Twitterや書籍、マンガなどでも話題のイケメン保育士・てぃ先生がパパママの悩みに一問一答していく人気連載! 全国から寄せられた子育ての悩みに、温かい目線でアドバイスをいただきます。今回は「祖父母から『子どもを保育園に預けるのはかわいそう』と言われる」働くママのお悩みです。
てぃ先生監修記事もあわせてチェック!保育園は子どもの発育をぐんと伸ばす「生活の塾」!

質問
我が家の下の子は6カ月から保育園に行っています。よく祖父母からかわいそうと言われます。やはり客観視しても6カ月からの保育園はかわいそうですか?
(さしこりママさん/12歳女の子、9歳男の子、7歳男の子、2歳男の子のママ)
てぃ先生からのアドバイス
大丈夫! かわいそうではありませんよ。どんなにおじいちゃんやおばあちゃんに子育ての経験があろうと、今は時代が違います。昔の価値観で語られても合わないのが当たり前です。もっと言えば、ママたちも保育園に「預ける」のではなく「託す」感覚になれば、「自分が働いている間に子どものプロが見てくれているんだ」という付加価値もつけられます。プロたちがパパママに代わって子どもを見守り、心と身体の健全な発育を促しているんです。
例えばハイハイの時期なら、少し傾斜のあるところで遊ばせて筋力や基礎体力を高める、といった活動があります。ただ単に子どもを預かるのではなく、生活環境や保育方法にひと手間を加え、成長の度合いをぐんと上げるのが保育園の役割でもあるんです。
言ってみれば保育園は「生活の塾」。生きる基礎を育む塾だと僕は思います。そう考えると「かわいそう」なんて思わないですよね。
周囲の決めつけに振り回されないで

現役世代の保育園に対するニーズは高まる一方、上の世代のこうした無理解は根強いですよね。
てぃ先生からのアドバイス
率直に言って、「保育園=かわいそう」という決めつけは今の時代に即していないと思います。共働きが珍しくない今、保育園は社会になくてはならない存在ですよね。ほかにも周りの人々の勝手な決めつけで子育てが窮屈になっていることは多いのではないでしょうか。
「電車で子どもにスマホを見せる」のもよく批判されますが、僕はそんな短時間見せたくらいで何が悪いのか分かりません。移動中のわずかな時間、あの小さな画面ひとつであやせて親子でリラックスできるなら、新しい便利なツールを使わない手はないですよね。スマホに頼りきりはどうかなと思いますが、便利なツールとして使うのであれば賢い選択です。
その時代その時代に合った子育てがあるんですから、周りの声を気にする必要はないですよ!
てぃ先生から働くパパママにエール!
最後に、てぃ先生から「パパママの『自分はこうしたい!』という気持ちをもっと大切に。だってパパママの人生でほかの人のものではないんですから!」と温かいメッセージをいただきました。子どもを預けることに負い目を感じず、いきいきと働ける風潮がもっと広がっていくといいですね。
次回は「大声でキレる子どもへの接し方」をテーマにアドバイスをいただきます。お楽しみに!
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