10月3日は「登山の日」。澄んだ秋空の下「親子でトレッキングをしてみたい!」なんて方も多いのではないでしょうか。そこで、アウトドアブランド「モンベル」の櫻井利通さんに、親子トレッキングのノウハウを教えてもらいました。
「子どもを背負って山歩きを楽しめるベビーキャリアというアイテムもあるので、0歳からでももちろん登山は可能です。ただ、 子どもたちが自分の足でしっかりとトレッキングを楽しむなら、4歳〜5歳くらいがおすすめですね。その際、子どもが歩くペースを大切にすることがポイント。通常のコースタイムの1.5倍〜2倍程度を想定し、道中でぐずっても気長に待てるだけの余裕のあるプランニングを心がけてください」(櫻井さん)。
また、バテないために、こまめに水分や食糧を補給するのもポイント。ケガや熱中症、低体温症など、街とは異なるリスクに直面することもあるので、子どもの体調の変化を観察することも大切だそう。また、登山ルート選びも重要なのだとか。
「関東近郊だと、神奈川県の大山や千葉県の鋸山、東京都と神奈川にまたがる陣馬山、山梨県の大菩薩峠などがおすすめですね。 ある程度の距離ごとにトイレが設置されていて、登山道が整備されている点もチェックしておきたいですね。悪天候の際には予定を中止するなど、気象条件にも十分配慮をして、安全に親子トレッキングを楽しんでください」(同)。
櫻井さんが教えてくれたおすすめの山の歩行時間は、最も短い鋸山で35分程度〜。歩行時間の長い陣馬山の場合、6時間程度のコースとなるので、子どもの体力にあったトレッキングルートを選びたいもの。また、秋〜冬の登山は、雪が降らない山を選択することも重要ではないでしょうか。
「『登山靴』は、一般的に防水性があり、ソールが固く歩きやすく作られています。ただ子供は足が柔らかく、足が痛くなる、変形するなどのデメリットがあるため、始めの頃は柔らかめのソールの靴がおすすめです。雨や汗で体を冷やさないようにするための『雨具』は、ゴアテックスなどの防水透湿性素材のアイテムを」(同)。
「また、登山用の『ザック』は、背負いやすく重さを分散できるため、トレッキング中の疲労感を軽減できます。自分のおやつなどを持たせてあげるとより楽しんでくれるかと思います。さらに『衣類』は、綿ではなく化学繊維のものを選んでください。汗を素早く吸収・拡散してくれるので、汗冷えによる体温の低下を防ぎます」(同)。
雨や風からしっかり体を守ってくれる「雨具」や「衣類」は、低体温症のリスクなどを確実に低減してくれるアイテム。また、グリップ力が高く、足首をしっかりホールドする登山靴は、転倒や滑落、捻挫などの危険から子どもを守ってくれます。登山用品は一般のアイテムよりも高性能な分、少し高価なことが多いもの。けれど、万が一のリスクに備えるためにも、ぜひアウトドア用の本格的なアイテムを揃えておきたいところです。
モンベルでは、子ども用の登山靴「メドーウォーカー Kid's(¥5,800税別)」や子ども用のレインウェア「レイントレッカー Kid's 100-120(¥6,900 税別)」、子ども用ザック「グラナイト パック Kid's 10(¥4,000 税別) 」などを展開。アウトドアブランドのキッズ向けアイテムをチョイスしておけば、間違いなさそうです。
「親子向けのトレッキングイベントであれば注意事項の説明もありますし、ガイドがつくので比較的安全に親子での山登りを楽しめます。モンベルでも『親子で山登り丹沢大野山』(開催日:10月10日、11月21日)などのイベントを企画しています。実際に子供の成長を目の前で見られ、親自身も成長できること。日常で触れる機会の少ない自然の中で遊べること。そして、危機回避能力・危険予測を養えること…など、親子トレッキングには様々な魅力があります。興味がある方はぜひ一度、体験してみてください」
手つかずの自然にふれたり、森の中でいつもはできない会話をしたり、頂上からの絶景を一緒に眺めたり…。親子が同じ目線で山を歩くトレッキングの時間は、きっと貴重な家族の思い出になるはず。さぁ、この秋には親子トレッキングデビューしてみませんか?
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デビューは4歳〜5歳から! 子どものペースで楽しもう
自然の豊かさにふれ、体力を養い、一歩一歩進んで行くことの大切さを学ぶ…。親子トレッキングには様々な魅力がありそうですが、そもそも「何歳くらいから」親子での山歩きを楽しめるものなのでしょうか。「子どもを背負って山歩きを楽しめるベビーキャリアというアイテムもあるので、0歳からでももちろん登山は可能です。ただ、 子どもたちが自分の足でしっかりとトレッキングを楽しむなら、4歳〜5歳くらいがおすすめですね。その際、子どもが歩くペースを大切にすることがポイント。通常のコースタイムの1.5倍〜2倍程度を想定し、道中でぐずっても気長に待てるだけの余裕のあるプランニングを心がけてください」(櫻井さん)。
また、バテないために、こまめに水分や食糧を補給するのもポイント。ケガや熱中症、低体温症など、街とは異なるリスクに直面することもあるので、子どもの体調の変化を観察することも大切だそう。また、登山ルート選びも重要なのだとか。
「関東近郊だと、神奈川県の大山や千葉県の鋸山、東京都と神奈川にまたがる陣馬山、山梨県の大菩薩峠などがおすすめですね。 ある程度の距離ごとにトイレが設置されていて、登山道が整備されている点もチェックしておきたいですね。悪天候の際には予定を中止するなど、気象条件にも十分配慮をして、安全に親子トレッキングを楽しんでください」(同)。
櫻井さんが教えてくれたおすすめの山の歩行時間は、最も短い鋸山で35分程度〜。歩行時間の長い陣馬山の場合、6時間程度のコースとなるので、子どもの体力にあったトレッキングルートを選びたいもの。また、秋〜冬の登山は、雪が降らない山を選択することも重要ではないでしょうか。
親子トレッキングで用意したい登山用アイテムとは?
はじめての親子トレッキングを思い切り楽しむためにも、登山道具などの準備はしっかりしておきたいもの。親子トレッキングのために用意しておきたいアイテムの代表格が、「登山靴」と「雨具」、「ザック」、そして登山用の「衣類」なのだそう。「『登山靴』は、一般的に防水性があり、ソールが固く歩きやすく作られています。ただ子供は足が柔らかく、足が痛くなる、変形するなどのデメリットがあるため、始めの頃は柔らかめのソールの靴がおすすめです。雨や汗で体を冷やさないようにするための『雨具』は、ゴアテックスなどの防水透湿性素材のアイテムを」(同)。
「また、登山用の『ザック』は、背負いやすく重さを分散できるため、トレッキング中の疲労感を軽減できます。自分のおやつなどを持たせてあげるとより楽しんでくれるかと思います。さらに『衣類』は、綿ではなく化学繊維のものを選んでください。汗を素早く吸収・拡散してくれるので、汗冷えによる体温の低下を防ぎます」(同)。
雨や風からしっかり体を守ってくれる「雨具」や「衣類」は、低体温症のリスクなどを確実に低減してくれるアイテム。また、グリップ力が高く、足首をしっかりホールドする登山靴は、転倒や滑落、捻挫などの危険から子どもを守ってくれます。登山用品は一般のアイテムよりも高性能な分、少し高価なことが多いもの。けれど、万が一のリスクに備えるためにも、ぜひアウトドア用の本格的なアイテムを揃えておきたいところです。
モンベルでは、子ども用の登山靴「メドーウォーカー Kid's(¥5,800税別)」や子ども用のレインウェア「レイントレッカー Kid's 100-120(¥6,900 税別)」、子ども用ザック「グラナイト パック Kid's 10(¥4,000 税別) 」などを展開。アウトドアブランドのキッズ向けアイテムをチョイスしておけば、間違いなさそうです。
ファミリー向け登山イベントに参加するのもおすすめ
ルート選びや装備、リスク管理…など、様々なポイントに気を配りたい親子でのトレッキング。はじめての親子登山に不安がある方は、親子向けのトレッキングイベントに参加してみるのもおすすめなのだとか。「親子向けのトレッキングイベントであれば注意事項の説明もありますし、ガイドがつくので比較的安全に親子での山登りを楽しめます。モンベルでも『親子で山登り丹沢大野山』(開催日:10月10日、11月21日)などのイベントを企画しています。実際に子供の成長を目の前で見られ、親自身も成長できること。日常で触れる機会の少ない自然の中で遊べること。そして、危機回避能力・危険予測を養えること…など、親子トレッキングには様々な魅力があります。興味がある方はぜひ一度、体験してみてください」
手つかずの自然にふれたり、森の中でいつもはできない会話をしたり、頂上からの絶景を一緒に眺めたり…。親子が同じ目線で山を歩くトレッキングの時間は、きっと貴重な家族の思い出になるはず。さぁ、この秋には親子トレッキングデビューしてみませんか?
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