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じゃがいもを植えて収穫! 親子で貴重な農作業体験をレポート 

掲載日: 2018年7月12日更新日: 2018年7月24日石川大晃

農業や食育を通じて、四季それぞれの自然の恵みを親子で体感する「いこーよ四季冒険部」。農業体験や収穫した野菜を調理して食べたり、自然の中を冒険したり、さまざまな体験を行っています。

今回は、埼玉県狭山市にある小川農園でじゃがいもを植えて収穫するまでの農作業を一貫して行う「育てて食べよう畑ご飯! じゃがいも編 in狭山」を開催! 2月から7月にかけて開催した様子のレポートをお届けします!

畑仕事を教えてくれた小川農園の小川さん、小沼さん、ごはん作りのサポートスタッフの北村さんは、狭山市に住む地元の元気なおじいちゃん、おばあちゃんでもあります。おじいちゃんちに遊びにきたような、どこか懐かしくて温かい雰囲気がある小川農園です。
まずは、小川農園の小川さんからじゃがいもの話を少し聞いてから早速畑へ出発です♪

土を耕して4種のじゃがいも作り!

今回育てるじゃがいもは、キタアカリ、メークイン、ダンシャク、シャドウクイーンの4種。いろいろなじゃがいもを植えて収穫体験ができるのもこのイベントの魅力です。

じゃがいも植えは、まずクワで土を耕し溝を作ります。サポートスタッフ小沼さんがひょいっと簡単そうにしていた作業を、親子でいざやってみると、意外と難しいことに気が付きます。それでも親子で果敢に挑戦していました!

2月から3月:じゃがいもを親子で植える

いよいよじゃがいもを植える作業です。「種イモ」と呼ばれる小ぶりなじゃがいもを包丁で半分に切って植えます。初めは作業がぎこちない子どもたちもやっていくうちに慣れていき、ぐんぐん上達していきます。

参加者のパパは、子どもが「種イモ」を土に植えに熱中していることに気づき、種イモを渡す役に徹していました。一方子どもは、種イモ植えを終えるとうれしくで思わずパパとハイタッチ! パパと子どもの距離感が自然と近づいていきました♪

最後は、溝に置いた種イモの上に土をかければ植える作業は終了です。その後は、小川農園スタッフが雑草抜きや土寄せなど、収穫までのお世話をサポートしてくれました。

6月から7月:自分で育てたじゃがいもを収穫!

いよいよお待ちかねの収穫作業! 作業前は、どこにじゃがいもがあるのか良くわからず、パパ・ママのなかには「お〜、畑がしげってる!」との声も。
じゃがいもの収穫は、「掘る」だけをイメージしがちですが、親子でツルを取り除く作業から行います。少し手間がかかる作業ですが、とある子は、運良くツルと一緒にじゃがいもも収穫。その型破り?な状況に、周りにいた親子から「おーーーーーーー!」と歓声があがっていました。

今年は豊作とあって、時間内に取りきれないくらいたくさんのじゃがいもを収穫出来ました。じゃがいもの畑仕事が終わったら、旬な素材を使った料理や羽釜を使ったごはん作りに挑戦します。

火を起こして羽釜でご飯作り!

普段は炊飯器で手軽に炊けるご飯ですが、今回はひと手間加えて羽釜を使いました。マッチで火を起こすところから挑戦しました。「こわーい」と、なかなか火をつけられない子や、「もっとやりたい」と言う子などさまざま。マッチを使う機会がほとんどない子どもたちにとって、貴重な体験のひとつになりました。

危ないからといって、作業をさせないのではなく、自分で経験したからこそ学べることもたくさんあります。火の扱い方には細心の注意が必要なこと、普段の生活の便利さを実感できるなど、子どもたちにとってはどれも貴重な経験。また、自分たちでご飯を作ったという達成感をより感じることができますね!

無事にご飯を作ったら、最後は旬なおかず作りです。

地場産の旬な野菜を使うおかず作りに奮闘!

おかず作りのサポートスタッフは、北村さん。使う野菜は、ほとんどが小川農園や狭山市で採れた地場産のものを選んで使いました

おかず作りに必要な野菜は、タイミングが合えば一緒に収穫もできます。これが意外に大盛況!「なす」や「ピーマン」がどんな状態で育ち方や収穫方法など、学びがいっぱいあります。また、普段目にするカタチではない野菜本来の多様さにも触れられる貴重な機会。「みて! し!!」と嬉しそうに収穫したピーマンを見せてくれました。

おかずは、各開催時期の旬な野菜を使いました! 2月は狭山特産里芋の芋煮やサラダ、3月はポドフやサラダ、6、7月は夏野菜カレーやサラダなど。
各回参加者同士の見事な連携でおいしいおかずができました。色合いがとってもきれいなサラダができましたよ。

自分で作った料理は格別!

小川農園のお庭に、みんなで机をセッティングして、外でご飯を食べました♪
「自分で作ったご飯」&「屋外で食べる 」の相乗効果で、「いつもの倍以上食べています!」「いつもは野菜食べないのに…」など、普段よりモリモリと食べている様子でした!

いっぱい体を動かして、お腹が空いたころに手間をかけて自分たちで作った旬なご飯を外でいただくことは、貴重な体験になりましたね!

四季を感じられるさまざまな貴重な体験をこれからもいっぱいお届けしていきます。親子のおでかけをもっと面白く!

いこーよ四季冒険部って?

親子のお出かけを変える! 「挑戦してみるワクワク=冒険」で四季のホンモノを体験。四季の冒険から始まる新しい成長のカタチを提案します。そして、「ありがとうを忘れず、自分らしく生きる人が溢れる社会」を一緒に作りませんか?

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ライター紹介

石川大晃

新規事業開発室の一員としていこーよ四季冒険部を担当。また、男性保育士として保育現場にも関わりつつ、大学との発達(成長)に関する共同研究もしています。子どもの育ちを色々な角度から紐解き、子どもたちが「自分らしく育つ場」をつくっていきます!

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