子どもとのおでかけにベビーカーを持っていくかどうか、迷った経験はありませんか?ベビーカーは子どもや重たい荷物を楽々運んでくれる頼もしい存在ではあるけれど、混雑時や階段などでは邪魔になってしまうこともしばしば。とくにイヤイヤ期でもある2歳~3歳くらいの子どもは、ベビーカーを持っていっても使わなかったり、乗せるのに一苦労することも多いですよね。おでかけにベビーカーが必要か否か、どう判断すればいいのでしょうか。ベビーシッターでイヤイヤ期専門家の西村史子さんに聞きました。

まず最初に、ベビーカーのメリットとデメリットを改めて聞いてみました。
以上のようなメリットとデメリットを合わせて考えて判断することが大事ですが、それがなかなか難しいですよね。では、具体的には、どんなポイントで判断すれば良いのでしょうか。
「 目的地までのルート上にベビーカーの妨げとなる階段などがないか、そして移動手段や混雑具合をおでかけ前にイメージしてみて下さい。事前に頭の中でシミュレーションする習慣をつけておけば、出かける直前になって迷うこともなくなると思います。」
例えば、ベビーカーを持って行くなら、長い階段はないか、電車に乗るのが通勤時間帯ではないか、大きな駅での乗り換えではエレベーターの位置を事前に確認しておくといいそう。また、目的地では、ベビーカーを持ち込めるか、置く場所があるかなども調べておくとスムーズ。それらをシミュレーションしてみて、ベビーカーを持って行ったほうがラクかどうかを考えて決めることが大事だそう。
ベビーカーを持って行かなくても、デパートやレジャー施設などではレンタルしてくれるサービスもあるので、それを利用するのも手ですね。
「 ただ一番大事なのは、そういった外的要因よりも、子ども自身のリズムを見極めることだと思うんです。子どもがぐずったり眠くなる時間はだいたい毎日決まっていますよね。『今日はランチを食べてすぐに帰宅するけど、お腹がいっぱいになった後はぐずって寝ちゃうだろうな…』と、普段から子どものリズムを把握していれば、その行動パターンに合わせてベビーカーが必要かどうか決められます。『昨日熱を出したばかりだから、翌日も機嫌が悪くなる可能性が高いな…』など、子どもの体調面も考慮してみて下さい。こういったことはお子さんによって全く違いますし、それを一番良くわかっているのは親御さん自身だと思います。」
エレベーターの有無といった外出先の環境だけでなく、子ども自身の行動パターンや体調に合わせてあげることも大切なんですね。
「ベビーカーに乗った時だけに与える特別なものを作ってみてはどうでしょう? 絵本やおもちゃなど、ベビーカー専用のものを子供自身に選ばせて購入します。これはベビーカーに乗る時だけのものなので、普段は使用禁止にして特別感を持たせることがポイント。あとは歌やお話など、乗った時だけ限定の楽しい親子遊びを作るのもいいですね。嫌がる子どもを無理矢理ベビーカーに乗せるとますます嫌いになってしまうので、 乗れば楽しいことが待っていると思わせてあげて下さい。」
イヤイヤ期には『子ども自身がどう思っているのか』を尊重してあげることがとても大事なのだそう。なぜぐずっているのか親にわかってもらえるだけで、スッと気持ちが落ち着くことも。イヤイヤされると親もついイライラしてしまいますが、子どもの気持ちをできるだけ汲みながら、ベビーカーを楽しい場所にする工夫ができるといいですね。
小さな子供を持つ親にとってなくてはならないベビーカー。おでかけ前に、本当に必要なのか、子どものリズムを踏まえながらイメージしてみることが、使い分け上手への第一歩となるようです
ベビーカーを持っていくメリット、デメリットとは?

まず最初に、ベビーカーのメリットとデメリットを改めて聞いてみました。
ベビーカーのメリット
- 重い荷物を乗せられる
- 子どもが寝ても大丈夫
- 子どもの気持ちを落ちつける場にできる
ベビーカーのデメリット
- とにかくかさばる
- 階段などが大変
- 子どもの歩く機会が減少する
以上のようなメリットとデメリットを合わせて考えて判断することが大事ですが、それがなかなか難しいですよね。では、具体的には、どんなポイントで判断すれば良いのでしょうか。
出発から帰宅までを具体的にシミュレーションする
ベビーカーを持って行くかどうか決めるのに、まず大事なのは、家を出てから帰宅するまでを具体的にシミュレーションしてみることだそうです。「 目的地までのルート上にベビーカーの妨げとなる階段などがないか、そして移動手段や混雑具合をおでかけ前にイメージしてみて下さい。事前に頭の中でシミュレーションする習慣をつけておけば、出かける直前になって迷うこともなくなると思います。」
例えば、ベビーカーを持って行くなら、長い階段はないか、電車に乗るのが通勤時間帯ではないか、大きな駅での乗り換えではエレベーターの位置を事前に確認しておくといいそう。また、目的地では、ベビーカーを持ち込めるか、置く場所があるかなども調べておくとスムーズ。それらをシミュレーションしてみて、ベビーカーを持って行ったほうがラクかどうかを考えて決めることが大事だそう。
ベビーカーを持って行かなくても、デパートやレジャー施設などではレンタルしてくれるサービスもあるので、それを利用するのも手ですね。
子ども自身の生活のリズムや体調を考えて最終判断を
移動手段や目的地によってベビーカーの必要度合いは変わってきますね。「 ただ一番大事なのは、そういった外的要因よりも、子ども自身のリズムを見極めることだと思うんです。子どもがぐずったり眠くなる時間はだいたい毎日決まっていますよね。『今日はランチを食べてすぐに帰宅するけど、お腹がいっぱいになった後はぐずって寝ちゃうだろうな…』と、普段から子どものリズムを把握していれば、その行動パターンに合わせてベビーカーが必要かどうか決められます。『昨日熱を出したばかりだから、翌日も機嫌が悪くなる可能性が高いな…』など、子どもの体調面も考慮してみて下さい。こういったことはお子さんによって全く違いますし、それを一番良くわかっているのは親御さん自身だと思います。」
エレベーターの有無といった外出先の環境だけでなく、子ども自身の行動パターンや体調に合わせてあげることも大切なんですね。

イヤイヤ期の子どもをベビーカーに乗せるコツとは?
では、「乗りたくない!」と駄々をこねる子どもをスムーズにベビーカーに乗せるにはどうすればいいでしょうか?「ベビーカーに乗った時だけに与える特別なものを作ってみてはどうでしょう? 絵本やおもちゃなど、ベビーカー専用のものを子供自身に選ばせて購入します。これはベビーカーに乗る時だけのものなので、普段は使用禁止にして特別感を持たせることがポイント。あとは歌やお話など、乗った時だけ限定の楽しい親子遊びを作るのもいいですね。嫌がる子どもを無理矢理ベビーカーに乗せるとますます嫌いになってしまうので、 乗れば楽しいことが待っていると思わせてあげて下さい。」
イヤイヤ期には『子ども自身がどう思っているのか』を尊重してあげることがとても大事なのだそう。なぜぐずっているのか親にわかってもらえるだけで、スッと気持ちが落ち着くことも。イヤイヤされると親もついイライラしてしまいますが、子どもの気持ちをできるだけ汲みながら、ベビーカーを楽しい場所にする工夫ができるといいですね。
小さな子供を持つ親にとってなくてはならないベビーカー。おでかけ前に、本当に必要なのか、子どものリズムを踏まえながらイメージしてみることが、使い分け上手への第一歩となるようです