
家庭の数だけある子育てルール。今回は、「我が家の子育てルール」について、いこーよユーザーにアンケート調査を行いました。勉強や生活に関する親子の決まりから、夫婦で決めた共通ルールまで、パパママの生の声をまとめて紹介します!
子どもとの約束編

いこーよユーザーに、親子で約束したり夫婦で決めたりしている『我が家の子育てルール』について聞いたところ、357人が回答。日常生活のちょっとしたことから教育方針にいたるまで、さまざまなコメントが寄せられました。
言わないとやらない…勉強について
ルールを決めている人が多かったのが、勉強について。言わなくても自分からやるという子はやはり少数派の模様…。習慣づけるための工夫がたくさんありました。
「毎日ドリルを30分したら、好きな本(マンガ含む)を読んで良しという約束をしています」(リオママさん/9歳・3歳女の子のママ)
「勉強したら、勉強した内容をお母さんに説明する」(まぐみさん/4歳女の子のママ)
「学校から帰ったら手洗い・うがい・宿題の順番を徹底させています」(I.Tさん/8歳・0歳女の子のパパ)
毎日が交渉? テレビやゲームについて
勉強とは逆に、子どもが大好きなのがテレビやゲームですが、親としてはあまり時間を増やしたくないですよね。「食事中は禁止!」という家庭はとても多くありましたが、さらにルールをプラスしている回答も多く見られました。
「食事や就寝時はテレビを消す。親が消すとグズるので、子どもが自分で消すように誘導しています」(みどりさん/2歳・0歳女の子のママ)
「テレビゲーム、スマホは1日30分までとしている」(H.Eさん/5歳・0歳女の子のママ)
「朝起こされる前に起きなければ、幼稚園から帰宅後にテレビを見られない」(たまうささん/4歳男の子のママ)
好き嫌いにはどう対応? 食事について
同じく多かったのが「食事」についてのルール。健康や成長にも関わることだけに、パパママも真剣です。
「好きなおかずを先に食べて、嫌いなおかずは残してしまうことが多いですが、嫌いでも半分は食べるように促しています。上の子は特にブロッコリーが苦手でしたが、頑張ってひと口は食べるようにしていたら、最近は自分から進んで食べるようになりました(いまもひと口だけですが…)」(H.Tさん/4歳・2歳男の子のママ)
「出されたご飯やおやつに文句を言わない! 嫌だったら食べない。お腹がすいても、何も特別には出さないよ!」(T.Tさん/10歳・4歳女の子、8歳・7歳男の子のママ)
「週末は必ず一度は一緒に料理をする。一緒に食材の買い物をするときは、必ず原材料や添加物などを見て、健康を考えて買う勉強をする。分からなかったことをメモしておいて、あとでインターネットで調べて学習」(おまめさnさん/6歳女の子のママ)
基本が大事! しつけや礼儀について
挨拶をはじめ、嘘はつかない、他人の気持ちを考えるなどは人間関係の基本。小さいころからルールを決め、くり返し教えていくことが大切ですね。
「毎日起床時は『おはよう』、就寝時は『おやすみなさい』、出かける際は『行ってきます』、人に会ったら『おはよう』『こんにちは』を言うように約束しています」(じゅあちさん/3歳女の子、1歳男の子のママ)
「『ありがとう』、『ごめんね』は、いつ誰にでも言う。されて嬉しかったことは、相手にも同じようにする」(めろんぱんさん/4歳女の子のママ)
「嘘をついたら親子の縁をきる」(M.Sさん/12歳・7歳・2歳女の子ママ)
ここにもルール…家でも過ごし方について
家での過ごし方にもさまざまなルールがあるようです。時間を決めて取り組んだり、ルーティーンを取り入れている家庭も。
「食事の前、お風呂の前、出かける前、寝る前など、活動の区切りで片付けをする。おやつは夕食の後」(ちりこさん/4歳・1歳男の子のママ)
「夕食後は家族で読書タイムです。好きな本を持ち寄ります」(そうさん/5歳男の子のママ)
「寝る前にその日の一大ニュースを母(私)と娘で言い合いっこしてストレス発散する」(F.Tさん/9歳女の子のママ)
夫婦間での約束編

続いて紹介するのが、「夫婦間での約束事」。子どもが生まれるとパパママとしての役割分担も必要になりますが、よりよい方向に向けた努力や工夫も多く寄せられました。
これは真似したい? パパとママの役割分担
圧倒的に多かったのが、「夫婦そろって叱らず、一方がフォローに回る」という回答。子どもを追い詰めないことは大切ですね。自然とそうなったケースもあるようですが、お互いのライフスタイルなどに合わせてうまく分担している家庭が多いようです。
「いいことをしたら二人でほめて、悪いことをしたらどちらかが怒り、どちらかがしっかり説明。最後は、親二人で頭をなでる」(m.iさん/1歳男の子のママ)
「旦那はいつもいないので、私がしつけ役。たまにしかいないのに怒られると子どももショックを受けるので、小さい注意はママがして、基本的にパパは怒らず、子どもと楽しく接してほしいとお願いしています」(もぐらくんママ/5歳男の子、0歳女の子のママ)
「土日は交代で子どもと遊んで、お互い1人の時間を作っています」(T.Mさん/6歳・2歳男の子のパパ)
どんな子に育ってほしい? 教育方針に関して
教育方針に関しては、「親としてどんな姿を見せるか…」という回答が多かったです。子どもは本当に親の様子をよく見ていますよね。
「子どもから学ぶことも多いため、ただの経験談で叱ったり教育したりするのではなく、親としての権威が強く出過ぎないようにバランスをとり、子どもとともに成長していくように話し合う。親の弱さも共有し、ありのままの姿を見せる」(くむさん/12歳・7歳・4歳女の子のパパ)
「子どもの意見だけを優先せずに家族全員で話し合う。怒るときは本気で怒り、解決するまで話し合う。家族間の会話と笑顔を大事に」(ままちんさん/7歳男の子のママ)
「家で仕事の愚痴や不満を言わない。子どもの前で人の悪口や汚い言葉を使わない」(ちぃさん/1歳女の子のママ)
あると便利! 子育てルーティーン
お風呂や食事などの日常生活や休日の過ごし方についても、約束事を設けている夫婦は多いようです。あらかじめ決めておけば、有意義な時間になりますね。
「だらだら食べて食事に時間がかかるので、時計を見せて『長い針が○○になったら(30分後くらい)おしまいね』と言って時間を意識させ、その時間になったら食べ残しても片付ける。ルールを決めて夫婦ともにやるようにしたら、子どもが時間内に食べられるようになった」(ちゃんまりさん/4歳女の子のママ)
「年に2回、県外旅行に連れていく。県外のことに興味を持ち勉強になると思う」(へきほーさん/3歳男の子のパパ)
「夫は仕事ばかりであまり子どもと話す機会がないので、仕事から帰ってきたらすぐ、子どもとお風呂に入ってもらうようにしています。また、数字が理解できるよう、湯ぶねにつかったら60まで一緒に数えるようお願いしています」(あーちゃんさん/12歳・7歳・1歳女の子のママ)
パパママから子どもへの「マイルール」

親子でも約束事ではなく、自分なりのルールを決めて接しているパパママもいるようです。最後に番外編として少しだけ紹介します。
「朝と夜のハグ。保育園に預けている時間が長いので、『運ぶためのだっこ』ではなく、ちゃんと声をかけながらスキンシップとしてのハグを欠かさないよう気をつけています」(ぴのさん/1歳女の子のママ)
「きちんと言葉にして伝えることを意識しています。例えば、テレビを近くで見てほしくないときは『テレビを近くで見たら、○○ちゃんの目が悪くなるかもしれないから、もう少し後ろで見ようね』と言います。大人同士でもそうですが、気持ちを言葉で伝えるのは大切だと思います」(Nmさん/1歳女の子のママ)
ほんの一部をご紹介しましたが、「うちでもぜひ取り入れたい!」という意見もあったのではないでしょうか。子どもの健やかな成長への願いは、どの親も共通です。いろんな意見を参考にして、よりよい未来につながるといいですね。