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親子サイクリングで走る楽しさ&思い出を共有しよう!

掲載日: 2015年8月17日更新日: 2017年5月16日石橋 夏江
ここ数年、男性を中心に人気のサイクリング。子どもが自転車に乗れるようになったら、ぜひ親子でも楽しみたいもの! そこで今回は、自転車評論家の疋田智さんに親子サイクリングの楽しみ方を伺いました。

自転車が親子のコミュニケーションツールに!

自身も3人の子どもの父親として親子でサイクリングを楽しむこともあるという疋田さん。最近、お気に入りのサイクリングスタイルは、子ども用自転車に乗る長男(7歳)の後を、次男(4歳)と長女(1歳)を乗せた3人乗り自転車で走るというもの。
そんな疋田さんが考える親子サイクリングの魅力とは?

「親子サイクリングだと子どもにあわせてゆっくり走らなければいけないので、自転車をスポーツとして純粋に楽しみたい人は物足りなさを感じるかもしれません。でも、 親子サイクリングの魅力はそこではないと思うんです。」

とにかく自転車に乗る子どもの様子がめちゃくちゃかわいい! 周りの景色や様々なものに興味を示す様子とか、真剣に前を見て自転車をこぐ姿とか。そして、子供自身に自分の力でこんなところまで来ることができたんだという、達成感を感じてもらえるのもいいですね。うちの子どもたちも、自転車で知らない場所まで行けるというのが、自分の領土が広がったみたいでとてもうれしいようで、自転車には喜んで乗りますね。」

「走行中はそれほど会話はできませんが、サイクリングの前後に自転車に乗る際のルールを教えたり、その日走ったコースや見た景色の感想を言ったりと、 自然に親子間の会話が増えたり思い出が共有できるのも親子サイクリングの魅力だと思います。」

子どもがまだ一人で乗れなくても、親子で自転車を楽しむ方法も!

まだ補助輪なし自転車に乗れない子どもにおすすめ!と疋田さんが教えてくれたのが ランニングバイクこれはペダルがなく、足で蹴りながら進む子ども用自転車です。自転車の練習用として利用されることが多かったのですが、最近は各地でレースイベントが行われるほどの人気なのだとか。

「ランニングバイクに乗ることで バランス感覚が養われますし、イベントなどに参加すれば、自転車に乗る楽しさを子どもたちに感じてもらえると思います。」

「また、 自転車の練習をするならぜひサイクリングロードのある公園へ。最近は自転車の乗り入れを禁止している公園も多いので、練習をするのにも注意が必要です。その点、サイクリングロードのある公園であれば安心。ただ、普通に自転車で走る大人もたくさんいますので、そういった人への配慮は忘れずに。」

子どもとサイクリングする時の注意点

そんな様々な魅力や楽しみ方がある親子サイクリングですが、最も気を付けたいのが安全面。親子サイクリングで特に気を付けるべきことはどんなことなのでしょう?

必ず守ってほしいのが、左側走行をすること。自動車と対面になって目視できるので右側走行の方が安全なのでは…?と考える人もいますが、それは大きな間違い! 自転車事故の6割近くが出合い頭で起きています。しかも、そのほとんどが右側通行によるもの。子どもに守らせるのはもちろん、親自身が日頃から左側走行を徹底し、その姿を見せることも大切です。」

「また ヘルメットは必ず被るようにしましょう。その際、子どもだけに被らせるのではなく、必ず自分も被るように。そうすることで、子どもも嫌がらずに被ってくれるはず。大人用自転車にバックミラーを取り付けるのもおすすめ。後ろを走る子どもの様子や車を確認することができて、とても便利です。最近は簡単に取り付けられるものが売られているので、ぜひチェックしてみてください。」
最初は交通量や路上駐車の多い道路を避け、家の近所の慣れた道から少しずつ走る範囲を広げていくのがいいですね。走るスピードは子どもにあわせてあげましょう。子どもを前にするか、後ろにするかは難しいところ…。前にした方が子どもの様子を確認しやすいというメリットがありますが、飛び出しなどのリスクも。後ろを走らせることで、停止などを徹底させることができますが、状況を確認しにくいのが難点です。親の前後どちらを走らせるのがベストというのはありませんが、子ども慣れ具合や性格にあわせるのがいいと思います。」

親子サイクリングはこんな場所で楽しむのがおすすめ

さらに慣れてきたら、親子でいろいろな場所でサイクリングを楽しみたいところ。そこで、より親子サイクリングを楽しめる場所や便利なサービスについても教えてもらいました。

手軽に楽しめる街中の「シェアサイクル」に注目!

最近、各観光地で増えているのが、ちょい乗りに便利な街中のシェアサイクル。エリア内にサイクルポートがいくつも設置されていて、簡単な手続きで借りることができ、値段も格安。さらに、違うポートでの乗り捨てもできるので観光スポット間の移動や街の散策などに便利です。」

その中でも特におすすめしたいのが金沢の『まちのり。システム自体はほかの観光地とそれほど変わりないのですが、ポートの密度が最適なのと、サイクリング用の地図が充実している点が高ポイント。主要な観光地とポートの位置だけでなく、自転車走行指導帯や自転車歩道通行可な場所も示されています。」

「日本のシェアサイクルはきちんと整備されているものがほとんどなので、あまり心配はいりませんが、借りる際は念のため、タイヤとブレーキに不備がないかを最低限チェックするようにしましょう。またサドルが壊れていたり、ペダルが曲がっているということもたまにありますので、確認するとより安心です。」

プチ冒険気分が味わえる「サイクリングロード」にも挑戦!

「また、本格的なサイクリングロードに挑戦してみるのもいいですね。 サイクリングロードのいいところは、とにかく自転車が安全に走りやすく整備されているところ。それに、景色がいいところも多いです。人気サイクリングロード近くにはレンタサイクルが充実していますので、現地まで車や電車で移動し、現地で自転車を借りるのも手です。」

中でもいつか親子で挑戦したいサイクリングロードと言えば、愛媛の今治と広島の尾道を結ぶしまなみ海道でしょう。しまなみ海道は瀬戸内海を横断する自転車道で、比較的アップダウンが少なく子どもでも走りやすいのが特徴。全長が70㎞ほどありますから、途中、どこかで1泊して2日間で走るなど工夫すると、親子で無理なく楽しめると思いますよ。首都圏であれば、江戸川サイクリングロードも景色がよく人気です。」

これから徐々に暑さも和らいで、サイクリングには最適な時期。たまには子どもと自転車で出かけてみるのもいいかもしれませんね。

※参考書籍

お話を聞いたのは…

  • 疋田智さん

    自転車評論家。NPO法人自転車活用推進研究会理事。学習院大学生涯学習センター非常勤講師。通勤に自転車を使う“自転車ツーキニスト”の草分け的存在として、自転車の乗り方や楽しみ方、自転車を活かす街作りなどについての講演活動と行うほか、雑誌やテレビでコメンテーターとして活躍。著書に「自転車ツーキニスト」(光文社知恵の森文庫)、「自転車生活の愉しみ」(朝日文庫)、「おやこで自転車 はじめてブック」(子どもの未来社)などがある。一人で自転車に乗れるようになった長男の愛車はブリジストンのレベナ。

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ライター紹介

石橋 夏江

編集プロダクションverb所属。編集者・ライター。趣味は、旅行と写真とスキューバダイビング。プライベート旅でも、取材旅以上の分刻みスケジュールを組むため、友達がなかなか一緒に旅行に行ってくれないのが最近の悩み…。

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