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【医者が解説】「咳(せき)」の症状別子どもの病気まとめ

発作のような激しい咳、長引く咳、乾いた咳など、咳にも様々な症状があります。子どもに気になる「咳」の症状がある時、どんな病気が考えられるのでしょうか? 過去に「いこーよ」で掲載した記事の中から、「咳」に関する病気をピックアップし、それぞれの特徴を北浜こどもクリニックの北浜直先生に解説していただきました。

▼この記事で紹介する病気

  • マイコプラズマ肺炎
  • RSウイルス感染症
  • ぜんそく
「発熱」の症状別子どもの病気まとめはこちら

痰のからまない乾いた咳が特徴の「マイコプラズマ肺炎」

「マイコプラズマ肺炎は、『肺炎マイコプラズマ』という、細菌のような微生物が引き起こす呼吸器感染症です。普通の風邪と同じように、発熱や喉の痛み、全身の倦怠感などの症状が現れますが、熱が下がったあとも長期にわたって咳が続きます。」

マイコプラズマ肺炎の場合、痰のからまない乾いた咳が特徴的です。とくに夜間に咳がひどく出て眠れないことも。肺炎のようなゼロゼロしたり、ゼーゼー、ヒューヒューといった音(喘鳴)は出ないのでわかりにくいのですが、簡易検査で調べることもできるので、いつまでも咳が止まらない場合は、お医者さんに相談してみましょう。」

「マイコプラズマ肺炎」の記事はこちら

次は、特に赤ちゃんが注意したい「RSウイルス感染症」です。


1歳未満の赤ちゃんは重症化も…「RSウイルス感染症」

「RSウイルス感染症は、2歳以上の子どもや大人が感染しても、咳、鼻水、発熱といった軽い風邪症状程度で済むことが多い病気です。ただ、特に注意が必要なのは1歳未満の赤ちゃんが初めて感染した時。小さな赤ちゃんは重症化しやすく、乾いた咳を何度も繰り返し、細気管支炎(空気の細い通り道が炎症する)や肺炎を引き起こすこともあります。呼吸がぜいぜいしたり、肩で息をするような状態であれば、すぐに病院に連れて行きましょう。」

また、1歳未満の赤ちゃんは症状がひどく出るため、それがきっかけになってぜんそくになりやすいとも言われています。赤ちゃんは自分で辛さを伝えることができないので、注意深く見守ってあげてください。」

「RSウィルス感染症」の記事はこちら

最後は、呼吸音が特徴的な「ぜんそく」です。

激しく咳込み呼吸が苦しくなる「ぜんそく」

鼻水や喉の痛みなどの風邪の症状がないのに、咳だけが止まらない場合には、ぜんそくの疑いがあります。発作を起こすと激しく咳き込み、呼吸のたびに『ゼーゼー』『ヒューヒュー』という音がするのがぜんそくの特徴です。」

「ぜんそくは気管支がアレルギー性の炎症を起こすことで発症するため、その原因は多岐にわたります。ダニやハウスダスト、タバコの煙などのほか、激しい運動をしたり、天候や気圧の変化でも咳が止まらなくなる場合があります。」

「また、『ゼーゼー』『ヒューヒュー』などの音はしなくても、3週間以上の長期間に渡って咳が続く場合は、ぜんそくの前段階とも言われる「咳ぜんそく」のことも。長期間にわたって咳が止まらない場合は、ぜんそくや咳ぜんそくの疑いがあるので、早めに病院を受診しましょう。」

「ぜんそく」の記事はこちら

空気が乾燥する冬は、あらゆる感染症が流行しやすい季節です。咳が出ている場合は、その原因を突き止めて適切に治療するためにも、自己判断するだけで終わらせず、必ず医療機関を受診するようにしましょう。

お話を聞いたのは…

  • 北浜 直 先生

    北浜こどもクリニック院長。「地域に密着したママの駆け込み寺」を目指し、「どんな些細な相談でもウェルカム」という理念で多くの患者を受け入れている。

  • 「北浜こどもクリニック」ホームページ
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ライター紹介

宇都宮 薫

1980年生まれ。フリーランスの編集者・ライターとして活動中。4歳、1歳の娘と同業者の夫との4人家族。過去にバイク雑誌編集部やライター事務所に所属し、出産を機にフリーランスへ転向。独身時代から大の旅好きで、バイクや原付に乗って日本中を巡る。子持ちとなった今は、家族揃ってのおでかけに情熱を燃やしている。

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