

8月の満月「スタージョンムーン」は、夏休み真っ只中の夜空を彩る、ちょっと特別な自然現象です。真夏の日中は暑くて外遊びも一苦労ですが、夜になれば涼しい風と静かな空が広がります。そんな時間に家族で空を見上げるだけで、心に残る夏の思い出が生まれます。
いこーよファミリーラボが行った8月に体験したい季節行事&風習ランキングでは5位に入る人気です。
この満月は、ただ美しいだけではありません。星や月に興味を持ち始めた子供にとっては、天体観測の入り口にもなり、理科や社会、世界の文化に触れるきっかけにもなります。さらに、プラネタリウムや図鑑で事前に学んでから挑めば、知識と体験が結びついて「勉強が楽しい!」という感覚も育まれます。
東京だと満天の星空を見たことがない。夜更かしできる年齢になったころなので体験させたい。
天体望遠鏡で月を観察することが好きなので、今年は是非家で見てみようと思います!9歳の女の子のママ/専業主婦・主夫)
\こんな人におすすめです/
- 星や月に興味を持ち始めた子供と、夏休みならではの体験をしたい
- 涼しい夜の時間を活用して、親子でゆったり過ごしたい
- 図鑑やプラネタリウムで予習してから本物を見せたい
【ママパパに聞いた】スタージョンムーン 子供とやりたいこんな体験!

「星に興味を持ち始めた子供と、夏休みならではの体験をしたい」「涼しい夜に親子でゆっくり過ごしたい」というファミリーにぴったりのスタージョンムーン観察。
アンケートであがった挑戦したいポイントをピックアップ!
初めての夜更かしと満月体験でわくわく

「少し大きくなった今なら夜更かしも大丈夫かなと。スタージョンムーンの観察で初めての夜更かし体験をさせてあげたい」という声も。子供の成長に合わせて挑戦する特別な時間が、最高の思い出に。
夜なら暑くなく、気軽に見れそう(1歳の女の子・9歳の女の子のママ/専業主婦・主夫)
プラネタリウムと実物観察のセット体験

「子供が天体に興味を持ちはじめたので、プラネタリウムも一緒にまん丸の満月を見たい」という意見が多く見られました。事前に知識をインプットすることで、実際の観察が何倍も楽しくなります。
娘が最近よくプラネタリウムに行きたがり、星に興味があるため、まずはプラネタリウムで星について学んでから行きたいと思ってます(3歳の男の子の中学生の女の子のママ/自営業・フリーランス)
涼しい夜風の中、家族で静かに空を見上げる時間
抱っこして声を掛けながら見たい(0歳女の子のママ/パート・アルバイト)
「夜なら暑くなく、気軽に抱っこして声をかけながら見たい」と、小さな子供を持つママの声も。街の明かりから離れた場所で、満天の星空とともにゆったりと過ごす時間は、家族の絆を深める貴重なひとときです。
そもそも、スタージョンムーンって?
「スタージョンムーン(Sturgeon Moon)」は、毎年8月に訪れる満月の伝統的な呼び名です。名前の由来は、北アメリカの五大湖周辺でこの時期にチョウザメ(sturgeon)がよく獲れたことにあります。

古くからアメリカ先住民は、季節や自然の移ろいを月の満ち欠けと結びつけ、各月の満月に動植物や農業に関連する名前を付けてきました。8月は漁の盛んな時期であったため、「スタージョンムーン」と呼ばれるようになったのです。
こうした名前は、単なる言葉遊びではなく、自然と共に暮らしてきた人々の知恵の結晶です。子供と由来を話しながら観察すれば、自然と歴史、文化を学ぶきっかけにもなります。
【今年はここが見どころ】2025年のスタージョンムーン

2025年の満月ピークは 8月9日(土)16時45分頃。ただし、実際に観察しやすいのは 8月8日(金)夕方〜夜、または 9日(土)夕方〜夜 です。特に夕暮れ直後に東の空から昇る月は、地平線近くで大きく見える「ムーンイリュージョン」の効果もあって迫力満点です。
子供わくわく体験スポット3選

自宅のベランダや近所の公園
身近な場所で気軽に楽しめるのが魅力です。高層ビルが少なく、視界が開けた場所なら十分に観察可能。小さい子供が一緒の場合は、短時間の観察にぴったりです。
プラネタリウムや天文台の観察イベント
事前に星や月のことを学べるプラネタリウムや、実際に望遠鏡で観察できる天文台のイベントもおすすめです。知識と体験をセットにすると、理解度も満足感もぐっとアップします。
事前に図鑑やプラネタリウムで予習してから行いたい(3歳の男の子・6歳の女の子のママ/自営業・フリーランス)
キャンプ場や山間部
街の明かりから離れた場所なら、満月だけでなく満天の星空も一緒に楽しめます。夏休みの旅行やキャンプと組み合わせれば、家族にとって一生の思い出になるでしょう。
息子が幼稚園でプラネタリウムに行ったり、星座や星に親しむ機会があったそうなので、可能であれば、灯りが少ない山などで星を観察したいです。(5歳の男の子のママ/専業主婦・主夫)
【準備はこれだけ】おすすめ持ち物&服装

天体望遠鏡(小型でもOK)
天体望遠鏡で月を観察することが好きという声もありました。
双眼鏡
軽量で子供でも扱いやすいタイプもおすすめ。
天体観測アプリ
星座も同時に探せる
薄手の上着・ブランケット
夜は冷え込むこともあるので必須です。
レジャーシート
寝転がって観察するのに便利。
月や星の絵本・図鑑
事前に予習しておくと、観察がもっと楽しくなります。
【安全&快適】夏の夜空観察の注意点
虫よけ対策を忘れずに
夏の夜は蚊やブヨなどが活発になります。虫よけスプレーやシール、携帯用の蚊取り線香を活用して、刺されないようしっかり対策しましょう。虫に気を取られず、観察に集中できます。
小さい子は眠気対策を(夕食・入浴を早めに済ませておく)
夜更かしは子供にとって負担になることも。夕食やお風呂を早めに済ませ、観察の前にひと休みする時間を設けるのがおすすめです。体調を整えて、無理なく満月を楽しみましょう。
暗い場所では懐中電灯や赤ライトを活用
街灯のない場所では、足元が危険な場合があります。懐中電灯で安全を確保しましょう。ただし、月の光を妨げないよう、観察中は赤色のライトを使うと目が慣れて見やすくなります。
車道近くや危険な場所は避ける
安全な場所を選ぶことが最も重要です。特に子供が一緒の場合は、車が通る道沿いや、転落の危険がある場所は避けましょう。見晴らしが良く、安心して過ごせる場所を選んでください。
夏休みの天体観測!8月の満月「スタージョンムーン」を楽しもう!
スタージョンムーンは、親子で過ごす夏の夜を特別な時間に変えてくれるイベントです。ただ眺めるだけでなく、学びや会話、発見のきっかけにもなります。ぜひこの夏は、涼しい夜風とともに、家族で月を見上げてみませんか?
「夏休み特集」早めのイベントチェック!家族で楽しい夏を満喫しちゃおう!

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