
子供の運動会がママパパ世代と変化している!? そんな声をききつけて「いこーよファミリーラボ」ではいこーよモニター調査を行った結果を徹底紹介!

運動会の「新しいトレンド」が見えてきました。熱中症対策やコロナ禍を経て、学校・園側の負担軽減への意識が高まる中、従来の形式から大きく変化した「新しい運動会の形」をデータとママパパコメントでチェック!
運動会トレンド(1)開催時期は「秋」がメイン、しかし「春」開催も増加傾向
運動会の実施時期に関する調査結果では、「秋(9月〜11月頃)」の開催が52.1%と、半数以上を占め主流であるという結果になりました。
「春(5月〜6月頃)」の開催も約3割(27.1%)にのぼり、着実に増加している様子もうかがえます
運動会の実施時期 | 割合 |

- 秋(9月〜11月頃)52.1%
- 春(5月〜6月頃)27.1%
- まだ園や学校に通っていない・運動会をやらない 13.3%
- わからない 7.4%
これは、暑さを避けるための熱中症対策や、学校・園の年間行事の集中を避ける目的で、開催時期が多様化している背景があるようです。
ママパパにとっては、新入学や進級した早い時期から運動会の準備が必要になるケースも増えていると言えるでしょう。
運動会トレンド(2) 開催形式は「短縮開催」が約9割
運動会の開催形式については、「午前のみ・午後のみ短縮開催」が75.5%、「学年や年齢に分けて開催(2部制・3部制など)13.6%と「短縮開催」が約9割を占め、従来のお弁当を持参しての「一日開催」から大きくシフトしている様子がわかります。
運動会の開催形式 | 割合 |

- 午前のみ・午後のみ短縮開催 75.5%
- 学年や年齢に分けて開催(2部制・3部制など) 13.6%
- 1日開催(午前+昼食+午後)10.1%
- 2日〜4日に分けて開催 0.8%
「1日開催」は約1割にとどまっており、参加する家族や児童・生徒の負担軽減、そして学校・園側の効率的な運営を重視する傾向が強く定着しているようです。
短時間で集中して競技を行うスタイルが、現代の運動会ではメジャーになりつつあるのかもしれません。
また、ごくわずかですが(0.8%)、「2日〜4日に分けて開催」というケースもあり、「月曜に全校徒競走のみ、土曜に全校でその他競技」のように、競技を数日に分散して実施する試みも見られました。
運動会トレンド(3) 「家族でのお弁当タイムなし」は驚きの9割超!従来の定番は過去の姿?
従来の運動会で最も象徴的であった「家族団らんのお弁当タイム」については、家族で一緒にお弁当を食べる時間が「なかった」という回答が、合計で94.7%にも上りました。
家族でのお弁当タイムの有無 | 割合

- 運動会のプログラムにお昼を食べる時間がなかった 59.2%
- なかった(子どもは給食もしくは持参したお弁当を家族と別に食べた) 35.5%
- あった(家族ごとにお昼を一緒に食べた)5.3%
具体的な内訳を見ると、「運動会のプログラムにお昼を食べる時間がなかった」が59.2%、「子どもは給食もしくは持参したお弁当を家族と別に食べた」が35.5%となっています。
この結果からは、短縮開催の増加にともない、運動会のお昼ごはんのあり方が「家族でのお弁当を楽しむ場」から、「お昼時間を含まないスケジューリング」、あるいは「子どもは給食で親子別々にお昼を食べる」形式へと大きく様式を変えている様子がうかがえます。
「新しい運動会」の姿
2025年の最新調査から見えてきた運動会は、熱中症対策や負担軽減を背景に、従来のイメージとは大きく異なる姿へと進化しています。
- 開催時期の多様化: 秋が主流ながら、熱中症リスクを避けた春開催も
- 開催形式の短縮化: 終日開催から約8割が半日形式へ
- お弁当タイムの消失: 家族でのお弁当タイムは9割超でなし
ママパパは、朝早くからのお弁当の準備よりも、子供の競技を集中して応援できる「短時間集中型」への対応が求められる時代になりつつある様子がうかがえます。
学校や園の負担軽減と、児童・生徒の安全・体調管理に最大限配慮した“新しい運動会の姿”に注目です。








