりも「無理しなくていいんだ」という逃げ道を作っておいてあげることが大切だとか。

ただし、「この時間はご飯を食べる時間」と習慣づけるのは徹底すべきと言います。

「保育園がご家庭と決定的に違うのは、食事の時間がきっちり決まっていることなんです。ご家庭では、ついつい時間が流動的になりますよね。お昼を食べなかったから3時にパン…とかもNG。1時間なら1時間と区切りを決め、時間がきたら『ハイおしまい』と片付けちゃう。これを繰り返して習慣づけると、食べるのが当たり前になるんです。」

さらに「親も一緒に食べる」のもやはり大事だとか。てぃ先生は1歳児クラスを担当していたときも、園児と一緒に食べていたそうです。親はつい子どもの様子に気を取られ、自分の食事がおろそかになりがちですが、まずは大人から毎日の食事を楽しみたいものですね。

2歳や3歳になっても食べ物で遊んでしまい、食が進まないのは、0歳から1歳のときに充分「遊び食べ」をさせなかった場合が多いと、てぃ先生。手でつかんだ感触や口につけたときの味わい・食感をとことん楽しませることが、あとあと食への意欲につながるそうです。


着替え編

◆焦りは禁物&子どもとコーディネートごっこを楽しもう

最後は着替え。時間が無いときに限って着替えないと焦りますよね。この親の焦りこそが原因と、てぃ先生はバッサリ。

いつもと雰囲気が違うと、いつもできることができなくなったり、やりたくなくなってしまうんです。僕だって、今もその感覚はありますよ。子どもなら余計にそうなりますよね。だから『もっと早くできるでしょ!』とか『なんで遅いの!?』と言っても逆効果。」

「なるべくいつも通りに振る舞って、出る時間になっても着替えないなら、鞄に洋服を詰めてパジャマのまま出かけちゃうのはどうでしょうか。極端な例ですけど。」

遊びに夢中で着替えなかったり、「この服しか着ない!」と変にこだわったりする場合は、どうすれば?

お子さんと一緒に服を買いに行くってどうでしょう? 『コレとコレを合わせると可愛いよね〜』とか、一緒に選んでみたり…。そういう機会を与え続けることで『着たい!』という気持ちが高まっていくと思うんです。」

普段から親子でコーディネートごっこをして楽しめば、子どもが選ぶへんてこコーデ問題も解決できるかもしれませんね!

以上、「幼児期の三大困った!」についてお答えいただきましたが、どれもすぐに実践できることばかり。なにより「○○させなければ!」と親が気負いすぎないことがポイント。ご自身が取り入れやすいものから、さっそく実践してみてくださいね。

※参考文献

お話を聞いたのは…

  • てぃ先生

    関東の保育園に勤める男性保育士。ツイッターで保育園の日常をつぶやき続け(@_HappyBoy)、フォロワー数は43万人(※)超に。著書『ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか。』、『ハンバーガグー!』(いずれもKKベストセラーズ)のほか、原作を担当するマンガ『てぃ先生』(KADOKAWA)も好評。オフィシャルブログや子育て関連のメディア、各地での講演会で、子育てや保育に関するポジティブなメッセージを発信。ちなみにアラサー・未婚、猫と二人暮らし。 ※共に2018年1月現在。

  • てぃ先生 Twitter
  • てぃ先生 オフィシャルブログ
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ライター紹介

金子 陽子

1976年生まれ。3年間のOL生活を経てコピーライター、編集ライターの道へ。連日終電ときどき徹夜の会社員生活に限界を感じた36歳の夏、待望の娘を授かり、独立。いい歳をして人見知りながら人物インタビューは大好き! 大抵その人のファンになる。いまだに3歳の娘のお肉が赤ちゃんみたいにフニフニで癒される。

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