野菜とお肉とご飯を一気に食べられる「カレーライス」は、いつの時代も育ち盛りの子どもがいる家庭の定番メニューですよね。ただ、小さな子どもがいる家庭では、味が甘口になってしまうので、大人には物足りないことも多いはず。
そこで今回は、子育て両立・共育支援事業を行う「エスキッチン」で食育サポーターとして活躍する阿部料子さんに、一つの鍋で、子ども用と大人用のカレー。さらに、離乳食用やポトフも同時に作れるレシピを教えてもらいました。
鍋にポンで完成! ズボラ主婦におすすめ煮込み料理レシピメニューが華麗に変身カレー

今回は、離乳食後期(9〜11カ月ごろ)の赤ちゃん用メニュー、幼児用カレー、大人用カレー、そして家族全員が食べられるポトフの4品を一つの鍋で作る方法を紹介します。保存もできるので、ぜひ忙しい日の時短レシピとしても活用してくださいね。
【材料(4人分)】
・豚小間切れ肉 250g
・じゃがいも 1個
・さつまいも 中1/2個
・玉ねぎ 中2個
・人参 1本
・バナナ(ペーストにする) 1本
・固形コンソメ 2個
・カレールウ(甘口) 4皿分
・塩 少々
・コショウ 少々
・ガラムマサラ 1/2(お好みで調整してください)
・水 800cc
※紹介する4品を全て1回で作る場合は、材料を倍くらいにして調節してください。
【作り方】所要時間:20分
1. じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ、人参を一口大に切る。

<離乳食後期の温野菜>

2. 1の鍋から必要な野菜を取り出せば離乳食後期から食べられる「温野菜」になります。
3. 1の残りの野菜に豚肉を入れ、アクを取りながら煮る。

<ポトフ>

4. 3にコンソメを加えてひと煮立ちさせ、塩コショウをしたら「ポトフ」のできあがり。
<子ども用カレー>

5. 4の「ポトフ」にカレールウとバナナペーストを加えます。

バナナのペーストを加えることで辛みがまろやかになり、甘口の「子ども用カレー」ができあがります。
<大人用カレー>

6. 5の「子ども用カレー」にガラムマサラを少々加えます。ガラムマサラはカレーの仕上げによく用いられるミックススパイスで、加えることで香りと辛みを高められます。

スパイシーな「大人用カレー」が完成です。
具材は、じゃがいもとさつまいもを半分ずつ使うのがポイント。そうすることで自然な甘みがでで、このようなアレンジを加えて家族全員が満足するメニューを作ることができます。
これなら家族全員分をまとめて作ることができるのでラクですよね。ぜひ一度、作ってみてください。