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こんな症状に要注意!赤ちゃん&子どもに多い爪トラブル

2016年8月26日飯田友美

赤ちゃんの爪は、小さくてやわらか。そのため、大人とは違うトラブルが起こることもあり、どうしたらいいのか悩んでしまいますよね。そこで「わかばひふ科クリニック」院長の野崎誠先生に、赤ちゃんや子どもの爪トラブルについてお話を伺いました。

赤ちゃんの爪はどのくらいやわらかいの?

小さくてかわいい赤ちゃんの手。その先にある小さな爪は、大人よりもずっとデリケートです。

赤ちゃんの爪は、大人の爪の半分から3分の2くらいの厚さしかありません。とてもやわらかく小さいので、扱いには注意したいところです。また、生まれたばかりの赤ちゃんの爪は短いですが、伸びるのはとても早いのです。」

赤ちゃんの爪は大人の倍くらいの早さで伸びるそうです。そのため、爪を切るのも5日に1回くらいのペースがよいのでは、と野崎先生。

「小さくて薄い赤ちゃんの爪はとてもやわらかいので裂けやすいです。爪を切るときは、爪切りハサミを使って丁寧に、角がとがらないよう丸く切ってあげましょう。爪を切るときにうっかりとがらせてしまうと、自分の顔やお母さんの体を傷つけてしまいますから注意してください。爪を切るタイミングは、赤ちゃんが寝ているときがいいですね。動かないので落ち着いて切れますよ。」

赤ちゃんの爪はもともとやわらかいので、お風呂上りに爪を切るのは不向きのようです。また赤ちゃんのうちは、テコ型の爪切りよりもハサミ型のほうが、角を丸く切りやすいのでオススメだそうです。爪を切るときに深爪を気にするあまり長めに切ってしまい、かえって爪が裂ける原因になることもあります。白い部分が見えるか見えないかくらいのところまで切っても深爪の心配はないとのことですので、目安にしてみてください。


赤ちゃんの爪トラブルはどんな症状が多いの?

それでは、赤ちゃんの爪トラブルで一番多いのはどんな症状なのでしょうか。

「どこかにぶつけて裂けるというのもありますが、一番多いのは爪の角が立って反り返ってしまうスプーンネイルですね。ハイハイが始まる6カ月頃から3歳くらいまでのほとんどの子がなっているのではないでしょうか。」

まだ爪がやわらかいこの時期、ハイハイしたり歩いたりすることで爪にも力がかかり、角のところが立って曲がってしまうのだそうです。

「スプーンネイルになったからといって、痛みなどがあるわけではありません。しかし、爪の周りからばい菌が入り赤くなってしまうなどの症状が出ることがあります。その場合は、すぐに病院へ行きましょう。」

赤く腫れてしまっても、ほとんどの場合は薬の服用で改善するとのこと。この時期のスプーンネイル自体はそれほど気にしなくてもいいそうで、年齢が上がり爪もしっかりしてくれば自然と解消され、4歳になる頃にはスプーンネイルは見なくなるとのことです。

小学生くらいの子に多いトラブルは?

それでは、爪がしっかりしてきてから起こる子どもの爪トラブルにはどんなものがあるのでしょうか。

「ぶつけたり挟んだりして爪が割れてしまったり、爪噛みなどのトラブルがあげられますね。」

爪が割れてしまった場合は、新しい爪が生えてくるのでそれほど心配はいらないそう。ただし、新しい爪が生えてきたときに古い爪が浮いてしまい、そこからばい菌が入ることもあるそうなので、浮いている爪はハサミや爪切りで切るといいと野崎先生。また、医療用のネイルを塗ることで爪が浮くのを防げるそうです。

爪を噛んでしまう場合ですが、行為そのものが一種のストレス発散となっていることが多いので、無理にやめさせなくていいと思います。ただ、噛んでデコボコになった爪の先端で身体を傷つけてしまうことがあるので、目の細かいヤスリなどできれいに削って整えるといいでしょう。」

また、爪を噛むくせを直したい場合は「バイターストップ」という、苦味成分が配合されている専用のネイルがあるそうなので、それを塗るのもひとつの方法ですね。


爪のトラブルは、迷わず皮膚科へ!

さまざまな爪のトラブル。少し割れたり曲がったりしているくらいであれば、あまり気にせずに爪を手入れしながら様子を見て大丈夫だということです。しかし、痛みが強い、腫れが広がってきているなどの症状が出てきた場合は、病院に行くことが必要だといいます。

「爪にトラブルがある場合、どの病院に行けばいいのか迷う方もいるようですが、皮膚科は爪の専門医です。痛みがあるときや、パカパカと浮いてしまった爪を手入れするのが怖いときなどは、どうぞ迷わずに皮膚科を受診してください。」

痛みや腫れが出た場合でも、病院で治療すればすぐに治ることが多いそうですから、おかしいな? と思ったら、ひどくなる前に診察してもらいましょう。


やわらかくて小さな赤ちゃんの爪、しっかりしてきた子どもの爪、それぞれトラブルはありますが、やたらと慌てたり、怖がったりする必要はなさそうです。こまめに状態をチェックして、自分で手入れができるようになるまでは親がしっかりと見守ってあげたいですね。

お話を聞いたのは…

  • 野崎誠先生

    山形大学医学部卒業後、国立成育医療研究センター皮膚科勤務などを経て、2013年に東京都武蔵野市吉祥寺にわかばひふ科クリニックを開業。専門は小児皮膚科で、アトピー性皮膚炎とあざの診断・治療に力を入れている。院内Websiteのブログにて、今、この時に気をつけるべき皮膚の病気について、情報を発信している。

  • わかばひふ科クリニック
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ライター紹介

飯田友美

出版社、編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライターに。好きなものは猫とパンダ、趣味はライブに行くこと、お芝居を観ること。杉並区在住。2児の母。

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