自転車に早く乗れるようになるという理由から、人気の高いランニングバイク。
ペダルやブレーキがなく、足で地面を蹴って前に進むランニングバイクは、2歳頃から扱えて自然とバランス感覚が身に付く、自転車に早く乗れるようになるとの評判から、ここ数年で爆発的に広まりました。
最近では数多くの大会が全国各地で開催され、参加者も年々増加傾向にあります。小さな子供達が元気に走り回る姿を見て、わが子にもやらせてみたいと思っている親御さんも多いのでは?
そこで、ランニングバイクにどっぷりハマっている2組のご家族にその魅力を聞いてみました!
KIDS BIKE FESTA2014 in SAITAMA-CITY 3歳クラスで優勝するなど、数々のランニングバイクレースで好成績を収めている佐々木美空ちゃん(4歳)にお話を聞きました。
「ランニングバイクに乗り始めたのは娘が1歳半の頃。三輪車と比べてコンパクトで置き場所に困らないと思い購入を決めました。はじめは跨いでゆっくり歩く状態でしたが、2歳になってすぐの頃、近所でランニングバイクの大会があったので試しに出てみたんです(写真上)。
結果は当然ボロボロで、何度も立ち止まって泣きながら走りました。それでもレース後に上手に走る子達を真似てずっと乗っていました。そこで、ランニングバイクのサークルに入って練習を始めたんです。
上手に乗りこなす友達を意識することで、もっと早く走りたい気持ちが芽生えるみたい。こんな幼い女の子でも負けると悔しがるし、一番になりたいという気持ちを持ってるんですよね」。
子供同士で競い合うように練習するうちに、内に秘めていた熱い「競争ゴコロ」に火がつき、今では多くの大会で入賞している美空ちゃん。レースに出場することで日本中にレース仲間ができ、視野がぐっと広がったんだとか。
レースに出て悔しさを経験したことで、向上心や粘り強さが身に付いたとも言えそうです。
美空ちゃんは現在レースBMXを練習中(写真上)。ランニングバイクは対象年齢が5歳までのものが主なので、それ以降はBMXやマウンテンバイクなどの二輪競技に移る子供も多いんだとか。
「うちは競争するよりも仲間と一緒に楽しく乗りたいタイプです。ランニングバイクのいいところは自然と友達が増えるところ。公園で乗っている子を見つけると『あ! 同じの乗ってる子がいるよ』と近寄っていってすぐに仲良くなれるんです。
ランニングバイクという共通点のおかげで、初対面の子でも声をかけやすいみたい。子供は社交的になるし、親同士も会話が弾みやすいですね」。
そんな2人もレースに出るととたんに真剣な表情に変わるそう。トロフィーを手にする上位の子達を遠くから眺めて、時には悔し涙を流すことも。
「親としては正直、『負ける』ことに対して少しかわいそうかな?と感じる時もありますが、それも大切な経験のひとつ。負けたくないという気持ちが芽生えてきたんだと思えば、その成長をうれしく感じます」。
ランニングバイクにはまる子の共通点に、一緒に練習できる兄弟や友達の存在がありました。せっかく買ったのに全然乗る気がないというお子さんには、公園やサークルなどでランニングバイク仲間を作ってあげるといいかもしれません。
直感的に操作できてバランス感覚も身に付くランニングバイク。子供はもちろん、親も一緒に楽しんでいる印象を受けました。親子で熱中できるものがあることで、絆もぐっと深まるんですね。
この冬は寒さも吹き飛ばしそうなランニングバイクデビューしてみませんか?
ペダルやブレーキがなく、足で地面を蹴って前に進むランニングバイクは、2歳頃から扱えて自然とバランス感覚が身に付く、自転車に早く乗れるようになるとの評判から、ここ数年で爆発的に広まりました。
最近では数多くの大会が全国各地で開催され、参加者も年々増加傾向にあります。小さな子供達が元気に走り回る姿を見て、わが子にもやらせてみたいと思っている親御さんも多いのでは?
そこで、ランニングバイクにどっぷりハマっている2組のご家族にその魅力を聞いてみました!
競争することで芽生える、子どもの自立心
ランニングバイクの大会は、保護者が主催するような小規模なレースから、年間を通してシリーズ戦として開催される全国規模の大会まで幅広く存在します。主に2歳〜5歳くらいまでの子供が参加でき、体格差や安全面を考慮して年齢別でクラス分けされています。KIDS BIKE FESTA2014 in SAITAMA-CITY 3歳クラスで優勝するなど、数々のランニングバイクレースで好成績を収めている佐々木美空ちゃん(4歳)にお話を聞きました。

結果は当然ボロボロで、何度も立ち止まって泣きながら走りました。それでもレース後に上手に走る子達を真似てずっと乗っていました。そこで、ランニングバイクのサークルに入って練習を始めたんです。
上手に乗りこなす友達を意識することで、もっと早く走りたい気持ちが芽生えるみたい。こんな幼い女の子でも負けると悔しがるし、一番になりたいという気持ちを持ってるんですよね」。
子供同士で競い合うように練習するうちに、内に秘めていた熱い「競争ゴコロ」に火がつき、今では多くの大会で入賞している美空ちゃん。レースに出場することで日本中にレース仲間ができ、視野がぐっと広がったんだとか。
レースに出て悔しさを経験したことで、向上心や粘り強さが身に付いたとも言えそうです。

公園で新しい友達が増えた! 子どもの社交性も育める
もちろん、大会に出場して優秀な成績を収めるのは誰もができることではありません。兄弟でランニングバイクをにはまっているという齋藤凛太郎君(5歳)と凛空君(3歳)は、レース出場も経験しつつ、普段は公園で友達と一緒に遊びの1つとして楽しんでいるそう。
ランニングバイクという共通点のおかげで、初対面の子でも声をかけやすいみたい。子供は社交的になるし、親同士も会話が弾みやすいですね」。
そんな2人もレースに出るととたんに真剣な表情に変わるそう。トロフィーを手にする上位の子達を遠くから眺めて、時には悔し涙を流すことも。

ランニングバイクを楽しむための注意点は?
ランニングバイクに乗るときの注意点を、日本ランニングバイク連盟(JRBF)に聞いてみると、最低限以下の3つを守ることが基本とのこと。1.公道や坂道などの危険な場所では絶対に乗らない
ランニングバイクを公道で乗ることは禁止されています。面倒でも、公園まで押すか担いで持っていきましょう。2.ヘルメットとプロテクターは必ず身につける
子供の安全を守る大切な装備。ちなみに今回取材したご家族はいずれも装備をきちんとしているので、これまでに一度も大きな怪我をしたことはないそうです。3.いつでも親が注意を払い、無理なことはさせない
親の目が届かない場所まで勝手に行ってしまわないように、乗っていい範囲をあらかじめ決めて約束しておきましょう。バランス感覚が身に付き自転車への移行もスムーズ!
今回取材に答えてくれた子供達は、教えなくてもほんの数分の自主練習で自転車に乗れたそうです。ランニングバイクが自転車への近道というのはどうやら本当のようです。ランニングバイクにはまる子の共通点に、一緒に練習できる兄弟や友達の存在がありました。せっかく買ったのに全然乗る気がないというお子さんには、公園やサークルなどでランニングバイク仲間を作ってあげるといいかもしれません。
直感的に操作できてバランス感覚も身に付くランニングバイク。子供はもちろん、親も一緒に楽しんでいる印象を受けました。親子で熱中できるものがあることで、絆もぐっと深まるんですね。
この冬は寒さも吹き飛ばしそうなランニングバイクデビューしてみませんか?