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八王子初開催!「6歳になったら机を作ろう!」木こり体験レポ

2017年12月8日林直子

「6歳になったら机を作ろう!」とは、「親子で山に入って木を伐採し、その木を使って学習机を手作りしよう!」というイベント。2014年に「いこーよ」と、高知県で木材加工を行う「ばうむ合同会社」が共同で立ち上げてから、すでに100組以上の親子にご参加いただきました。

サイズは縦60cm×横100cm×高さ70cm。世界にひとつのシンプルな机です。(椅子・本棚は別売り)

2016年には環境省の「グッドライフアワード」を、2017年には「ウッドデザイン賞」を受賞。「親子のかけがえのない思い出になる」「モノを大切にする心が養える」「基本や原点を考えるきっかけになる」など、大変多くの方々からご好評をいただいています。

学習机作りプロジェクトが「グッドライフアワード」特別賞受賞!「6歳になったら机を作ろう!」ウッドデザイン賞を受賞!

またこのイベント、実はそれだけではなく、「間伐材を使用することで、地元の山や森を守ろう!」という意味も込められています。

先生は「NPO法人森のライフスタイル研究所」の竹垣さん。

2017年11月19日に開催された今回は、長年森づくりの活動をおこなっている「NPO法人森のライフスタイル研究所」との初コラボ。

東京人のふるさと・八王子の森で、親子で木を伐採する「木こり体験」イベントを開催しました。そして約4カ月後の2018年3月には、今回伐採した木を使い、親子で学習机を手作りする、「机作り」のイベントが行われます。

山と森を守る! 大切な間伐について知ろう

今回参加してくれたのは、5歳から8歳の子どもを持つ7家族24名の皆さん。

「親子で一生残る、思い出になるモノを作りたかった」「モノがどうやってできるかを知る良い経験になると思った」「木から机を作る体験をしたかった」と、参加の目的はさまざまです。

10時に現地に集まって受付を済ませたら、ヘルメットをかぶって長靴をはき、軍手をはめて腰にノコギリを入れた袋をセット。これで「小さな木こり」の誕生です!

東京人のふるさと・八王子の森で「木こり体験」。

「木こり体験」を行う森は、産業廃棄物処理場の予定地になっていたところを、八王子市が、地域の方々の思いに応えて買い取った緑地にあります。

しばらく人の手が入らずうっそうとしていましたが、いろいろな人々の努力で、ハイキングコースが整備されたり、田んぼが復活したりと、少しずつかつての豊かな里山にもどりつつあります。

まずはNPO法人森のライフスタイル研究所の竹垣さんから、「日本の森が『メタボ』になっている」こと、「混み合っている木々を間伐して、森をスッキリさせてあげなければならない」こと、そして「伐った木をそのままにしておくのではなく、何かに使うことが大切」というお話を聞きました。

それでは山に入りましょう!

集合場所から歩いて5分ほど。赤や黄色に色付いた木々を眺めながら、間伐を行う森に向かいます。スタッフは、竹垣さんの他に、木こりの先生3名、救命士の方も1名付き添い、万が一の事故への備えも万端です。

間伐を行う森は、気持ちのよいハイキングコースの中。

まずは木こりの先生による伐採のお手本を見学します。
安全に注意して、まわりに人がいないかを十分確認。木の高さの1.5倍から2倍の半径以内に、人が立ち入らないようにします。

直径の三分の一くらいまで切って「受け口」を作ります。

少し太い木は、まず木を切り倒す方向に「受け口」と呼ばれる切込みを入れ、次にその反対側に「追い口」を入れます。

メリメリメリ、ドシーン!!

「こうやって切るんだ!」「こうやって倒れるんだ!」
初めて木を切るところと、木が倒れる様子を目の当たりにして、大人も子どもも大興奮!

切り倒したばかりの切り株は、まるでバウムクーヘンのよう。

次に、倒れた木のまわりにみんなで集まり、ノコギリを使って枝を切ります。
こうして楽しみながら、少しずつノコギリの使い方に慣れていきます。

木を間伐する前に、枝を切ってノコギリの使い方を練習します。
わー、できたー!
きれたぞー!

いよいよ森にはいって間伐を体験します

ノコギリの使い方に慣れたら、いよいよみんなで森の中へ。
この森も木が混み合っていてちょっと窮屈そう。

竹垣さんの「みんな、いいかなー!」という掛け声に「オー!」と応え、みんなで森に入ります。

いよいよ間伐をおこなう森の中へ。
「今日はいい運動になって、よく眠れるよ!」と竹垣さん。

木こりの先生が事前に印をつけておいてくれた木の中から、家族で好きな木を選びます。
間伐する木が決まったら、いよいよ家族で力を合わせて「木こり」体験スタート!

木にはあらかじめ、「受け口」と「追い口」の場所に印がついています。
また、木こりの先生がこまめにアドバイスをしてくれるので、楽しく伐採が体験できます。

思っていたより大変!
ちょっとでも森が元気になるといいな!
家族で力を合わせてがんばる!
間伐して、メタボな森をスリムに!

森が混み合っていると、お日様の光が届きにくくなり、土の栄養もいきわたらなくなるので、細い木ばかりになってしまうのだとか。こうして間伐してあげると、残った木は太く立派に育ちます。

木こり体験、楽しみにしてたんだよ!
この木がぼくの机になるなんて!
木を切るなんて、なかなかできない体験!

子ども達の自慢と自信がひとつ増えました!

木が倒れるぞー!

大きな音を響かせながら倒れる大木を間近に見て、「うわぁ、凄ーい!」「僕が切ったんだよー!」と子どもたちも大喜び。

お父さんとお母さんからも、「木を切るのは想像以上に大変でしたが、感動しました!」「こんなに迫力があるとは。言葉にならないですね!」という声が。

みんなで力を合わせた成果! たくさんの木を間伐しました。

また「森林の活用についてよく知らないままに参加しましたが、実際に木を伐って、森に陽が差して明るくなったことを実感! 森林に興味が湧きました」という声も。

7家族分、計7本のスギの木が次々と伐採され、森にお日様が差し込むようになりました。

空が見える! 森の匂いが気持ちいい!

左側が今回間伐したところ。右側とくらべると、随分明るくなった様子がわかります。

薄暗かった森にお日様が入ると、実がなる草花や低い広葉樹が育ちやすくなり、森で暮らす動物たちのエサが増えます。森に動物たちのエサが増えれば、動物たちが人の住むところまで降りて来て、田畑を荒らすこともなくなります。

また森に広葉樹の落ち葉や動物のフンが積もると、土が栄養たっぷりになり、木が丈夫な根っこを張ります。すると地面がしっかりし、大雨が降っても土砂災害が起きにくくなります。

豊かな森がひろがる山に雨が降ると、雨の水が土の栄養を取り込んで地下水になり、栄養たっぷりの川になります。川は田畑を潤して作物を実らせ、やがて海にそそがれると、海の動植物を豊かにはぐくみます。

ほら、スギの種だよ。鈴みたいでかわいいよ!

今回の「6歳になったら机を作ろう!in八王子・木こり体験」は、木を伐る体験は初めて、というご家族ばかりでしたが、
「親子で木を切り、木がどの様にして倒れるかを体験できたのがよかった!」
「木を切る感触や、山の匂いを楽しみました!」
と、大変ご満足いただいたようでした。

その後も、
「切っている最中は『もう疲れた〜』と言っていましたが、家に帰ってから何度も写真を見ています」
「やりがいを感じたようです。次の作業を今から楽しみにしています」
「今度は机を作るのを楽しみにしてます」
という嬉しいお便りが!

次は「机作り」体験でまたお会できることを、スタッフ一同楽しみにしています!

「いこーよ」は、自然の豊かさを未来に伝えていくために、森を守る間伐を行い、その間伐材で机を作る、この「6歳になったら机を作ろう!」をこれからも全国に広げていきます!

そしてこの「机作り」のイベントが文化になり、人々に山や自然の恵みに感謝する精神が宿り、300年後も500年後も日本が豊かな国であり続けることを願っています!

2018年開催イベントのご案内

2018年は、高知県本山町で「机作りイベント」、さらに埼玉県初開催! 飯能市でも「机作りイベント」を開催します。また関西での木こり&机作りイベントも計画中。どうぞお楽しみに!

6歳になったら学習机を作ろう!木こり&机づくりin高知6歳になったら学習机を作ろう!机作りin飯能
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ライター紹介

林直子

子どもは3人いますがみんな社会人になりました。最近はイクメンも増えて子育てがキャリアになりつつあり、良い世の中になったなあ~、と思います。私は子どもを産んで人生観が大きく変わったので、この素晴らしさを多くの人に、ママだけでなくパパにもたっぷり体感して頂きたいなあ、と思っています。子どもといっしょに家族で充実した人生を楽しんでください!

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