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【医師が解説】子どもの嘔吐・下痢が続く… 症状別の原因まとめ

掲載日: 2017年3月24日更新日: 2017年5月16日宇都宮 薫

子どもの嘔吐や下痢が長引くと、なんの病気かわからないまま、とにかく対処に追われてしまいますよね。「嘔吐・下痢」の症状がある場合、どんな病気が考えられるのでしょうか? 過去に「いこーよ」で掲載した記事の中から、「嘔吐・下痢」に関する病気をピックアップし、それぞれの特徴を北浜こどもクリニックの北浜直先生に解説していただきました。

▼この記事で紹介する病気

  • ノロウィルス
  • ロタウイルス
  • アデノウイルス

激しい下痢や嘔吐を繰り返す「ノロウイルス」

下痢、嘔吐、腹痛や軽度な発熱などの症状があるノロウイルス胃腸炎は、秋〜冬にかけて流行し、感染すると24〜48時間の潜伏期間を経て発症します。ノロウイルスは牡蠣などの貝類に含まれていることがあり、食中毒の原因にもなりますが、食べ物からの感染だけでなく、人から人への感染力も強いのが特徴です。」

感染した子どもの唾液、便や嘔吐物にもウイルスが含まれているので、処理には細心の注意が必要です。子どもが多く集まる場では、ウイルスが付いた手でおもちゃやタオルなどを触ることによって感染が広まります。」

「ノロウイルス」の記事はこちら

続いては、冬〜春に流行する「ロタウイルス」です。


乳児は症状が重く出やすい「ロタウイルス」

ロタウイルス感染症は、 生後6カ月から2歳頃までの乳幼児を中心に、冬から春先にかけて流行します。潜伏期間は2〜3日で、下痢・嘔吐・発熱などの症状があります。ロタウイルスに感染すると、便の色が白っぽくなることもあります。」

「特に乳児がロタウイルスに感染すると、症状が重く出る危険性があります。ロタウイルスは重症化を防ぐワクチンがあるので、生後6週から14週6日までに1回目の接種をおすすめしています。」

「ロタウイルス」の記事はこちら

季節性なく発症する「アデノウイルス」

季節性があるノロウイルス、ロタウイルスと違い、アデノウイルス胃腸炎は年間を通して発症するのが特徴です。1〜2週間の長期にわたって水っぽい下痢が続くことがあり、微熱や喉の痛み、目の充血などを伴うことがあります。」

「自宅で安静に過ごし、症状が落ち着くまでは水分以外の食事を控えましょう。下痢や嘔吐による脱水症状を避けるために、経口補水液でこまめな水分補給をしてください。」
   

「なおアデノウイルスには50種類以上の型があり、胃腸炎だけでなく、結膜炎・膀胱炎など、型によって症状が異なります。夏場に流行しやすい『プール熱(咽頭結膜熱)』も、アデノウイルス(主に3型)によるものです。」

「アデノウイルス」の記事はこちら

家族内でも感染が広がりやすい嘔吐・下痢。感染を広めないためにも、適切に嘔吐物や便を処理し、きちんとケアをしてあげたいですね。気になる症状がある時は、自己判断せず必ず医療機関を受診しましょう。

お話を聞いたのは…

  • 北浜 直 先生

    北浜こどもクリニック院長。「地域に密着したママの駆け込み寺」を目指し、「どんな些細な相談でもウェルカム」という理念で多くの患者を受け入れている。

  • 「北浜こどもクリニック」ホームページ
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ライター紹介

宇都宮 薫

編集プロダクション勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、単行本(ビジネス書・実用書)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは、出産、育児、健康、おでかけ、芸能、グルメなど。まち歩きとバイクが好き。

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